すうっと伸びた白線が黄色に変わると
突然深いカーブにさしかかる
空は斜めに 大地は垂直に大きくずれる
追い越していく風のようなもの

花束はみるみる芽吹き土にかえる
こちら側の呼吸が止まる ....
愉快と不愉快の違いは言葉の上では1文字違いだが、
気持ちの上では雲泥の差となって現れる。
金額に換算したらどのくらいだろう。
感情に換算したら天文学的な相違で、
人を何人殺しても不愉快な感情は ....
生きながら魂となり
死してなお人を愛する

その心は
千年の時を超えて
今も誰かの命に宿る

今宵も
妖しく燃え立つは
情念の炎の
ふたつ みっつ
白く続く世界
腕を伸ばせば掴める
それはいつかの僕の夢
壊れかかった生命

いつからだろう
僕の心には誰かが棲みついて
気付けば見えない糸で
操られた抜け殻
鏡の向こうに映るのは
 ....
いや、
もう私が書かなくてもねえ
素敵な書き手の方はゴマンといますね
じゃあやめるわ
読むだけにするわ
と思うときは沢山あるですよ
あるですよってどうよ
けど、
そういう時に限ってなん ....
 太陽の日差しが
 風に乗って運ばれる雲に
 遮られるように
 この気持ちも
 貴方には届かないんだね

 宇治川に浮かぶ中之島
 風はまだ冷たく頬を撫でる
 二人で寿司詰めをほおばっ ....
ビーカーに水を入れ
アルコールランプを点けた
みるみる沸いた

何が実験だ
湯を沸かしているだけじゃないか
そう思った理科の時間

それからだって
今日だって
数え切れないほど
 ....
衝動買いしたあたらしい
さくら色のミュールは
今日もぽつねんとお留守番
靴箱で雨音を聞いている

いつものズックを取り出して
水たまりもひとっとび
バスぎりぎりまで朝寝坊

 ....
朝の空気の
光に濡れた
清々しい香気に、
私の五感はしとしとと沈み{ルビ水面=みなも}をみあげる重く熟した金属の愁い。

空間をよぎる
不透明な視線は、
無知な陽炎となってさえずり虚空を ....
わたしは赤い糸
つながる先を求めてふわふわ漂っている

わたしは赤い糸
つながりができてにこにこ笑ってる

わたしは赤い糸
長かったのを切られて呆然としている

わたしは赤い糸
ご ....
岬の先の夕暮れ
小さな星を示して
十光年離れているから
あれは十年前の光だ
と、言う君は
教科書のようだ

でも今見えている星は
そのまま今
の、{ルビ一番星=シリウス}

足摺 ....
もう見えない昨日の太陽

もう見えない昨日の満月

もう見えない昨日の夕陽

もう見えない小さい頃の思い出

もう見えない君の笑顔

もう見えない世界の裏側

もう見えない僕の ....
マウスボタンを
ポチッと押して
メールを送り
画面を見る
それで終わりならばいいのだが
すぐに
怖い小父さん駆けつけて
喧しく
文句を言うのだ
小さくなって
蹲る
世界が終わりに ....
想いはどこへ連れて行こう
涙はどこで手放そう
忘れられないことばかりを持って
僕らは何度もここに生まれた

円く繋がった道を歩こう
いつまでも終われない街を抜けよう
ガードレールの上で両 ....
 このタイトルで思い当たることは、大体同じだと思うのですが、それについてです。メイド喫茶についてのことを話さしていただきます。
 メイド喫茶のイメージは、あまり好きではなかったのです。暗い方々や現実 ....
私の中で水銀が蒸発していくようだ
体温で沸騰して犯されていく肺だ

