まずは網膜と虹彩の特性を
知らなければならない
細めた瞳に形、またはそのありか
私は照らされて存在する

ただ視界になりたいときには
井戸の底に住みたいと思う
遠い水面に朝と夜を
切り ....
一般市民向けのやさしい科学技術セミナーを受けに
漢字でも六文字を費やす「六本木一丁目」という
バス停みたいな名前の駅に向かっている

どんな話が聴けるのか楽しみにしながら
ホームドアで隔離さ ....
すみれ (慎み深さ)


わずかに開いた窓から忍び込んだ夕暮れが

あなたのためらいを紫色に揺らした

思わず抱き寄せようとする僕の熱を察して

あなたは微笑みながら瞳で拒ん ....
光があっての闇

正義があっての悪

影があっての暗闇

君があっての僕

世界があっての僕

人があっての愛

音があっての思い

感情があっての性格
 ....
こたえはいつも
波打ち際にあるから
海をみている
らしくないなだらかな
涙は
とぎれとぎれに使う
不自然な単語とともに落ち
髪を
かきあげてかきむしる
指先に絡まる事実を
爪ではじ ....
いったい誰が誰に言った
言葉だろう

清よく 正しく 美しく
繰り返し 繰り返し
つぶやいてみるのだ

清よく 正しく 美しく

これこそ真の言葉 真言

時代は
産業廃棄物を ....
心から思うことは誰にも変わりなんてなくて
運命とかとって
別にやり直せいないのかもしれないけど
本当の運命って本当は
別にやり直しなんて何度だって
何度だってやり直せるんだよ
 ....
アロー!アロー!
くだらない芸人
世界の崩壊
短絡主義の絵本

命の物質化
上辺だけの付き合い
愛って一体なんだ
与えられた仕事

ボスの不在
リーダーのいない日本
心の美しさ ....
うれしいことがあったときも
たのしいことがあったときも
いじめられたときも
だれかが死んだときも
そこにはきれいな花が咲いている
かなしいくらいにきれいな花が
たくさん咲いている

笑 ....
白い雲に
一つ一つの宿る姿が
新しい場所へ
芽吹く命を思う
種は舞っていくのだと

真っすぐに自転車を走らせると
古代の流れを殻に思い起こされ
心を鳥たちとともに
姿を見つめたまま立 ....
あの現場の写真を見た
瓦礫はすべて撤去され
金網や柵に囲まれたそこは
グラウンド・ゼロと呼ばれていた

そして現在 私が住む街の駅前に
デパートを取り壊した後
再開発計画が頓挫して
 ....
なのはな (快活)


山裾に噴き出したいくつもの黄色い掌が

緩やかな風にくすぐられて歓声をあげた

思わず駆け出しそうになる鼓動の先で

君の後ろ姿が弾みながら春になった ....
明るい陽射しのロビーで
いろんな人がカウンターと椅子の上
ぎこちなく たっては座り

さしだされた指示に従い
通路と道路に歩いて行く
待たせた人々と共に 
誰も待っていない人も
了解し ....
石を結んで鳴らす バラバラと鳴らす ひろいひろい夜の隙間を覆い尽くすほど大量にならす
でもバラバラな音が収束していってやがてぴったりと音を合わせるようになると静寂と対等にそれは轟いた

信号が変 ....
いってしまいましたね

電車で3時間くらいだからとかいっても

たぶんもう二度と会えない気がするよ

君とは一年しかクラスが一緒ではなかったけど

いつも笑って笑顔で元気で
 ....
ねえ ドクター、聞いてほしいの
あたしの悩みはひとつじゃない
たくさんあるから どこかつらいの

ハロー ドクター、聞いてほしいの
あたしの心の一番近くにいる友達が
遠くへ行って ....
すっかり生ぬるくなったビールの向こうに
睡蓮の花が物憂げな顔で座っている
白い陶器の肌が青ざめて
透き通った光沢を放っている

その清楚な肌に触れることを許した
借金まみれの男の手が離れそ ....
私は死におびえている
新宿アルコット 地下三階へ降りる階段で
伊勢丹ガールズのレストルームで
「緊急地震速報が流れたら伏せるなどの安全な体制をとってください」と
女の人の青白い声でアナウンスさ ....
せかせかと
生きてみたいと思う
今の私は
ただただ血液を垂れ流すがごとく
飛躍したい
どこまでも翼を広げて飛んでいきたい
そしてあの
あの白くもなく黒くもない
あの清ら ....
今日もどこかで
不協和音が鳴り響く
ときに耳のすぐそばまで来ていたりもする

