長いあいだ
気づくことがありませんでした
そう それは、旅人たちのしごとなのですね
忘れそうになれば 時にさそわれてくる
軒先に落ちてくる雨色の
無定期の知らせは、

空を裂く
雷 ....
明日はお見舞いに行くのだ
末期がんで抗がん剤投与も止めてしまった
半年か一年に一度くらいの頻度で会ってた
親戚のおばさん

会いにきてほしいと
おばさんの家族から連絡があって
それはたぶ ....
お風呂から上がると
生き返ります

そのあと水を飲むと
もっと生き返ります

ひだまりで昼寝をすると
生き返ります

そのとき誰かとぎゅっとすると
もっと生き返ります

美味し ....
本に挟んでおいた

しおりの行方はまだ分からずにいた

どうしてかな

簡単に人を裏切るのに慣れてしまったのは

有効期限まではまだまだだけど

速めに使っていよう

自分さえ ....
よく見知った鳥たちの
生まれる音が遠くから
ここまで
骨がぶつかり合っているようにも思える
低い腰つきと
正確な手さばきで
つぎつぎと収穫されていった
ばんざい 収穫だ
ばんざい 越冬 ....
鍵を開けた。
カプセルはわたしの匂いが循環する温室です。
あなたは、靴が足先に汗をかかせるように、シテ、
ふたりして、どこに向かっているのかも分かっていないのだから、
わたしたち、このまますり ....
典麗の色香は、純白の
輪舞する翅が揺れている
{ルビ無言=しじま}なひろがる花弁にぽつねん
ショー・ウィンドーの森の囲いにたちんぼが、

哂い声をあげた夢は、
苔むした褥を足にして
胡蝶 ....
クラゲになりたいな
必死に生きたくないな
ぶよぶよってさ
波に呑まれてさ


必死に クラゲになりたい
    わけじゃないんだ
ぶよぶよってさ ただ自然にさ
クラゲは 生きててさ
 ....
陶器製のビアタンブラー
の中でコークの泡が弾けている

チリリリリ
チリリリリリ

なんて機械的な
なんて人工的な

音だろう

飲み干しながら
いつもより覚醒を
強く感じて ....
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。


わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ....
夕立/突然の豪雨と雷鳴が轟いた
それは子宮の中で聴いた母の心音のような気がした
時折、去来する淋しさは冥府からの呼び声に思え
無言で空を見上げると、大きな穴が開いていた

依りかかって生きて ....
道の端(はし)にいる僕の上を
季節が素通りし、
時間が頭上を通り過ぎる

そんな僕が立ち止まると
道の反対側には君がいる。
こちら側には僕がいて
反対側には君がいる。

僕の代りに反 ....
わたしたち、結婚しました
うす桃色の踊るような文字と
着物姿で微笑みあう男女の写真


はがきを持つ指の腹から
じわりじわりとあったかさが
組織の中まで浸透してくる
温度の正体をはっき ....
髪型を変えました

心も変えられるかな

新しい服を着ています

あなたの知らないわたし


住む街を変えました

きのう仔犬をみつけました

ベランダにからまる蔓の緑を
 ....
夜の海ほど怖いものはない

宵闇の奥のさらにその奥から
打ち寄せる波の音色は
私の心を光の届かぬ深海にまで
攫ってしまいそうで


ひとつの物語が今日
終わってしまった

私の支 ....
さやかで悲しい朝なのに

夏の匂いをかぎました

感謝でむせぶ朝なのに

黒いこころもありました


ひとのこころはどうも遠くて

応酬ばかりのありさまでした


さやかで ....
■秋
すべての色を飲み込んで
ただ透明である、秋

■チャイム
夕陽が窓ガラスに映ったとき
風がいつも置き去りにするもの

■図書館
古びた新築の匂いがする

■デジャヴ
 ....
私の体は
とても小さい
両腕をいっぱい広げて
君を抱きしめる

君の広い背中
君の大きな手
君の優しい声
君の暖かい心
全てが好きで
とてもいとおしくて

私の小さな胸からは
 ....
ヒトが生きてる理由など
生まれながらにしては、ないよ
ただ、最愛の命から
偶然授かったこと以外は。

野良犬が何の理由をもって
アスファルトの上、餌探す?
庭の蟻は何の理由で
行列をつ ....
偶然見付けた奇跡を

大事にとっておいたけれど

奇跡は重ねれば薄くなるもの

そうして消えるのにはたいして

時間はかからなかった

森羅万象とは全てのことを言うらしい

理 ....
 ページをめくると、150にも及ぶ短編が並んだ入り口に立たされる。
題名はなく整然と数字が打たれた下に展開される世界は、まるでエッシャーの騙し絵に迷いこんだようだ。

