とても寂しそうに立っていたから
声をかけられなかった
檻の中
100センチの
ペンギン
タイミングが全て合ったら
結婚しましょう
氷の上で
夕方の風は冷たくはないの
ぬるいの ....
青い血管にハサミを入れて
肉と筋を離す感触で
君がぷつりと途切れた
昨日までの二人は
キラキラと
朝の睫から毀れる光の色
目覚めたら
赤黒く腐乱した血の色へ
どろりと染まって行 ....
そっと 寄り添って 楽しげに 泳ぐ花びら
波の切れ間から錆び付いた 憶い寄せて
白い影の街 夕闇に落ち 温度上げる
定期入れに忘れた ほのかな香りごと 共にあげる。
....
夜明け前の世界
コツコツコツ・・・・
昼間にはあまり聞くことのない音
空間に響きわたるこの音は
自身の過去や思い出、不安や考えを
頭の中によぎらすものだ
でも考える ....
想い出は
いいものばかりで
ときどき
あなたの名を呼んでしまうけれど
聞こえたら
ごめん
答えないで
想い出が
更新してしまうから
海の世界は
しらない
だから海に
身を投げて
底深く
沈んでみよう
青い空も
頬触る風も
友達にも
なったけれど
次に逢う時は
知らん顔なのさ
....
迷子のように
くもの雨だれから
ぬれる ぬれてゆくね
僕からも君からも
何もつないでいけるものが
ないような気がして
みしり、ぱちり、と
ただ おちているだけに
かぜに吹かれた ....
夢を見なくなった今の世界
資格資格資格資格資格資格資格資格・・・・
学歴学歴学歴学歴学歴学歴・・・・・
就職就職就職就職就職就職就職・・・
それで何が楽しいと?
自分の人生に満足 ....
叫びが聞きたい
地上のどの声にも似ていない
見えない波長の叫びを
午前零時
どこかで叫びがあがった
均された街の
よく似た通りと通りのあいだのどこかで
どこかで叫びがあがった
....
自分がさらけ出されるものであって、
自分をさらけ出すものではない。
今日は雨雨の一日でした。いやもう昨日か。セブンまで買い物いっても膝から下がびしょびしょです。風邪ひくわ。
ほんと、漫画みたいに、自分の回りだけ傘で空気が保たれていて、あとは円形に雨が囲んでる。そ ....
重い防具担いで
朝早くから歩いた道を今
二人揃って手ぶらで歩いてる
たった数年前の事を話して
涙目になったりする
もうあの頃には戻れないんだなぁ
などと言いながら
6年間飽きもせずに ....
歌舞伎町のプロントで
わたしは人を待っていた
雨が降っていた
隣に一人の男が座っていた
男は真っ青な顔をして
口をつぐんでいた
嫌だなあこいつ吐くんじゃないか
ふとそう思った
湿り気を ....
よちよちとあどけなき手に握られた小菊の束はあさつゆに濡れ
街かどに伽羅のかほりの漂ひて白き日傘に蝉時雨のふる
いま何処におはしますやら彼の人の辿るゆくへは菩薩か修羅か
....
お困りですか?
「お困りです」
それは大変ですね
「大変と言えば大変だけど・・」
だけど?
「みんな誰しも困っているでしょ?」
そうですか?
「あなた ....
薄闇がやってきて
あなたを連れてきた
あなたはわたしを連れて
小さな部屋へ行った
小さなランプを灯し
小さなラジオのスイッチを入れると
ピッチの少しずれた音楽が流れて
わたしは
あなた ....
舐めて治す
生で食べる
裸だ
生殖のために交尾する
こどもを育てる
親の顔は知らない
生きるために殺す
悩まない
日陰で眠る
平均台の上を歩くみたいに、生きてる
両の手を横にのばして、バランスをとる
あせってはだめ
はしるなんて、なおさら
足もとばかり、見ている
けど、前を向いたほうがキ ....
明け方の薄い空の下で
やわらかく湿った地面の上で
何か、いいものを見つけましたか
たとえばきれいな色の小石
たとえばいい匂いのする野草
星屑のなめらかさ、夢で出会っただれか
その眼 ....
景色に向き合って
言葉に託して 文字に興して 整理整頓
アルバムのページがまた一枚 綴られていく
たった一つしかない煌めき
めぐる めぐる かぜ めぐる
影灯籠に映る少年の ....
次に私が拾った獏は
これはもう生まれついての
野良獏だったから
やっぱり夢は食べなくて
好んで食べたのは・・・嘘
あぁ 私はどうしたらいいのかしら
せっかくイイヒトで通してきたのに ....
君よりも、頭ひとつぶんくらい背の低い私
君の見ている景色とは違う景色を見てる
君の見ている景色はどんな風に見える?
私はどんな風に君の眼に映ってる?
君とおんなじ場所にいても見えるもの ....
寂しさを紛らわすひとり遊びはもう飽きた
飽きたからといって、呼吸は止まらないし
心臓も未だ体中に血液を送り続けている
黒く長い髪は暑さに弱い
それでもいつまでたっても
迎えはこないんです ....
どうかわたしを救ってください
救ってくれますか
わたしの言うことは全部嘘です
だけど救ってくれますか
大きな音がわたしを襲います
遠くから大きな音が今は小さく
聞こえます
あなたはわたし ....
首都である、あるところは
ありさんが3列縦隊をしているかのような忙しさ
『なにをそんなに急いで歩くのか?』
田舎もんは疑問に思うんよ
そんなに急いだら、あの唄のようになっちゃう ....
まるではみ出した水彩画を上手くごまかそうとするみたいに
わたしはそっと何度も自分自身に修正を加える
涼しい風が吹き二階の部屋の窓からは青く広がる田んぼが見える
ベッドに寝転べば風の音とシャラシャ ....
さいごに君に触れたとき
まだあったかかった。
さっき
それを思い出してね、
そばにあったくまのぬいぐるみを抱きしめたんだ。
そっと。
こんどはこわしてしまわないよう ....
釣れた、釣れぬは
問題ではなく
私が尋ねたいのは
「何が釣れますか」
それだけ
どうぞ素敵にこたえて下さい
たまたまの数秒
真偽は気になさらずに
私もまた
....
誰もがみな
道の途中だった
そして誰もがみな
人に気づかれることなく歩いていた
人に見られていると
そう思うのはあさはかな傲慢であると
時の風が教えてくれた
深い
森の奥から道へ
わ ....
もう、君には触れられない・・・
僕の手は穢れてしまったから。
辛くて、苦しくて、逃げたくても、敵わない。
時が元に戻るのならよかったのに。
だけど、そんなことはありえない。
嗚呼 ....
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