今日も湿原は私以外のものでできている
鷺の仲間が冷たい水面で啼くのも
空を刺す枯れ草が雲に巻かれるのも
ふいに思い出すキ ....
夏を知らせに
来たんだよ

始まりは
白だったかな

密の味は
甘かったかな
 ぽつんと一人ワンルームマンション
 猫を2匹飼う

 飼いならされた僕の情熱
 
 放たれない恋の微熱


 遠くまで 遠くまで

 届いているのか僕の声

 虚しい時間 ....
風景は翠に染まり
懐かしい記憶に薄荷の味がする

今、ひんやりと誰かの影が映った

声を掛けようとしたら
今日の霧雨が人差し指の形になって
口元を制止する

濡れそぼった公園のベンチ ....
私の目に映るものの中で一番多いのは貴方
それは間違いないんです

だって本当に好きだから
一瞬でも目を離したくない

子供みたいな体温の
貴方の頬を両手で包むと

なんで ....
うちの紫陽花は
空に恋したスカイブルー
緑濃くなる毎日に
徐々に徐々に青ざめていく
雨にけぶる緑に
空が忘れないでと
呟いていくの
 悪夢に襲われ呆然といる僕
 外ははなまるの晴天

 しめった心を日向干しようと
 公園まで足を引きずりながら
 出かけた

 サラサラ髪の坊やは 
 季節に波乗りサーフィン

  ....
潜り込む 星の人形を
ヒソメル鱗の 綿あおい積木 

そろそろと 羽織らせた髪の陸湾
つけ足す かじり 染めた蕾

足から 運ばれる ひき潮の鞠音
消された煙 だけ 壁に ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
あなたが僕の夢に現れなくなって
ひと時が経ちます
幾度あなたの御姿が
僕を切なくさせたでしょう

僕の思い描くあなたの像が
西から東へと傾き
照れたように笑っています

お母さん
 ....
笑ってたんだ
笑ってたんだ
きっと
あったかい土に抱かれて
優しい雨に愛されて
まだ見ぬ地上の風に憧れて
君たち 泥んこぼうず達は
笑って
幸せに
暮らしてたんだ
そして 素直に育 ....
どうしよう なきそうだ

いままで あまえていた 

ははの 

せなかから

すべりおちてしまった みたいだ

あんまり

ちいさくなっていたから

なでてあげようとした ....
進めどこまでも

限りない空に向かって

虹を掴むためには

どうすればいいの?

誰か僕を導いてくれ

動き出した隙間風を使って

舞い飛ぶ

指先に感じる思いが絡まって ....
今日は
どんな空を駆けてきたの

泣いた子 笑った子
みんな輝いて 一目散

おかえりなさい
この胸に

おかえりなさい
この温かい胸の、内に
空を飛ぶことを夢見て
ニワトリ、ペンギン、ダチョウたちは
スキージャンプに挑戦する
「スズメ達が見てきた景色と同じものを見られるだろうか」と
高く高く飛ぶ

陽気なオウム、九官鳥たちは
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
別れ(ソネット)- セイミー自由詩106-5-27
モリアオガエル- あおば未詩・独白4*06-5-26
もののけ- 落合朱美自由詩14*06-5-26
- AKiHiCo自由詩406-5-26
ばかだよねーははは。- ふるる未詩・独白15*06-5-26
いにしえ- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-26
見る/観る- cyuma自由詩406-5-26
*あたらしい武器*- かおる自由詩10*06-5-26
透過- こしごえ自由詩19*06-5-26
赤い糸- 兎乃 し ...自由詩206-5-25
星よ、ほしよ- たりぽん ...自由詩1306-5-25
もう見えないよ・・・・・君が- こめ自由詩906-5-25
夜汽車- あおば未詩・独白5*06-5-25
蒼送- 霜天自由詩1606-5-25
メイドのイメージ- 海月散文(批評 ...1*06-5-25
おまえらでできている!- たりぽん ...自由詩8*06-5-25
ドロップス- LEO携帯写真+ ...12*06-5-24
虚しさを知っている- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-24
ラブ・アンド・ピース- 銀猫自由詩12*06-5-24
私の目に映るもの- 朽木 裕自由詩5*06-5-24
*あじさい*- かおる携帯写真+ ...9*06-5-24
休日- 山崎 風 ...自由詩6*06-5-24
メロウ- 砂木自由詩4*06-5-24
いかまほしきは- 落合朱美自由詩42*06-5-23
母へ- けんご自由詩606-5-23
新じゃが- さち自由詩18*06-5-23
せなかをみつめる- さち自由詩10*06-5-23
メロディーストーム、君たちのハートには響いているかい?- こめ自由詩706-5-23
太陽の子どもたち- 佐野権太携帯写真+ ...11*06-5-23
鳥のオリンピック- 壺内モモ ...未詩・独白7*06-5-23

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