5 女の正体が実は額縁で/ ....
あなたの横顔を切り取って
額の中に入れました
そっと伏せて
見えないように
見ないように
それでも
あなたはそこにいるんです

正面のあなたは
涼しげな瞳で
わたしの心を見透かすよ ....
「予」


予め渡されたまっさらな空に

どんな雲を描いたって勝手だけど

思い込みの風力のぶんだけ

天気予報ってはずれるんだよね




「定」


定まった行先 ....
駅の東口を出る、二、三歩の、携帯のメロディ
ごめん、やっぱり会議で遅くなる。
待ちぼうけに、溜息が渇いた
不似合いな街の、バックグラウンド、どこか鮮やか

歩きついた香水店の、誘惑の一滴
 ....
愛がやるせないときは
夢を見ればいい
夢がやりきれないときは
音楽を聴けばいい
音楽に疲れてしまったら
女の子に
カワイイ女の子に電話してみようか
愛がやるせないときは
 ....
こみどり待たせた道路の白線
丸い木の輪に赤い手のびる
二本の足に根の指下がり
みじんぎりの水 羽根切り回り

枯れてく管に門出の粉族
ふくらむ尾の顔
爪先に笑う

部屋に屋根飾り 灯 ....
砂漠にぽつんと

壁がある。
黒い壁がある。
大きな黒い壁がある。

その前でぶつぶつ呟いている男が一人。
終日ぶつぶつ呟いている。
男の言葉は聞き取れない。
ぶつぶつぶつぶつ呟いて ....

明け方近くに咲く花をキスマークと名づけた
女の子の秘密を隠す紐は痕を残す。なまめかしく。


お酒を飲んだ赤ん坊が含んだ母親のたらちね
鈴の音が鳴り止まないのは赤ん坊の口内から脱 ....
心待った家路の果てに
ゴールデン・プラムの たわわな枝の
くちびるを這わす 実は あまく 
ちっぽけなあたしを待っていて くれる

鳥たちを 楽しませないために
そう ジャムにしよ ....
私たちは
眩暈がするような速度で
転がり続けなければならない

変化すること
それが何よりも重要で
変わらなければ私たちは衰退する

そんな強迫観念に
いつの間に囚われてしまったのか ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17833)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「虹の旅人」- 月乃助自由詩8*09-9-19
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いきかえり- 小原あき自由詩6*09-9-18
しおりの行方はわからない- こめ自由詩609-9-18
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空洞- 佐藤真夏自由詩5*09-9-18
あさい眠りの/orchid- 月乃助自由詩6*09-9-18
クラゲみたいにさ、生きてさ- 相田 九 ...自由詩6*09-9-18
金属質の泡- kauz ...自由詩6*09-9-17
うずく、まる。- 夏嶋 真 ...自由詩4909-9-17
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道の端- ……とあ ...自由詩11*09-9-17
ハレルヤ- あ。自由詩21*09-9-16
- soft_machine自由詩2*09-9-16
いわない①- 相良ゆう自由詩509-9-16
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サヨナラのテーゼ- 南波 瑠 ...自由詩27*09-9-16
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生きる理由なんて- 邦秋自由詩2*09-9-15
森羅万象- こめ自由詩1209-9-14
詩集『月光苑』大原鮎美- 渡 ひろ ...散文(批評 ...6*09-9-14
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四行詩四態_<8>- nonya自由詩6*09-9-14
想起の中で- かんな自由詩6*09-9-14
左耳- フミタケ自由詩7*09-9-14
くすりすりくすり- 砂木自由詩4*09-9-13
- ……とあ ...自由詩8*09-9-13
創書日和「紅」_じゅう。- ゆるこ自由詩509-9-13
golden_plums/家路- 月乃助自由詩9*09-9-13
加速し続ける世界- kauz ...自由詩10*09-9-12

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