えれぴょんの
最大の魅力は
十代にも関わらず
その溢れんばかりの
母性にあった
ママ
ママ
おっぱい

甘えてみたかった

えれぴょんのいない秋がくる

しかし、そもそも
 ....
真冬の寒い日
葉がすべて落ちて
魚の骨が起立する
銀杏並木の坂を
ゆったりと降りて行く

僕は何の理由か気づかずに
気づかないまま
躓いてしまった
小石一つ無い道だったはずなのに
 ....
大きな男だった
それはもう、とても
お前は知らないよ
たいしたヤツだったんだぜ

大きな男だった
それはそれはもう、とても
お前には解らないよ
二十歳が最後だったから

会いに来い ....
やさしさを捨てる課題に明け暮れていた
あなたは拾ってとどけてくれた

誰にもはちあわない海底トンネルを失踪する野ねずみの惑乱、分岐点を走りぬけ迷宮のままどこかのダムが決壊する速度を待っていた。汚 ....
                     100905




いつかの
間違いのない期間を
充実させた大型の骨組み
シロナガスクジラからコクジラにイルカ
8月の醤油樽は乾ききって ....
真に円いものなど
何一つとしてありえない
にもかかわらず
孤独を円く円く
よりやすらかなかたちへ
よりあたたかなかたちへと
僕はひどく愚かだった
とはいえ限りなく球体に近く
蹴っても投 ....
お菓子はね、子供や、それから男のためにあるのよ。
甘いお菓子のにおいに騙された子供は従うようになります。
とろけるようなめまいの中で男は幸せになります。
子供も男も基本は同じです。
ホームメイ ....
悲しい歌ばかり歌っていた

ひかりもなかった

影もなかった

本質ってなんだろう

悲しい歌ばかり歌っていた


人間に進化した猿とそうではなかった猿
その違いは森からでたか ....
早朝に雨が
鳴いている

目覚めもままならない夢現の耳元を騒ぐ
水の弾きと滴り
薄暗い窓辺は濡れたまま空を映す
うなだれ余した昨日までの日照りが
一清されるように流れる中で
肌を掠める ....
足音は雨音に紛れ
身体は真夜中に紛れる

微かな人とすれ違うが
みな傘を手に雨よけに夢中で
真っ直ぐ歩いていく

傘を手に飛び出てはみたが
差す差さないで迷ってしまう
肩へ着地した滴 ....
私の小さな声が聞こえますか?
この小さな息づきが聞こえますか
心臓を
守って
眠っている

今にも落ちそうに
大きく揺れている 鈴の音は

広すぎる世界の隅々まで
響き渡らせるには ....
きょうは 間に合った
帰り道
この街のタワーは
光って 迎えてくれた

紫色だ
明日も晴れだ

緑は曇り
青は雨
天気予報タワーだ

タワーのある街に住んだのは
初めて

 ....
柔らかな緑の草で
指を切ったら毒
血に書いて 流れた塊
草の水脈を焼く

告白すべき晴れ渡った青空の下
汗に隠れた熱の音

茂る 土の影
崩れる 白い月
出会った瞬間から「さよなら」の準備してた。
この夏ですっかりLOVE2モード高まって
あまりにも本気になりそうで怖いからです。
君の手足は長くスベスベでグッとくる。
笑うと白い歯が光って
君 ....
ときどき
風のように想い出す


のようなもの

唇をとんがらせて
僕でない何かを
見つめてばかりいた

あの頃
あまりにも痩せ過ぎていた


のようなもの

 ....
{引用=
中途半端な気持ちで
ハウ・ドゥー・ユー・フィール?
と問えば
こぶしがかえってきた

涙が流れ出る夏
涙があふれる夏

みんなからだがおかしい
脳のどこかもおかしい
 ....
片手間で
爪を塗る彼
片手まで で
諦めた
根性無し
「キキナレテル」
左手だけの塗られた爪で
平気で女を
殴る
殴る
平気のヘイサで
しごく
しごく
別腹だって
ほざく ....
「死にたくない」と
悲鳴をあげてあなたが言う
そんな姿を見ている私の近くで
「死にたい」と
自ら命を絶つ人がいる