白い鳥と黒い猫が共存し
赤い車の排気ガスが妙に息苦しい

石油がなくなるとき
文明はなくなるという

 ....
TOKYOを繋ぐ
循環で繋ぐ
数珠繋ぎ
の、
細胞を繋ぐ
個々の魂で繋ぐ


IKEBUKURO 589,837
 
SHINJYUKU 785,801

SHIBUYA 445,730

 ....
目を閉じて
初めて
私を見てごらん
あの頃の時代がある

近すぎてありがとうが
近すぎてごめんなさいが
言えない。
新鮮に思えば感動になる。

気を使って
大切にして
頼りにし ....
新じゃがは
つぶさずに
サラダにすると
美味いです

つぶしてしまうと
生まれたて特有の
水分が邪魔をして
ほくほくしません

だから大きく
コロコロとしたまま
サラダにすると ....
カレー・ライス

ながいことかけて
カレ―をつくった
カレーカレーカレー
カレーはおれだ
今日一日は
このカレー・ライスが
すべてである
何も分からない

普通の女の子も
カレ ....
空が降ってきた
 
その瞬間
青色になった彼女を
教室の窓から
眺めていた
 
 
粒の分裂音に合わせ
足踏む
泥だらけのローファー
センチメンタルに響く
 
ひらり、と揺れ ....
わかれ ちぎれる 雲間を
縫いとじてゆく聖歌の雨だ
みんなして一斉に生誕をやりなおす
後ろ向きな朝が明けた

ルリラウラ ウルトゥルル
産声が湿り積乱し 大空をくるんで遮ってゆく
きっと ....
春になったばかりの頃
白い帽子を追いかけて
春風の中を駆けて行った

草原の若い草からは
真新しい緑の匂い
南の方からは
温かい日差しがさして来る
空が青くて
眩しくて見れない

 ....
 
観覧車の回る速度と
自転する地球の速度が等しい
わたしは丸い窓から
母を見ている

南中する
太陽と同じくらいの
かつての父の高さから

父はひとつ先の
観覧車に乗ってる
 ....
白い時間のうつわ
網膜のひだまり
ベンチでうつらうつらしている間に
思い出が回遊してくる

おはよう
さよなら

おはよう
さよなら

巻き戻される行き先  ....
美しいものは全て偽りだ、と
指先の感覚が暗示をかける
諦めたように
優しい痛みなどは
もう、飽きた
望んだだけの悲哀も
苦しさに似せた甘美な夢も
すべて受け入れて
私は大人になった
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
輝度- たりぽん ...自由詩5*09-3-16
南北線- kauz ...自由詩4*09-3-16
花言葉四行詩_<13>- nonya自由詩8*09-3-16
何かがあっての何か- こめ自由詩609-3-16
海にうつむく- かんな自由詩6*09-3-16
清く・正しく・美しく- アハウ自由詩7*09-3-16
hanabi- 瀬田行生自由詩609-3-15
オカマ社会- ペポパン ...自由詩6*09-3-15
花畑- 壺内モモ ...自由詩309-3-15
たんぽぽよ- K.SATO自由詩109-3-15
グラウンド・ゼロ- 壮佑自由詩14*09-3-14
花言葉四行詩_<11>- nonya自由詩7*09-3-14
ロビー- 砂木自由詩6*09-3-14
クラゲ- フミタケ自由詩4*09-3-14
東京に行った君へ送る- こめ自由詩5*09-3-13
オー・マイ・ドクター- 百瀬朝子自由詩2*09-3-13
恋花(コイバナ)- 渡 ひろ ...自由詩19*09-3-13
死におびえるヴィジョン- たちばな ...自由詩12*09-3-13
つばさ- 麻生ゆり自由詩2*09-3-13
世界を踊る- さとう  ...自由詩409-3-12
循環する緑- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...4*09-3-12
新鮮な貴方- ペポパン ...自由詩8*09-3-12
瑞々しい嘘- 小原あき自由詩5*09-3-12
カレーライス- 生田 稔自由詩409-3-12
雨の日のダンス- 倉持 雛自由詩509-3-12
哀歌輪唱- 北街かな自由詩3*09-3-11
- 未有花自由詩16*09-3-11
観覧車- 小川 葉自由詩609-3-11
路線バス- shu自由詩809-3-11
嘘の砂漠- 智鶴自由詩309-3-11

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