湿った夜の破片が
蝙蝠となって折れ線を描く
低く、低く

やがて来る、雨と
灰色の朝は
かなしい、という色に似ている


里山の懐に
ちいさく佇むそこ、は
永遠の黄昏に向かい旅立 ....
「ひでぶ!あべし!あちゃちゃちゃちゃあ!」 

歌舞伎町のライブハウスで 
登場した幕間詩人の 
雄叫びを聞いた翌日 

職場への道を歩いていると 
古びた赤いポストの下に 
「北斗の ....
黒人の友達のトミーは
話好き
すぐに寄って来る

ジュリーはいつも
ダンスを踊っている。
タップも踏める

レゲエはいつも流れ
パンケーキが毎日出る
手と足の裏が白い!
夜が燻る
夜が放火する



わるいゆめ
ほんのすこし掠めた
ささくれが毛布にひっかかるような
ひっかかるようなきがして
指を舐める

夜が燻る
夜が放火する


にがい ....
 人は寄り添い歩くもの
 でも頼りになる人がいつもいるとは限らない
 知らない街を一人歩いた青春時代
 守られ守り強くなり弱くなり
 繋がっていると信じることこそ本当の強さ
 
 目に ....
お外のお花見は 楽しかったですか
散らかしたままの お部屋の
どのこのハンカチなのか
綺麗にアイロンがけして
小さく折りたたんであるのに

あめ玉でもつめて
ポッケにいれるの忘れたのかな ....
静かなサーカスから 流星を追い越して
痛みの隙間を 夜明けが埋める

眠れぬワインで嘴濡らす
ジェラシーに踊る海燕

群青の恋を抜け
空の終わりへ 羽ばたく
傷だらけの翼をいたわりなが ....
いまいましい季節が過ぎ去って
春の匂いを運んで
ちいさな風が
独り言を
ちっちゃな声で

ほんにゃら ほおい

赤いランドセルに
まだおんぶされているような
ふきのとうの葉で
傘 ....
病人は目を醒まし
言葉にならない声でさけんでいる
葬儀屋が切り取った脚を
箱に入れて去っていく
皮膚は黒かったが
骨は白いままだろうか
もっと遠い窓の向こうでは
咲いたばかりの花が
離 ....
来る日も来る日も、「自分はなんて不幸なんだ」と嘆いていた男は、或る日神様と出会った

「おまえの望みを一つだけ叶えてあげよう。但し、代わりにおまえの一番大切な物をいただく」

男は悩んだ

 ....
{ルビ人気=ひとけ}の少ない
菜の花ロード
あなたと肩を並べ
静かに歩き始める

記憶の隅っこを
居場所に選んだ
幼い記憶をたどって

とおくとおく
忘れてはいけない

ささい ....
桜と梅が いっしょに咲いた
ばあちゃんが桜を見て
うめざくら
なんていったので
思わずぷっと吹き出した
笑ったあとで悲しくなった

あなたにも
いつか
桜も梅も
スイセンもヒヤシン ....
初夏の陽射しまぶしく

自らに課した
我が人生の一大事

聖書 日蓮御書 紐解いて

お二人とも簡素な比喩に秀でておいでだ

明かりの比喩 二つ


明かりを持ってくるのは、枡 ....
オレンジに闇が曳かれ

精神のカルテ

群青に染まる

僕らかけがいのない宙


地球での

それはお話しか

死ぬまで

生きているのか


オレンジに闇が曳かれ ....
暑いのきらい いら
汗かくのきらい いら
残りひとつ
いら 三つで
あのひと爆発

扇風機にあーってやって ほう
かき氷で頭きーんってさせて ほう
残りひとつ
ほう 三つで
あのひ ....
君と僕の
柔らかすぎるところは
交わりやすくて

忘れているわけじゃないけれど
柔らかすぎるがゆえに
止まることができなくて

傷ついたと言われるまで
君に言葉を投げてしまう

 ....
グッバイベイビー
きみはまだ
そこにいるのかい

トンネルを抜けると
そこは
まだ雨が降らない
東京駅だった

高層ビルが
山のように建っていて
お洒落だった
遠くの景色が霞 ....
貴方を思うほど
胸が痛い
貴方を感じるほど
胸を締付けられる

くわえたボールは
エサと交換
へいのへい
愛嬌と交換

波のような山脈
苦楽を共にして
生死を共にする
自然な ....
昨日夢で見た
女の子は死んでなんかいなかった
それが夢だったから
愛は溢れて
溶けてなくなった
それは夢じゃなくて
だけどあの人はもう映っていない
この瞳に100の顔を
焼き付けてやる ....
まともな感覚
正しい事は正しい
悪は悪と言い切り 思い切る