「死にたくない」と
死ぬ思いで戦っている
そんなあなたの言葉の先で
 ....
{引用=

( 乾いた木のままでは つらいのです )
( 秋がやってくるなら なおさら )


通り雨の大粒な なみだのような冷たい滴に
もうこれで 夏が終わるのを知りました
すぐにや ....
生い茂った雑草と荒れ垣の傍らを通った時
暑熱に倦んでくすんだ葉の重なりが
茶の葉のような甘い匂いを立てていた
私の鼻腔は喜んで、私の足はなるべくゆっくり歩いた
ああ、晩夏の匂いだ
過ぎ去りつ ....
ねえ
私今日
気付いたことがあるの
私の心
まだ死んでなかった



ねえ
私いつも
実は泣いているの
愛する人の幸せを願えないって
なんて不幸



服のボタンを
 ....
口笛についての十箇条
という本を手に取る
森は今日も図書館だ
また迷い込んでしまう
薬研堀の夜景は夜飛ぶ鳥たち、の巣
漏れ出したようなかすかな星空よりも
営みの湿気をまとった森の夜光虫 ....
いっぴきの蝉が
務めを終えたように 
仰向けに落ちて
空をひっかいている
親しんだ木々の幹に
戻る力はもう無い

おまえの瞳が
磨きたての宝玉のように
くろぐろと光をたたえるのが
 ....
          ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
          その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
          それはとても危険なことで
       ....
青空と強く降り注ぐ陽射しの中
パラパラと降りだした雨粒
光を纏って輝き出せば
空に虹がかかり
ぽろんぽろんと鍵盤が弾みだす

夢とも現実ともとれない世界
その風景を残そうと
携帯にメモ ....
 エポケーの歌 (2)

わたしはそれ以来考え続けた
新しい自分になって
何をしたらいいのか
心は清く、さらさらと流れ
どこにも悪いところはない
自分は新しい
自分は新しい
自分は ....
低価格が売り
のイタリアンレストランチェーンで
今日も時間を潰している

学校帰りの高校生集団
乳児を連れた家族
帰りに一人で夕飯を食べる会社員

そういえばこの店では
おひとりさま ....
{引用=



ふいに落ちてくるのは声
ねむりを破る声

とどまることなく走りつづける
でんしゃのなかを
でんしゃと同じ速度で疾走する男がいて
疾走する男のその努力をもし徒労という ....
北海道の大地で
暑さにじっとりと
汗をかきながら
見上げた

夕空にひつじ雲
数え切れないくらいに
血まみれの羊たち

この群れの中にも
羊飼いは
居るのだろうか

野に住む ....
mam...

わたしが欲しがらない子でいたために、まち、星が、羅列したお話。


ビニール袋
トタン
足音

うずもれた緑だった。
暑い一日の。
汗の粒がなみだみたいに、腕に垂れた。

2010. ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
えれぴょん- 真山義一 ...自由詩610-9-5
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大きな男だった- トキハ  ...自由詩1*10-9-5
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ピノキオ- 月乃助自由詩12*10-9-3
晩夏- salco自由詩4*10-9-3
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口笛についての- たりぽん ...自由詩510-9-2
夏が挽く歌- 橘あまね自由詩2610-9-2
ひとりの物になる為に- 鵜飼千代 ...自由詩18*10-9-2
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エポケーの歌(2)- 生田 稔自由詩3*10-9-2
イタリアンレストラン- kauz ...自由詩6*10-9-1
でんしゃのなかにふる雨は声かもしれない恋かもしれない- 石川敬大自由詩1810-9-1
血まみれの羊たち- 板谷みき ...自由詩2*10-9-1
VIEW2010_1(1)- はなもと ...携帯写真+ ...810-9-1

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