僕らは生まれる前から 死への歩みを始めてる
親を選べることなく 浮き世へ放り出される

遺伝子と環境によって 能力値が決まっていく
裕福な家庭に憧れ 指をくわえ妬んでいく

  運命は切り ....
真昼の太陽の微笑みを
光とともに受けて
重たい涙が乾いてしまった

空が吸い込んだみたいに

真昼の温もりのある風が
おそるおそる
やってきて
冷たい憂鬱を運んで行った

夕立に ....
夏は
山がすこし高くなる
祖父は麦藁帽子をとって頭をかいた


わしには何もないきに
あん山ば
おまえにやっとよ


そんな話を彼女にしたら
彼女の耳の中には海があると言った
 ....
盆踊りの喧騒を避けて
入り込んだ路地は
中学生の頃の通学路
狭く細く静かな時間が
そのままだった

一陣の風が吹いて
セーラー服姿のわたしの
残像が行き過ぎる

遠 ....
夏も過ぎ
秋きたるらし
食欲の秋

梨なんて無い
葡萄は酸っぱい
花火は終わり

秋刀魚だ
松茸だ
栗だ

冬支度で
大忙し
雪よ舞え!
白いプラスチックの大きな箱の中で
さっきから火事
もうもうとグレーの煙
激しい咳き込み

箱の下からは
ちょろりちょろりと流れ
とても清そう
ひとくち飲んでみたい

箱の上空では
 ....
微かにまるみを帯びた水平線から
紺、と翡翠色は曖昧に溶け合い
蛍光色のブイを揺らしながら
海風がしろい道を無数に拓いている

目の前に置かれたグラスの透明も
水晶の粒と汗をかき
夕闇 ....
10万人の名前を書き並べてみる



書き並べてみる

書き並べてみる





ただ、ただ、
帯のように
書き並べてみる


それぞれの名前
いろいろな名前

 ....
{引用=モーリス ラベル


序奏とアレグロ より}


その砂浜の空間に
いくつかの扉が 出現して
それぞれは現実とつながっている

それらはあたしたちの住む
少し湿気た森では ....
少し遠出をした気分で、
これを書いてる。
実際にはまだこの足じゃトイレに行くのだって、
一苦労だけど、
ナツメのことを考えてるといつも、
遠くに行けるような気 ....
この絵の中心はどこか?
絵の面積の大半を占める黄金色の畑だろう。
生きているように色が塗りたくられている。
しかしながら、この蠢いているかのような小麦畑の
力に気づけば、
そのあと ....
 
 
うだるような夏空
じりじりと足が溶け始めた寂しさに
わたしは階段を徘廻する
 
今へと続く段の隙間に
モノクロ写真 一枚
 
 
誰だっけ。
 
 
容量を越える思考 ....
ねえ
皆から離れちゃって
淋しくないの?

もし、君の上に
生命体が存在していないのなら
正真正銘の独りぼっち

ねえ
皆から離れちゃって
怖くないの?

もし、君の先に
生 ....
暗く いつまでも
手の届かない
漆黒の宇宙

この宇宙空間は静謐
汗をかく肌は
触れる事が出来ないほど
純粋で真空

漆黒の宇宙空間は
『愛』の意志で満たされて
『善』の理法が貫 ....
 叩きつけるように
 真夏の太陽が背中を焼きつける
 生暖かい風の街 
 俺達は煙草を吹かしながらふざけてる
 
 泣きたい時に笑い
 いつでも大丈夫と強がってる俺達
 それですら彼女を ....
だれかの温かい手につられて
また踏んだあの甲板
そう 見なれた茶色くまぶしいところ

窓の外はお祭りさわぎ
色とりどりのじゅうたん 花畑のような
いつもぱっとしないこの町もこの日だけは ....
赤レンガの教会を目蔭をさして見上げたら
十字架が 落ちてくるように見えた
それは流れゆく雲の見せた錯覚

落ちてきたのは唯、その影


その日 空は嫌になる程 青くて
私は天に心を見透 ....
もしもし母さん
なんて云うから
母なんていない
と 返す

ごめんなさい
なんて云うから
迷惑なんてもらってない
と 返す

わたしはいつだってそう
なんて云うから
あなたのこ ....
夏は自分に耐えられなくなって
自分の体がどろどろと溶け始めていた
青い空が溶けてゆく
白い雲が溶けてゆく
清らな川の音が溶けてゆく
都会の道路はぐにゃぐにゃに曲がって
信号機が次々と倒れて ....
今日は この交差点の
大きく開かれたウインドウのある
明るい店に
十トントラックが
飛び込んでクラッシュするほど 愉快だ

この青空と白い雲から
甘露の甘いしたたりが 降りる
そんな事 ....
そばに居て下さい

底無しの池に足をのばして
反射する 怠惰に
一滴の 涙をこぼした


そばに居て下さい
眩し過ぎる光でも
底無し池の中でも良い

こうして向かい合って
 ....
右に曲がれ
左に曲がれ
又右に曲がる
迷路に迷い込む

緊張の連続だ
ポカリを飲んで
一休み汗が出る
滝に迷い込む

山を登り
谷を下り
命の泉の
穴に迷い込む
 私は暖かいものを壊さないように両手で被せて運ぶ
 涙と心と光と影と全部が混ざってできたもの
 貴方と離れた笑って泣いた 途方にくれて空をみた
 次の日貴方は両手で私を包んで震えて
 離れる事 ....
  嵯峨野の竹林をさやさやと
  ひそやかにながれていきます

  野良犬の糞を拾いもせず
  高級な玉砂利で覆ってしまい
  きれいな庭ですねと褒めると

これが普通ですよ
   ....
バファリンの半分は罪悪感で出来ています。ついでに言うと、ケーキもピザも半分は罪悪感で出来ています。今ではもう、罪悪感の無いものはまれで、例えばミネラルウォーターや納豆、それでもある種の人々は、ペットボ .... 目を覚まして
つけっぱなしの電気に
駄目駄目と首を振る扇風機
 
頭上ではコンポが唸ってる
 
 
抱かれない抱き枕に
足だけ投げ出して
ヨガのポーズをとってみた
 
 
ちょ ....
そっと目をとじて

心臓の拍動にあわせて

ゆっくり

   やさしく
  
      あたたかい振動

          背中に感じるでしょう?



疲れた身体
 ....
光るので
突進してゆく

自分だとは
しらないまま
力いっぱい
よびかける

世界はまだひとつも
分断されていない

ただ
そこに
あるがまま
あるがままで
真夏の熱にうかされた人々が
都会のビル群の合間を闊歩する
私はひと時の避暑地を求めて
まるで逃げるように彷徨い歩く一匹の蟻

日が暮れても
太陽に照らされ続けたアスファルトは
 ....
心に響くモノに

出会った時、

あなたを呼んでしまうのは、

ふたりでわかちあいたいからだと

思うんです
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