感覚が狂わされ
魂がギタギタに切り裂かれている

善良な魂 保つ者よ

テレビを静かに 消せ

音に飢えたら ベート ....
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする

トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか

煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
花火 のよう
ではなかった
燃え上がった炎

お互いのいのちを
内側から削り合って
混ぜ合わせた粉に
火矢を放つ

一瞬の火花の中
求め合い
探り合う 
薄い皮膚だけ保たれて
 ....
なんて
青い
空なんだろう

なんて
心地よい
春風なんだろう

美しき木々
遥かなる山

この世界は
美しさに満ち満ちて

気怠い午後さえ

まるで
アクセントのようで

なんて
素晴らしき
この世 ....
この箱の色は メンソール
緑色とくりゃ メンソール

吸って スッとして
吐いて ハッとして




ニコチンマン ゴーゴー
ニコチンマン ゴゴゴー

 ....
{画像=080420120408.jpg}
救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ....
革命家どうしの恋があった

恋は愛に変質していった

執着としての愛に

恋ごころとしての愛に

それは宝石のようだ

宝石の透明ないろをしていた


あきらめてはいけない
 ....
{引用=
物語を読むように
音楽を聴くように
写真を撮るように
素描を描くように

きっと、一番大切な時間を
いつも過ごしていたい}
A点がわからない
{引用=
シャッターを押すよ ....
ある朝
寝ぼうした
とりさんは
ふかふかの羽根にくるまれた
とりさんは
夢ごこち
あっちへふわふわ
こっちへふわふわ
風にとばされてしまわないか
ボクは気が気じゃないよ
夢ごこちで ....
雨の落ちていく時
私の足音と同じ
ぱしゃりとつながるのが
みえそうな気がして
喜びというものに
出会えたらいいと
信号が車を止めるという
決まりきった約束だけに
心のすべてを捧げていた ....
僕が時々
夕食を買いに行くマックに
いつも立っているクルーの女の子

いつもオーダーを取りながらも
唇が乾くのか単なる癖なのか
唇を湿らすように舌を
チラチラのぞかせる

唇から漏れ ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17875)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風になる日に- 銀猫自由詩17*08-4-24
ケンシロウの行方_- 服部 剛自由詩7*08-4-24
パンケーキ- ペポパン ...自由詩5*08-4-24
夜が燻る- 杠いうれ自由詩908-4-24
地中の根- 山崎 風 ...自由詩108-4-24
の_ポッケから- 砂木自由詩8*08-4-23
海燕- 北大路京 ...自由詩20*08-4-23
ほんにゃら_ほおい- 乱太郎自由詩26*08-4-23
四月- 岡部淳太 ...自由詩1108-4-23
自戒- Honesty自由詩3*08-4-22
私からあなたへ- こゆり自由詩9*08-4-22
悲春- 池中茉莉 ...自由詩5*08-4-22
聖書と日蓮御書は・・・・- アハウ自由詩4*08-4-22
僕らかけがいのない宙- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-22
ごしんせつ- FUBAR自由詩4*08-4-22
諍いのあとで- kauz ...自由詩6*08-4-22
グッバイベイビー- 小川 葉自由詩7*08-4-22
思うほど- ペポパン ...自由詩5*08-4-21
瞳の外側- そらの  ...自由詩1*08-4-21
縫合する- アハウ自由詩8*08-4-21
遠野拙歌- 西日 茜短歌7+*08-4-20
マグネシウム- こゆり自由詩7*08-4-20
素晴らしき世界- 風音携帯写真+ ...4*08-4-20
メンソールソング- caleha自由詩608-4-20
天聴(テンチョウ)- beebee自由詩7*08-4-20
宝石- 吉岡ペペ ...自由詩808-4-20
A-B_Repeat- たりぽん ...自由詩408-4-20
夢のとりさん- ここ自由詩708-4-20
雨鏡- 砂木自由詩8*08-4-19
彼女の唇から舌が漏れると- kauz ...自由詩6*08-4-19

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