雨上がりの水たまり
泥水も尊いいのち
綺麗な花が
尊いいのちなら
枯れた花も
尊いいのち
忘れないよ
ここにいたのは
尊いいのち
犬が
ぴちょん、と
鼻をつけ ....
四畳の和室は
ぴゅうぴゅうと風が吹き荒れて
窓際に掛けた古い制服の横で
私と云う個体が何かに脅えている
(そうら
(夏だよ
CDは何度も繰り返しながら
ゆっくりと世界を ....
朝霧の蒸発してゆく速さに
子供たちは
緑色の鼻先をあつめて
ただしい季節を嗅ぎわける
くったり眠っている
お父さんのバルブを
こっそりひらいて
空色を注入する
うん、うんとうな ....
まだ 明けぬ
朝間の空に
日の使者は
濡れ羽色した
大烏
烏 鳴く 鳴け
朝焼けを
呼び込む 力
漲って
今 日は昇る
いつもの リズム
右手にアイボリー色の傘
左手にスケッチブック
いつもの原っぱ
大きなくすのきの下に
しゃがみこむ
パレットにはお空の涙
透明な絵の具を
筆先に含ませ
描写する世界は無限色
....
見上げた空
偶然の 流れ星
あの日の涙 思い出す
サヨナラ ナミダ
さよなら あなた
カッパカッパラッタパラッパラッパウンパッパ
パラソルデルソルシオモッテコイ
しっかり夏売り出し中、でも
パラッパラッパと雨降る梅雨日和
気の早い百貨店では
夏じまいセールだって
冷 ....
あいが死ぬ
また
そこで
あそこで
小さな息はいて
誰にも見えないから
簡単に
あいが
しぬ
息を吸って
大声で泣いて
....
小さな渦にあめんぼが脚を取られていた
男は意味も無く泣いていた
空は薄く曇り
まるで世界中が白い
銀色に染まった朝の事である
コトコトと煮えるシチューの湯気に記憶が奪われていった
....
手を引いて
歩く指先は、きっと
温かかったような
そんな気が
している
お母さん、と
間違えて呼んだ私の
頭を撫でては
大丈夫と
微笑んでいたから
髪を結う仕草の ....
深夜の商店街
シャッターは降り
仄白く
外燈の明かりがやっと届く
人気の無い道を歩く
ふと目の前を
カゲロウが漂い
無意識のうちに
払い除ける
刹那
脳裏に浮かぶ詩が一 ....
食べるのならあげるけど
おそるおそる声をかけられた
手に持っていたのは 漬物のようなお菓子
中国の方から戴いたものだという
仕事がらみのおみやげで
自腹でせっかく持ってきてくれたものだけ ....
自慢話のかげには
いっぱいの不安
自慢話は確かでない
つかのまの
幸福への
祈りの言葉
あるいは
かつてはあったはずの
幸福への
なげき
だから
きいてあげるふりくらい
な ....
鬼さんこちら
手の鳴るほうへ
あたしのあとを
追いかけてきて
校庭に伸びる
わたしの分身
光を与えられない
無邪気な沈黙
朱色に染まる
雲の峰 ....
昼過ぎに起きると、
もう太陽は強く、
高く昇っているのだ。
だから、
洗濯をする。
あいつのものは分けてある。
黒いものは黒いもの。
白いもの白いもの。
....
近頃恋愛がどんなもんだったか
忘れてしまってる 分からなくなってきてる
とりあえずキスをして 長いキスをして
目を開けるまでに考えてみるよ
僕の腕の中で力が抜けていく
演技か本当か どっ ....
★弥陀の目
弥陀の眼を私は見た
見上げた12歳の少女の目
その瞳の柔らかき疑問を、美しとした
再びは見れぬ弥陀の目
慈悲のまろやかな輝き
4尺半の痩躯に漂う幼い気持ち
私は再びは ....
朝の窓辺の 隙間より
除かせる太陽
望遠鏡で除かれたような
光と蜃気楼
暑ささな光景を
カーテンで しのぐが
葉月の熱気は
家のなかに夏を 届ける
扇風機が首すじから ....
GIVEが先、TAKEが後
与えて与えて与えて
始めて貰える物
皆損得で動いている
GIVEばかりでもだめ
TAKEばかりでもだめ
GIVEですぐに見返りを
期待すると行き詰ってしま ....
何かに追われて
自分が見えなくなって
約束すら忘れて
遠い遠い道のりの途中で
出会いがあった
運命と呼ぶには
少し大袈裟な
そんな出会い
他人は他人
自分は自分
....
今まで見えなかったものが
見えるようになった
自分が生きている今の世界が
迷路になっている
高い壁と細い道しかない
何も拠りどころもなく彷徨い続けると
展望台と書かれた案内板があった
そ ....
君のクチビル お喋りな小鳥
喧嘩中のときは プンプン!
凡そ美麗とは言えない音符を嘴から吐き出している
(その) サマーコートの羽音からは不可解な羽ばたき
喧嘩中の癖にくっつき虫みた ....
煌く瞬間を探した一日も終わる
短い幻も消え去り
夜の静寂が
僕の精神を休ませる
明日には明日の僕がいる
遠のく昨日と同時に
近づく明日
ため息を凪ぎ捨てて
い ....
思うところがあり木の節をじいーっと眺めていたら
目が節穴になってしまった
オロオロと手と足を同時に動かして慌てていると
青リンゴの香りのする見知らぬ誰かさんが
あっちのほうにその辺の事情に詳し ....
涙色 空は蒼くて
水音がきらきらしてた
今日の後悔は明日には持ち越さない
反省、後悔は少なめの人生がいい 難しいけれど
だって明日死んだら困る
今日でも困る すごく 困る
毎日 ....
アナタはアタシに名前をつけてくれた
だけど、アタシがついてたウソのせいで
アタシにつけてくれた名前はどこかに行ってしまった
アナタがつけてくれたアタシの名前
そらなのか
空な ....
雨の中ひとり池に糸を垂らす釣り人の背中が背負う哀愁は
都会の交差点で人混みに揉まれているときに不意に感じる孤独に
似てはいないだろうか
とてつもなく独りなのだ
誰も己を知らない安心感は ....
せんだって、流星群がひとっつも見えなかった曇りの夜
ジョオニイはやっぱり仕事をクビになり
見えない恋人を連れて
俺んちにやってきた
ジョオニイの左の肩甲骨は
ややかしいでいるので
恋人 ....
+落葉の日には
赤い色、青い色
残りの空を数えている
穏やかな日々、頬は
青く紅葉として
時間は等しく流れていく
境目に乗って遊ぶ
あなたの身体に耳を置く
....
俺の家の前に
小さな君の足跡
続いている
ついてってみよう
エレベーターじゃなく
階段で上へ昇り
屋上で途切れた
そうか ここまでだ
君が別の人の元へ飛 ....
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