ごめんね
素直でなくて
大切なことを
君に伝えたかった
だけど
君の前に
立つと
どうしても
言えなくなっちゃうんだ
言わなければ
いけないことは
わかってないわけ
じ ....
エンジェルが舞い降りる時
光の梯子が開けた
どんな困難な時でも
助けの手を差し伸べてくれる。
雲の中のごく僅かな隙間に
小さな柔らかい手で
私を包み
運んでくれる。
全てを許し ....
光への憧れだけが
ただ ただ つよく
僕らは手をのばす
寒気が
どっさり
目覚まし時計を押しのけ
郵便受けには
号外の雪が
詰め込まれている
のだろう
起きぬけのトイレから
スニーカーをつっかけ
目を閉じて
つま先からゆっくり踏みし ....
米人記者は
跪き、
爪先の攻撃の内に
大地の上に横たわった。
軍兵の銃口は
彼の目をつむった背を狙い、
弾丸は無音の内に
彼の右背から左腹へ抜けた。
石を落とされたでもしたような
反 ....
去年から残してあるの ハートの小瓶に春の雫
リボン掛けて あげる
嬉しいでしょ 真白な冬に桃色ひとつ
作りかけのロマンの迷路
覚えてるの 傾いた横顔
甘くて柔らかい愛しい人
....
肩すくめ震えながら来る君の寝癖の髪に落ちる初雪
珍しく愛を欲しがる駄々っ子に握りつぶされこぼれたい骨
呼吸止め君待つその一瞬 壊れたいより壊したい衝動
なめらかな君の胸に耳寄せる ....
080116
世界の火事に
あたふたあたふた
おっとり刀のお爺さん
乾パン抱えて逃げてゆく
何処に行っても助からない
原爆水爆
核弾頭は弾けて
散って
....
感性が疲れたと言ったので
七草がゆもどきの粥を炊きました
青菜は塩湯でさっとゆがいて
味付けは質素にしました
しゅ しゅ しゅ と
煙はやがて頬の柔らかさになり
静かに吸 ....
さようなら、の向こうで
夢、夢の花が揺れる
その花びらの裏側で
思い出が溜め息をつく
生きて行くことは
分かれ道の連なり
傍らをゆく風さえ
その地図を知らない
今日にうたえば
....
おだやかな鳩のように
私はうたたねをする
窓の外は明るい雨
静かにふっとうする時間
やがて雪になる事を予感する
読みかけの本はレイ・ブラッドベリ
夏の草いきれがむっとたちこめる
....
雪が降っている
ゆっくりと
確実に
地面に
森に
山に
田畑に
人に
犬に
家々に
音も静かに
きちんと降りてくる
そんな様を見ている
景色が
無音の白にな ....
十日前の旅先を思い出そうと
揺り椅子に腰掛けて
手にした「大和路」の頁を開く
一枚の挿絵は
{ルビ夕暗=ゆうやみ}の時刻
唐招提寺の円柱に
そうっと片手をあてる
....
{引用=
一 ゆらゆら、尾ひれ
いい匂いがしたもので
いい気になって
追いかけて
できないことは
どこにもない、と
一目散に
忘れも ....
闇の中を漕ぎだしていた
引きよせるのは
奈落からのとろりとした旋律
あらがわず
身をゆだねることの心地良さ
どよんとした
澱に堕ちていく意識
にぎった櫂がゆっくり波紋を描く
....
天 からおちる
白 い花
惚 けてもいい
指 頬 首筋
お尻 まで濡れ
知る
雪
そこは 小さな駅で
ときどき SLも通る駅で
小さな改札口の前には
電車を待つ人のために
素朴な木のベンチがあります
ベンチと改札口の間は
すぐ近くにある大きな駅に行く人の
通り道に ....
loop
三十回目のバースデーの朝
女は眠りの靄のなかつぶやいた
目をあけカーテンを開ける
飛び込んでくる朝陽
loop
携帯が光っている
Eーmailあり
午後3時の ....
両手をふさぐ
理想を詰めた12ゲージ
脇に収める
希望を込めた9ミリ
身に纏うは
夢を編みこんだジャケット
一方で
シャツの下には
一般を編みこんだケブラー
足首に忍ばせるのは
....
僕を裏切った人達が居る
確かに僕は路を間違える事もある
そんな時は手を強く引いて
ほしかった
声をかけても無反応
他人よりも遠い存在で
もう僕は独りであると
わかった
脚に絡み ....
死のうと決めたあの日
僕は函館の深夜
朝を待つ待合室にいた
電車はもうない
待合室には他に何人か雑魚寝していた
この人たちは
そのナップザックに
人に見られたくない
何かをしまっていた ....
窓から覗くのは人の気配の消えた通り
街灯が暖かい
自分の部屋にキャンドルを灯す
それは神聖な時間
それは私だけの時間
誰からも邪魔されず
深深と心の奥の細道に踏み出して行く
....
落ち込んだとき
泣きそうなとき
励ましてくれた あなたが好き
哀しいとき
嬉しいとき
じっと話に耳を傾ける あなたが好き
二人でならこえてゆける
ハードルってあるね
ひとりでは ....
080114
90万円のクルマ
ホイホイ
希望を乗せて
山のような荷物を載せて
北から来たのだと
大人のような顔つきの
青年達が
温和しく坐ってい ....
うつ、という言葉が好きではありません
その言葉で
ああ、自分は、そううつというヤツなのだ、
と思えば
すこし、居場所をあたえられたような気にもなりますが
なんだか、その言葉ひとつで
自 ....
窓硝子越しに見えますは
黒装束の参列です
列の中央に柩らしき箱
あの中には無数の過去の粒子よ
誰が眠っているのでしょう
わざとらしく顔を伏せ
道をゆっくり歩き
向かう先は大きな墓地で ....
言葉でうまく紡げない夜を
上手に{ルビ梳=と}かしてくれ
海を幽かに織り込んだ
雪にもなれない
中途半端な雨風が
並ばなかったピースを
山のふもとに吹いてゆくから
こんな夜でも
....
朝がくるまでに
悪いことしましょ
朝がくる前に
悪いことしましょ
願いごと叶えてあげるわ
悪魔のKissしてあげるわ
朝がくるまでに
悪いことしましょ
....
冷凍庫に
たくさんの思い出が保存されている
消費期限が古いものから解凍して
毎晩妻と二人で食べる
これは去年の夏の海ね
妻がうれしそうに話す
去年の梅雨の日のドライブ
まだ残って ....
今日選んだ三つの詩
詩の批評をまたしてみようと、1月に作られた詩から3つを選んだ。いずれも心を惹いたという単純な理由からである。しかし文学においては心を惹く好ましいなどということは、はなはだ大切 ....
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