{引用=音も無く 少し時雨れた 夕間暮れ


秋桜 ゆらり

 かしいで ゆらり

   涙の雫を 集めます



波間の 初音に 合わせ逢い

天女の羽衣 筋雲と

見 ....
秋ですね 松茸入りのお吸い物
        金木犀が優しく香る
{引用=
自分が自分であることに
儚い戸惑いを隠せないのなら
あなたは泣いていい
存分に泣け
其処には
散々に舞う桜の花弁のように泣く理由が在る

自分が自分であることに
未来を確立 ....
わたしよりも弱く
儚く
人生の計算問題ができない
そういう人を守るため
あなたは去っていった

「君ならひとりで生きていける」
よく聞くセリフを生で聞いたよ
でも
そうかな?

 ....
ちるちる
まいちる
秋みちる
遥か昔の星空をかき消して
街の灯りがきらびやかに
車のヘッドライトで
ひき殺していくようで
全てが虫の息

夏色を消し去るように雨粒も騒いでいる

カプセルにくるんと包み込んで ....
思いも寄らず
潤いすぎれば
うっとうしくも重たくなる時があり
そんな状態では
さっぱりとかわいてみたくもあり
それでいて
方法も知らない
わたしは
煙草に火をつけて
遠い夢を静かに吹 ....
私の
モチベーションの何割かが
復讐で出来ていることを
きっと
あなたは知らないし
それはそれでかまわない

だけど
あなたは会うたびに
輝いていてしまうから

私も
置いてい ....
 当たり前のように過ごしていた
 それは奇跡の連続で
 僕には身にあまることだ

 人生と言う生き物に
 命を吹き込んで
 群集のなかでも生きていたい

 ウイルスが散乱している世の中 ....
身体を切って
心臓を取り出して
どうか
その胸で温めてほしい

それ以外
この寂しさは
埋まらないような気がして。
目の前に 分かれ道・・・


   どちらへ






答えが見つからないまま

さて、 もう一度   覚え直しの
 



    い ろ は に ほ へ と
 ....
横浜の学校の帰り、
地下街で買った、
ドルフィンの絵を、
窓にかたむけて置く。
青い海の中、
海面には太陽の光がさし、
ついのドルフィンが、
気泡をだし、よりそいながら、
深みへと潜っ ....
月が回って溶けてゆく
オレンジ色の火花を散らして
バッハ『インベンション第13番イ短調』
堕ちて行くのは君の声か私の声か
螺旋階段の果ては無く
「何故手を離したの?」
折り重なる指と指
 ....
太陽の眩しさに怯えて
迷い込んだ森の中で
洞窟を見つけた
奥深く湿った 黒の空間

中には誰もいるはずもない
暗闇でひとり
それでも
逃げ込まずにはいられなかった
静けさが欲しかった ....
 見てきた景色も違うし
 食べてきたものも違うし
 ましてや 男女の違いも
 好みも
 寝る時間も
 指の太さも
 髪型も
 顔も
 身体も
 違うから
 争うことがあるのは
  ....
減りもしなけりゃ
増えもしない

あたしは充電器

ならば
不平を言う必要も
無いってもんで

この身に何かを溜め込む事も無い
この身で何かを動かす事も無い
この身が足りぬと嘆く ....
罪色の花が薫ります。

あやまらなくては
いけないことがあるのですが、
これは秘密。

わたしは、わたし
これ以上これ以下でもない事実
ああ絶望を失った
その時から過ちは秘密となり果 ....
 空白の時の中
 信じるものが遠ざかる
 
 行き交う人の表情からは
 僕との温度差を感じずにはいられない

 異国では自らの命を犠牲にして
 正義のために 闘っている人がいる

 ....
宣告を受けた日
私たちは意外なほど冷静だった
それはおそらく
屈強な父の姿には癌という病名が
あまりにも似つかわしくなかったからで

父はいつもの如く寡黙だったし
私 ....
ビジネスホテルの白い天井に映される
窓枠の形は青白く
夜の闇にある光源を証明します


いつしか街で一番高いビルの
冷たく四角い丘の上で
僕も証明されたいと立ち尽くすのです


月 ....
秋の夕暮れを過ぎて
白熱灯のオレンジたちが 時間にいかりをおろした
らせんにおちてゆく綿毛の夜
雑踏の生きたたましいを ちょっとぬすんで
二の腕や首すじを やわらかくかすめる
ワトソン紙にに ....
周りに影響されたくない
自分は自分でいたい
好きなバンドが歌ってる
僕は今
それに影響されている

考えても矛盾しか生まれない
結局 最後に勝つのは
「なすがままに」なんだろうか

 ....
空の際を白くフリンジしている
入道雲はあぐらをかいて居直っていた

緑はいつの間にか黄色のまだら模様で
青の侵入を緩やかに許している

落ち葉の中カマキリはちゃっかり枯れ葉色
こ ....
早朝のバスは霊柩車
すえた目の老人を乗せて
区立病院へ走る

自家製馬車の存在が
公共の足を棺桶に変えた
人は隅に追い遣られ
我が物顔で街道を駆ける様は
過疎地方の大名行列だ

前 ....
空に唸るは誰かの口笛
いづれの日にか朽ち果てる
転がる銀杏のお誘い文句
「さぁ選び取れ!幼子よ!」
静かに身を横たえて
排水溝が今宵のお相手
疾走する虚無たちよ
口笛なんぞは助けてくれな ....
あの日も汗を見ていたのは

水色のユニフォームと白い靴
時の詰まったタイムカードに
行儀よく刻まれた青紫色の印字


晴れた夏にタオルを投げ捨て
雪の日も半袖は変わらず
(腰に装備し ....
 叫び声をあげていた
 寂しくて情けなくて無力で
 
 臆病だった
 ただ流される恐怖のなかで
 自分の存在を確めたかった

 認めることから始めた
 自分の殻を破るために
 もがき ....
竹の林の向こうから
銀の鈴の音 
リン シャラリン


夜露は
月の輪郭を
ゆるりとその身に吸い込んだ



川霧晴れて すすきが並ぶ



トン カラリン
{ルビ独楽 ....
サロメは報われない恋心を抱いていた預言者ヨハネの首を欲したが、
私は彼の腕を欲す。
その腕の白きこと蝋を塗りたるが如し。
繊細なる指から零れ出づるピアノの音色。
彼の全てが欲しい等とは言わぬか ....
点数は気にするな
評価は気にするな
順位は気にするな
周りと比べるな

大事なのは自分自身
向上心だけを失うな


言ってくるひとがたまにいる
いやけっこういる

でも
そ ....
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