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昼夜を問わず、働いているあたしたちは
お天道様と一緒に
寝起きしているおさるさんより
少しだけ不幸せなのかな

凍えるような寒さが緩み
やっとぽかぽかしてきたら
今度は花粉症が猛威を ....
夢の終わりから

はじまる今日は

いつもその夢をひき

ずって

きみの

夢をみた朝は

なけちゃうの

だけど

ずっと

し、

あわせ
立春を過ぎて
この冬一番の冷え込みが続く

ピンと張った透明な空気に
色づいていくのは期待感かな
早くこの冬を綻ばせて

もこもこに着込んだ重いコートにも押しつぶされそう
あ〜あ、今日 ....
気の抜けた

サイダーみたいな夏

梅雨は

まだあけない
カッパカッパラッタパラッパラッパウンパッパ
パラソルデルソルシオモッテコイ

しっかり夏売り出し中、でも
パラッパラッパと雨降る梅雨日和
気の早い百貨店では
夏じまいセールだって
冷 ....
パッと見女子大生のパートのおばちゃんが
パットのラインの読むグリーン上

この文章を構築する商品は
デパートで賄えるに違いない

アパートではレパードは売ってないけれど
デパートでも ....
よのなかは

ブラックに

ライトアップされて

結構姦しい

煌煌とライトアップされた日本の形が地球上から消えるには
未曾有のブラックアウトでも起こらないと考えられない

 ....
ほたるがりしたら

おりひめとひこぼしをつかまえちゃった

うちではかえません

とママの怖い顔

しかたがないから

どうぶつえんにあげた

来園者数はうなぎのぼりで
 ....
季節の針は梅雨ど真ん中をさし
天気も梅雨らしい重たい空を示す

しとしとと溜め込んでいた湿気を
吐き出す雨は降り止む事を知らず

と言う風に全てが予定通りに進めば
なんとなく安心できるの ....
安らかに眠っていた牛が
Mooッと一声高らかに鳴いた

月には一文字足りないけれど
無知蒙昧で顔をまんまるに膨らませ
危険を回避する為に電化していく家の隣で
しれぇっと天然ガスを汲み上 ....
入梅に映えるはな

雨の雫を身籠って

まぁるく結実して

空の蒼さをうつす
無数のあなた、むすっとあなた

そこの穴はあなたの穴さ

穴のないあなた、穴ばかりのあなた

あなあなかしこ、あらかしこ

洗ったあなた、ずぶ濡れあなた

愛してあなた、言って ....
東京には空がない。
そんな事は
遠い昔のおはなしになってしまった

新都心でも今はやりの高層ビルディングも
空に浮かんでいるよう
眼下には千切って零した緑の森と
トミカの車が血脈のよ ....
肌の表面から熱を奪ってしまう
チリチリと焦げ付くような視線が恋しい

ストーカーは勘弁だけど
犯罪一歩手前の絡み付く視線は、どこ?

釣った魚に餌はやらないのが信条の男ばかりで

 ....
積み木をバラ撒いたコンクリートジャングルには
ペ天使やダ天使を筆頭としたイロハ天使が
なぜか、ハムハム王子を創ろうと画策している

こどもはみんな
ハンカチ王子やハニカミ王子になるのに
 ....
今、会いたい人がいます
否、ずっと会いたい人がいます

会えない時間が
愛、育てるのさ
と言う流行歌が
昔あったけど

これは
会えると言う確約があるから
成り立つもので

 ....
風薫る五月は様々なニュースを吹き流し
五月雨が哀しみをぽとりと垂らす

滲んでいった誰かの想いを背負って
命にきりきり舞いしているときは

ライオンが行ったり来たりしている様子や
猿 ....
人生が一幕劇の舞台なら
あたしの物語は中盤を過ぎて
ファンファーレを打ち鳴らして
クライマックスを迎えても良いはずなのに
なんか、パッとしない

ゴトーを待ちながら的乗りのおはなしより ....
掃き清められた玄関先に打ち水しませんか?

