この箱の色は メンソール
緑色とくりゃ メンソール
吸って スッとして
吐いて ハッとして
ニコチンマン ゴーゴー
ニコチンマン ゴゴゴー
....
{画像=080420120408.jpg}
救いのない旋律 / 救いのないコトバ
うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる
あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき
静か ....
革命家どうしの恋があった
恋は愛に変質していった
執着としての愛に
恋ごころとしての愛に
それは宝石のようだ
宝石の透明ないろをしていた
あきらめてはいけない
....
{引用=
物語を読むように
音楽を聴くように
写真を撮るように
素描を描くように
きっと、一番大切な時間を
いつも過ごしていたい}
A点がわからない
{引用=
シャッターを押すよ ....
ある朝
寝ぼうした
とりさんは
ふかふかの羽根にくるまれた
とりさんは
夢ごこち
あっちへふわふわ
こっちへふわふわ
風にとばされてしまわないか
ボクは気が気じゃないよ
夢ごこちで ....
雨の落ちていく時
私の足音と同じ
ぱしゃりとつながるのが
みえそうな気がして
喜びというものに
出会えたらいいと
信号が車を止めるという
決まりきった約束だけに
心のすべてを捧げていた ....
僕が時々
夕食を買いに行くマックに
いつも立っているクルーの女の子
いつもオーダーを取りながらも
唇が乾くのか単なる癖なのか
唇を湿らすように舌を
チラチラのぞかせる
唇から漏れ ....
見えないように 幾つも隠していった
触れないように 何度も遠ざけていた
光よりも 陰よりも 離れた場所に
君にだけ 教えてあげる
ふたつにひとつ 秘密をひとつ
守らないで 背負わない ....
旅人は
暗い雲が垂れ籠める中
追いかけて
追いかけて
どうしても手が届かなくて
ついに追いかけるのを止めた
地球がまあるい事に気付いたから
雲の笑顔の隙間からは
....
点線に沿った生き方を始めて
今年で二十年になりました
僕は曲がりもせずに、1ミリもずれないで
同じ道を歩いてきました
時折吹く
雨の香りの混ざったぬるいぬるい風は
行っては行けない方 ....
天上のせかいは
ぼくたちの住む世界の
ちょうど裏側にあって
あちらに行けるひとはなかなかいない
そのせかいは
雲の上とか空飛ぶなんとかとか空中庭園のようなとか
とにかく架空のせかいらし ....
わたしの心と体というふたつは
風の息吹に包まれながら
透けた紐に結ばれたひとつです
体が体のみならば
わたしは只の人形です
心が心のみならば
わたしは只の霊魂です
....
おでことおでこをくっつけて
君と春のうたた寝
寝息が波のように遠ざかり
いつしか君は夢の中
匂うような春はこんなふうに
小さな子供に戻って
やさしい眠りに包まれていたい
そっとそっとゆら ....
木々の緑を揺らし洗う
風の音たちが
私を遠い所へ連れ去ってゆく
ざわめきの葉葉に清純な雨が伝う
そう暴風雨は埃にまみれた
この都市を透明に塗り替えて
明日の蘇生を約束してくれる ....
{引用=雪見大福サイズの
雪見大福みたいなうさぎたちに 羽がはえて
ぶーーーーん って
いっぱい空を飛んでる
なんだかあわててぶんぶんしているので
いっぴき 飛ぶうさぎを ....
陽だまり
長い 長い眠りから まだ 覚めていないような
ここちを指の先で触れてみた ふかふか お布団のようだった。
ふわふわ そっと っと 。.
あと少し まだ 眠たい.。 そんな風 ....
黒潮の呻き声の中に
僅かな光を探し求めて
何時間も何時間も
その有機的な水を
掬ってはこぼし掬ってはこぼす
両手が潮負けして赤くなるまで
強く照りつける太陽に
涙が頬に張り付いて塩に ....
くちなし色の便箋に書けば 口にせずとも想いがつたわる
そんな 企みたくなるいいつたえ
でもくちなしの花がどんなだったか
ずっと長いこと思い出せずにいる
いつかおまえに すきな花を問うた ....
いつか 私は夜で
星の鼓動を抱いては太陽を想った
いつか 私は昼で
鳥の歌声を聴いては月を想った
いま 昼と夜は交わり黄昏になる
見上げれば見覚えのあるアゲハチョ ....
僕は睡蓮の池の絵に
名前を付けた
夕暮れ
どこかヨーロッパの石畳の町
大きな花屋が一軒あって
歩道に沢山の鉢植えの花をいくつもならべて
ほとんど黄色の花が多いみたいだけれど
どれも金塊を ....
共有はしないけれど
否定はしない
と、いうスタンスを
貫くが
そこに感情がないわけではない
眠るひとの
額に口をつけるとき
その日一日
足りなかった言葉を添える
それ ....
こんがりと焼けた茜に
今宵あなたとニコーラへ
とろりと滴るバターの琥珀
バジルで装うゴルゴンゾーラ
ギンガムクロスに灯るオイルランプが
ゆらゆら ゆらゆら ゆらめいて
窓から見える ....
失った恋が
目の前で 僕抜きで
始まる としたら
それははがゆくて 怒りに満ちて
でもそれはまた
自分が何も得なかったかも知れないという
暗がりとの戦いでもあるのだ ....
「ここになにかがありまする」
そう言って彼女は化石発掘用のトンカチで
私の胸をとんとんと叩く
いつもの陽だまりの午後
「なにもありませぬ」
「いやいや、なにかあるであろう」
....
080416
あかさたなの春が来た
あしたの人は元気がよくて
ぱぴぷぺぽと歩いてく
あさっての人もやってきて
こんにちはと挨拶をする ....
{引用=いつまでも生きていこうよ}
桜を見に
車椅子を押す
その背中
“来年も見に来よう”
孫から貰った桜の花
手の中に大事にして
見つめながら
“それまで生 ....
彼女は失恋をしたそうです
毎日泣いては泣いて
時間だけが過ぎてゆくのを
いつか彼が来てくれるのを
待つだけでした
昔から彼女は人に臆病で
誰かを好きになるという事が
嘘のように思 ....
私は自由だ
自己責任の及ぶ限りにおいて
父・母が名づけた
藤井邦彦という名において
己に負荷をかけ
背水の陣を形成しつつ
将来を予想し
あの未来と言う 小高い丘から
現 ....
花びらが
あしもとに転んでいる
気持ちいい夜風に
白い素直なものが散っている
居酒屋をでて
スナックにむかう
仲間たちのうしろ姿
外灯に浮かびあがっている
....
君とはもうサヨナラ
君は愛想を尽かし
僕は一人になった
ハンカチをもらう
一人カラオケで
時間を忘れ
飲み明かす
花一文目
車でハイウェイ
温泉でふやけ
テレビを見て
笑 ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597