何かにかまけて 全て嫌になって
おざなりな暮らしのなか
答えなんて始めからないのかも なんて
そんな知ったような台詞はくには
僕はまだ何も解っちゃいない
雨が止んで雲間から虹 ....
ともすれば
ばらばらになってしまいそうな感覚を
この中に 抱いている
思考停止。
それは逃げだと わかっていても
あのかけらたちを かき集めていないと
割れてしまう
だから
リアル ....
仕事を終え
パソコンを終了すると
そこには何も無かった
テラテラと光る黒い画面の中に
僕の顔がただ映ってた
三十歳を過ぎた僕がいた
白黒割り切れない僕がいた
....
花を褒めるような言葉で
君を傷つけてみたい
月を愛でるような文字で
君に刻んでみたい
どんなにやさしくて
気持ちのいい言葉も
押し開くことのできない
君の肌の下
暖かいものが満ちた ....
{引用=
くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが
よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
とじる かんかくを きく ....
好きなところを数えるのは
大天井岳のてっぺんで星を
数えるようなものだから
その暗闇まで含めて
全部が好きなんだ
そしたらあなたは私を
うそつき、と言った
ほんとうには
遠かっ ....
どこまでも晴れ渡った空を見上げて
あの頃のわたしたちを思った
何をしても楽しくておかしくて
些細なことで涙を流して笑いあって
寂しさも嬉しさもみんなで共有して
いろいろな新しい ....
パンダの白い部分を
ピンク色に変えたら
アポロチョコの味がする
ビール の
プール に
入れる と
浮いたり 沈んだり する
ピンクのパンダは アポロの味がする
....
じゃぁまた と
また最初から
アタシの中の世界を変化させる
小さくて狭いから
色んな事を知るたびに
色んな事を見るたびに
色んな人に会うたびに
どんどん ....
橋の上を
こどもたちが
笑いながら歩いてる
橋の下を
川が笑いながら流れてる
あんなに笑顔で溢れていた橋が
今は静かにこわされてる
橋の向こうに
笑うひとが
いなくなったために
灰色に染まる
明くる朝の空は
じっと、目を閉じて
眠りを誘っている
少し湿ったような
生温い風が、吹くと
慌ただしく舞っていた
木の葉たちまでもが
眠りについてしまった
....
夜が、二足歩行で
足早に通り過ぎていく音を
淡い錯覚にくるまりながら、聴いていた
抱きしめあう行為は どこか
呼吸と似ていて、ときどき
わたしたちは声を漏らす
ともすれば ....
渇いたばかりの洗濯物
風に揺れる穏やかな一時
何処までも途切れること無い
日々の流れに時折失望したり
少しでも希望を持ちたくて
君に甘えてみても
特に何も変わらない
....
いつもみんなよりも前に走っていた
けれどもそれは
人生のたった最初の十八年だけに
すぎなかった
次の四年間は
自惚れていた自分がいた
適当に時間を過ごせば
それで許されていた
ペースダ ....
何もかも 漆黒に 塗り上げて
夜 果てぬ 輝き
紅蓮の焔
暗い 情念 めりめりと
都市の曇天を染め上げ
ほら 暗く 唸る 獣のよう
君と僕
蛍光灯の涼しげな
小さな部屋で
....
何時か私に与へられた凡ての時間が満ち、
貴方と、同じやうに目を閉ぢた時、
屹度、笑つて下さいね。
あの頃のまゝ、
私が愛した貴方のまゝ。
本当は、何時 ....
うるおった水
こぼれ出す
命の水
癒し
息づかい
鼓動の音
肌触り
吸い込まれる
シャツの襟
柔らかい肌
子守唄の笛の音
命の息吹
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ
君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった
友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
よくなかった
全然ダメ
まだまだ
物足りない
満足できない
などと
仰っているようですが
腰は教えてくれる
それらがすべて嘘だと
あなたの腰は
嘘をつけない
正直者
はやい
から
きれて
とんでる
けしきが
ちかくの
草むら
なんて
もう
線だ
恐ろしいくらい
長い
線だ
空気が
固い
いま
どれだけ
もう
壁みたいで
い ....
七分袖のボーダーTシャツに
リネンの濃紺ジャケットを羽織り
干して乾いたチノーズを穿いているけど
やっぱりチノパンは塩水に濡れて
少しダボダボになったやつが好きだナ
(不自然に重いし、
....
朝の光、朝の 黒い夢の中で
揺れる窓際―――(揺れている)
全身が、濡れている
水が 僕の 周りに 落ちる
空中で横になり
妖精達が、太陽に向かって飛び立つ、夢を見る
薔薇とチューリッ ....
僕のおちんちんは脱着式で、
敵がきたら棍棒に早変わり
誰よりも硬く、何よりも硬く
雄雄しいそれを見たやつは
誰でも戦意喪失さ
それ以外にも
バットにも
かき混ぜ棒にも ....
桜花を散らせ
次の季節が吹かせる
湿った風に
なびく美しさを隠したまま
洗い髪みたいに
君は濡れている
よこぎる鳥を数えるように
ひとつひとつ忘れていく
透明な霧の向こう、輪郭
....
絡まったヘッドホンのコード
音楽に集中できない 私
頭の中
解く為の回路と繋がる嫌な回路
更に音楽に集中できない 私
耳の意識を高める
忘れた誰かのハイトーンボイス
何故か心 ....
{引用=初冬}
桜の葉 すでに
落ちて 紅に
一枚 拾うか
拾うまいか
{引用=実はこちらが第一作目}
夜が眠れない
耳は音ばかり
追って また戻る
くるま くるま
....
今日見えたものが
明日も見えると信じてるから
生きて行けるのですか?
さながら私たちは
籠の中の鳥にもなりきれずに
開け放たれた扉を
行ったり来たりの繰り返し
振り向けば ....
規則的に点滅繰り返す蛍光灯
「本日の放送は以上をもって全て終了しました」
冷めかけの珈琲 書きかけの日記帳
あとに残るは破られたカレンダーと砂嵐だけ
どうしてだろう
僕だけが ま ....
路地裏から見上げた天の川は
細く細く区切られた
都会の小川の様でした
折れ曲がり、折れ曲がり進む
その先には
その先には
何があるのだろうか
まだ幼い頃
両親を始めとした大人は
大きくて
強くて
とても恐ろしかった
まだ幼き頃
大人になるって
すごいことだと思った
自分が大人になるなんて
想像す ....
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