天井にファンをつけても
南国特有の怠惰な湿った雰囲気は味わえない

そう、
空調で管理された夏が
置き去りにしてしまった夏もある

蝉時雨 ....
パンドラの箱だったのか定かではない

黒い魔法の小箱の扉を開けてしまった
目新しい冒険談のまっただ中をうろうろ
見る物聴くものうきうき楽しくって
実体験しなくても経験値が倍増していく
 ....
この頃先生は子供の全てを把握したいのか
不審人物を排除するだけじゃ足らずに
学校内にテレビカメラを設置
見える物だけが全てではない事実を
大人は忘れてしまったのか
自分の目に映るものだけ ....
夏日を更新するはずの五月晴れが連れてきたのは
冬の残滓のような冷たさで
渺々と吹き荒れる毎に世間を震撼させている

鉄板を舞い上げてしまう風は
それでも人を飛翔させたりはせず
降下する ....
瑠璃色や萌黄出す緑色と原色の花々が
ゆらゆら揺れている中
灰や雪を見いだすのは容易くはない
家中が電化されていくと
囲炉裏も暖炉も滅多に見つけられず
たまにあったと思って覗くと
金魚や ....
門限を破って忍び足で帰った玄関先に
どっしりと仁王立ちしていた母も

どんないたずらをしたのか
子供をガミガミ叱っていた怒り肩も

男の不実の証拠を
ポケットから見つけちゃった隣のお ....
厳しい冬の間、世界はモノトーンに塗り込められる

やせ細っていた山々が
一雨事にむくむくと緑色に膨張を始めると
徐々に華やかに色を咲かせる、こちらテラ

cherry & berry、 ....
ぷくぷくとうまれ落ちるみどり

重なって、傘鳴って、昨日も雨

折りたたまれていく日のひかり

雨降りお月さんを泣かしたのは

さくらのかんざし、つげのくし

ヴィーナスにご執 ....
さくら色の雨が降ると真っ逆さまに春になる

鼻孔をくすぐるみどりの息吹、お腹いっぱい吸う
するとくしゃみ百連発で花粉症勃発
マスクサングラスの完全防備
裸ん坊で日光浴は皮膚癌を恐れて止め ....
ねぇ、あなた
もしも生まれ変わるなら

春先の冷たい雨にも負けず
夏のカンカン日照りにも負けず
秋の変わり身の早い葉っぱにもめげず
冬枯れの寒さにも負けない
一本の
名も知らない気 ....
花冷えのころ
すきとおるあおと
ぬくもりをさがしながら
蝶のようにとびたち

風の声をとどけに
あなたの耳で
蕾になって

向日葵のだいたんな喜び
わすれな草のブルー
おしろ ....
風に弄ばれ、雨に嬲られ
春の欠片は
華やかで暖かで
何処か哀しい

春一番と供にやってきた
サクラ色の季節は
緑色に変容して
ひねもすのたりと
猫とうたた寝中
寝過ごしたりしな ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*類人猿より少しだけ不幸な人類*- かおる自由詩14*08-3-2
*夢の終わりから、ずっと*- かおる自由詩5*08-2-23
*水仙*- かおる自由詩10*08-2-14
*雲隠れ*- かおる自由詩6*07-7-26
*パラソル*- かおる自由詩10*07-7-24
*デパート*- かおる自由詩5*07-7-19
*ブラックライトアップ*- かおる自由詩10*07-7-14
*げっくゎん「どうぶつえん」*- かおる自由詩16*07-7-11
*七夕七景〜Eve〜*- かおる自由詩7*07-7-6
*むー。*- かおる自由詩8*07-7-2
*紫陽花月のはな日和*- かおる自由詩11*07-6-30
*ムスウノアナタ*- かおる自由詩9*07-6-26
*雨音_2007*- かおる自由詩13*07-6-21
*砂漠に花を咲かせましょ*- かおる自由詩11*07-6-16
*東京パック*- かおる自由詩9*07-6-13
*会いたい*- かおる自由詩10*07-6-12
*植物園まで*- かおる自由詩9*07-6-8
*戯曲*- かおる自由詩8*07-6-5
*扇風機にコエ*- かおる自由詩11*07-5-31
*デジタル・ワールド*- かおる自由詩12*07-5-29
*詠えるロッカー*- かおる自由詩8*07-5-24
*あしたのわすれもの*- かおる自由詩9*07-5-19
*灰と雪*- かおる自由詩10*07-5-16
*やわらかい肩*- かおる自由詩9*07-5-13
*瑠璃色苺大革命*- かおる自由詩8*07-5-8
*木漏れ日隠れ*- かおる自由詩10*07-5-5
*五感する*- かおる自由詩9*07-5-1
*木陰*- かおる自由詩7*07-4-26
*耳の産声*- かおる自由詩25*07-4-24
*さくら2007*- かおる自由詩7*07-4-21

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