あの娘のテレフォンナンバー 
こっそり教えて貰ったよ
いつも気に掛けてるのさ 
勿論君の事だよ
夕暮れに疲れて 
赤いお酒飲みながら
寂しく僕は 
ダイヤル回したくなるのさ
だからさ君 ....
あたしは あんたのことがきらいだと言う

たてじまのTシャツを着たあんたは 聞こえないふりをして
うすべったい腹を 時計まわりになでていた

あたしには なんの文句もない
いつもど ....
  翻る黒髪 目蓋打つ白き飛沫
  おののく好奇が船上を支配し
  まさに航跡に雪崩落ちようとするとき
  はるか前方
  絶えまなく湧き立つ海の回廊から
  ひとつの島影がせり上がる
  ....
 素敵な言葉を綴る貴方
 お願い一度でいいから
 触れてみたいのに
 遠すぎてあまりに遠くて
 会うことも叶わず
 私を救った貴方
 今何をしているのでしょう
 
 一度でいいから
 ....
若草色のスカートの金具が
押さえられた背中に擦れて
小さな傷をつくる
心地良く冷たい 磨かれた床は
父だったのに

眠ったふりをして
扉に向けた工作鋏を
両手できつく握り直した
桜色 ....
クエストオ、クセ


クエストオ、クセ
その一語に秘められた想いは
天秤ばかりにかけられはしたが
もう片方にかけたものは一枚の爪でしかなかった

クエストオ、クセ
夜 ....
せかいがおはなばたけだったら
きれい
しょうじょしゅみすぎる
ふまないようにするのがたいへん
あきてくる
刈りたくなる
かりたくなる?
いちめんにさいているときはつむのに

ああ、もってかえって、かざ ....
指が窒息しそうな
ピンクのマニキュアに
なれないピンヒールの
ミュールをはいて

私は今日も外へ出る
この息(生き)苦しい世界へと
白いはしごだった
白木

塗られているようで
裸の魂
裸なようで
薄い化粧を施した

はしごだった
それは役目を担っていた
底からわたしを
救い出すという役目を

一段一段を ....
青い
夜明けのような{ルビ苧環=おだまき}の花を行き交い
小さな蜂が羽を震わせている
光は飴色に輪を広げ
触れるたびに緑の葉は揺れ動く
あいさつのように かすかにそっと


      ....
ファインダー越しに 麗しの笑顔
シャッターを切る 指先は まだ青い

かわいい少女 カメラの中に とりこむ
永遠の一瞬 フィルムに焼き付ける

  あざやかなグラフティ 妖精のストーリー
 ....
この 地球がエントロピーの法則で
滅び去っても

例の邪悪な
モグラたち

年金もらって 演習を続けたそうな
ソナーは補聴器かわり

戦車は車椅子だ
テッポウには
花の種が仕掛け ....
フロントガラスに映る
木漏れ日をなぞって
睡眠体勢をとる
 
外に出てしまうと
少し、汗ばむ陽気だけれど
一つ隔てた世界では
丁度良い感じだから
 
 
上昇気流に乗って
飛ばさ ....
自分を表現する時は

中の下で

誰かを表現する時は

中の上で

きっとそれで

世の中まるく収まりますよ
 貴方の神は目の前に
 天地を支えておられる
 暖かい心に包まれて
 永遠を授けられるのです

 たとえ絶望に陥っても
 神は貴方を掬い出すでしょう
 たとえ苦痛に苛まれても
 神はそ ....
「ひかりの信号」




ぼくは星にいた
ひとりぼっちで
裏側には、うちがあって、
温かい家族は居て
それは幸福なことだと思うけど
何故だか
ぼくはひとり


たぶん
ほ ....
ただひとつ思い出を選べといわれたら
私はあの日を
傘をさした母と
手をつないで二人駄菓子屋まで歩いた日を
選ぶだろう

この世に完全な幸せがあるとしたら
きっとそんな遠い日の
小さ ....
その本には
わずかな言葉しか
書かれていない
けれども
見えない言葉が見えてくる
それは
未来への希望であり
人生への疲れでもあり
恋する人への思いでもある
同時にそれは
読む人が ....
山鳥は、
 語りえない

ゴム、しゃぼん
 せかいは いとも
  かんたんに

 喧嘩する
  きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
 ぼんの せかいは 簡単に
 ....
のこのこ2本のえんぴつが
ノートのはじっこから出てきました
詩なんて書くのはよしにして
今夜は夕焼けの夢を見ましょう
下手な詩は
ぼわぼわ炎で焼きましょう

くるり くるくる
 ....
真ん中に
するり、と
 
入り込んで
溶けきった後
 
成長を、開始する
 
 
君のその
心に根付いて
 
愛という
餌を貰って
 
大きく、なっていく
 
 
 ....
目頭が熱くなるほどに
時愛おしく
過ぎていく一秒すらも
繋ぎとめておきたい と 
願わずにいられない
名残惜しいのは何

少年は大人になる
しなやかな指も
小さな顔も
 ....
35ミリで愛していたいよ

世界の終わりごっこを君としながら

夜はまだ目覚めたばかりで

残像タブロイド

君を綺麗に壊したいの

怖くない

苦しくないよ

神様、ねぇ ....
{ルビ劔箭=つるぎや}神社からの
細い参道の坂道が好きだった
不思議な人体図がかけられた漢方薬局
古ぼけた占いの館
必ず救われる新興宗教の教会
日本で3番目に大きいという大仏
確かめようの ....
少女のころに作った 綺麗なビーズの首飾り
無垢だったあの日の記憶をたどり
ひとつひとつ 大事に
糸に通すように 言葉をつなげる

どの色のビーズにしようか
迷いながらも 真摯に選んで
こ ....
重い体をずるずる引きずる
生ぬるい風がどろりと吹き抜けて
自分の中の何かがさらわれた気がした

もう疲れたよ
寂しいんだ
どこかに寄りかかりたい
もう埋もれてしまいたいよ

山積みに ....
嘘は夜につくといいよ

あの人がそう言った

特に夜が深ければ深いほど

真実が闇の中に入り

人間も影に身を潜めて

やがて「嘘」が「本当」になるんだって


今夜はまぶし ....
貴方は優しくささやく
貴方の思いは岩をも砕く
傍にいて欲しくて
泣いた。

かわら煎餅を食べた
元気が出た。
貴方のお母さんの作ってくれた
おにぎりの味は忘れられない

重き荷を背 ....
無理をするなと
無茶をするなと
あれほど言ったというのに
見えるんだ
お前の中
ペンギンが
後頭部をさすってる
{引用=ルール
・それぞれのお題の文字を1首に2つ以上入れる}





{引用=春}





腹巻で播磨の晴れ間春巻をパリパリ{ルビ食=は}める春の間に間に



 ....
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