小さい色したカエルの子
小さな瞳で恋をして
一億年が過ぎたけど
健気で綺麗な心映え
心はすこしも変えないで
透き通る小さい瞳で見つめては
小さい色に恋をする
入眠の際が瞼の奥で細い光を放っている
生と死の曖昧な絆という楔を
今は、強引に断ち切って 眠りの森へ
木漏れ日を抜けて下方へ沈みたい



怖さに尻込みした夜の
怖さに涙した夜の
夢 ....
夕寝から覚めて仰ぐや宵の月

兎と見ゆる愛でていとしき


君と居た夏のあの日や砂粒と

はらり揺らいで零れて落 ....
玄関の靴脱ぎ場で
わたしはあなたと話をしていた
あなたの欲しい不動産の話
わたしの欲しい不動産の話
玄関のドアは閉まっていた

肩にかけた鞄
夏の玄関は暑く隙間もない
わたしは不動産を ....
閉じる
今日が終わったら
とりあえず雨音の中で
夢を見よう
出来るなら昨日の続きがいいな
懐かしい人が居た

閉じる
今日が終わったら
とりあえずいつものように
明日が来るまでは
 ....
さみしいことを言わないで
抱きしめて
撫で撫でしてあげたくなるから
あまり甘えないで
おっぱいの間に抱き込んで
すりすり頬ずりしたくなるから
どうせいつか足蹴にして
行ってしまうくせに
発泡スチロールの上にカニの羅列
軽ゆでされた朱色の甲羅
白い皮膜に覆われた瞳
蛍光灯が囁きかけても光映さず

真ん中の一匹が買い物客に浚われる
手足は凍り無抵抗
投げ込まれるかごの奥
 ....
子供が行きたがっていたはずの
遊園地に行った
子供が恐がるであろう乗り物
恐がらないであろう乗り物
そのひとつひとつに順序良く
そしてなるべく丁寧に
乗っていく
スタンプカードがたまった ....
夜空に輝く月の光は

太陽に満たされた光だ

光とは

此処から離れた場所で

此処とは違う時空で

知らず与えられるのかもしれない

溢れてしまうまで

誰にも・・・自分 ....
生物は海から産まれた
全種類の半数は灰色の培養液に留まり
残りの半数は足を鍛え陸に上がる

海は完成された世界
命を終えた魚介類は砂浜へ打ち寄せられ
太陽の光が亡骸を燻し腐臭を発つ
群が ....
君と僕がいない 夏の陽に ふと振り向いた我が恋は
        あまりに異質で けれど愛しい

この恋に 気づいたときは 手遅れで
        命かけても あきらめられない

なんとなく 落ち込む夜 ....
生きてたら

きっと光が来るし

闇も来ると思う・・・

だから

いま

光のなか

精一杯生きよう

闇がきても光に変えられる力

持てるように・・・
昔付いた小さな嘘とか
愚かな行為とか
傷つく言葉とか 
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   が



誰にも見えない心の奥底
小引き出しに
夜の眠りの間 ....
ふう

夏が終わろうとしてる


僕はきみと
冷たいキスがしたくてさ?

氷の入ったグラスから
たくさんの水を飲んだ



そしたらハラグアイが
少しね



夏の終わりは
そんなアンニュイ
点と線を結んだら君がいたよ



気が付いた。

ラジオの向こうがわから

何やら ざわざわ聞こえるね

きっとそれはノイズ

ふたりが擦れた、音。


衣擦れだけが  ....
シンディのお勤めは6時から12時まで、『クリスタル・パレス』
お酒は弱いからいつもヘロヘロになって帰って来る
新聞も取ってないしワイドショーしか見てないから
話題と言ったらお客さんに合わせるだけ ....
わたしは 生みの親だもの
おまえが憎いわけは ない

けれども わたしは 手を貸さない


さぁ

潔く 
心地良く
羽ばたいて ゆけ



誤解も あるだろう
嫌悪 ....
サンダル 直しに
少ししゃがむ


背中にあなたの
視線が見える

ああ
わたしがゴルゴ13だったら
「オレの背中に立つな!」
とか言ってさ

振り向きざま ....
くらげが浮いている
通天閣の上にくらげが浮いている
ぼくらの時代はうざいんだって

透明な短冊が
あちこちで今年も風に揺れている
お経のように整然と
願い事が綴られているけど
院ばかり ....
 片手のナイフは今日も光ってる
 昨日のサーカス団の幻影を追って
 赤いテントの中に入れども
 その中には小象が一匹残っているだけで
 
 置いていかれたのだろう
 少しだけ鼻を揺らし ....
静かに夜がふけていくね
なんだかもう何もかも見失って
眠る必要なんて無いのかもしれない
それとも明日覚めなくてもいいのかもしれない

森がざわざわとゆれる
あたし、この中にとけてしまいたい ....
シーソーの両端にふたりで乗ると
どちらか重たいほうが地面に着くんだ
シーソーに乗る前から分かるものなんだ
どっちが重たいかってことは
駆け引きなんてものはない
君がいくらわたしの方が
重た ....
てとらぽっとは海につながれて
夕日が燃えて琥珀に変わるのを
見ていた

さよなら
さよなら
さよなら


駆け足で過ぎようとしている夏の
スカートの裾 ....
汗をかきながら
ここまで来ました

もう少し先まで
行ってみようと思います
空が割れて
夏で満たされたプールで
泳いでいる
さかなのアンテナで
誰とも触れることなく、すり抜けて
泳いでいる
すれちがう誰もさようならをうたわない


体の中心がどこなのか
わ ....
にゃはは♪

我輩は猫である

たまには笑っても見せるのさ
かたちとは目に映るもの色ありて

       固体と覚ゆ人の群れかな


地上では色無き物の存在は

       大気の流れ風と覚えし
君の星座が
ひとまわりして
月と
重なり

ハレルヤ!
世界は
うち崩れそうなアトラスの
背中 あたりで

繰り返すよ何度でも
ふたりぼっちに
なろうとも  ....
一文字一文字に視線を凝らし
こころの襞を丹念に畳み

ときおり涌き出る節足動物の感情を
日光が乱反射する水底に沈め

柔らかな肉の水面を デコードされたカモメたちが
捕食する様子を見なが ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一億年- あおば未詩・独白305-8-19
幽閉の森- 千月 話 ...自由詩12*05-8-19
夏残照- しらいし ...短歌13*05-8-18
玄関- チアーヌ自由詩6+05-8-18
閉じる- 自由詩905-8-18
さみしいのは- チアーヌ自由詩805-8-18
カニ購買- kw自由詩3*05-8-18
飴玉- たもつ自由詩1805-8-18
無償- ノクター ...自由詩3*05-8-17
海へ還る- kw自由詩105-8-17
城跡- たりぽん ...携帯写真+ ...505-8-17
かなわぬ恋に- 逢坂桜短歌9*05-8-17
。*゜光。*゜- 季結自由詩105-8-17
息子達へ- しらいし ...自由詩3*05-8-17
夏の終わりは哀しくて- 銀猫携帯写真+ ...14*05-8-17
ノイズ- Ree.自由詩305-8-17
シンディ- クリ自由詩605-8-17
うたの掟- 千波 一 ...自由詩16*05-8-16
サンダル★ゴルゴ- umineko自由詩8*05-8-16
うざい- tonpekep自由詩8*05-8-16
小象とナイフ- りぃ自由詩305-8-16
なくなりかた- nomi ...自由詩5*05-8-16
シーソーはほんとうにフェアなんだ- 鳴々門 ...自由詩505-8-15
さよなら夏- 落合朱美自由詩19*05-8-15
涼花- LEO携帯写真+ ...13*05-8-15
満水の夏- 望月 ゆ ...自由詩37*05-8-15
にゃはは- 銀猫携帯写真+ ...12*05-8-15
感_覚- しらいし ...短歌8*05-8-14
Leo_blue- umineko自由詩3*05-8-14
瞑想のオード- The Boys On ...自由詩3*05-8-14

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