朝から酒を飲んでいる
涙をこぼして飲んでいる
都会の空地の駐車場
道行く人は見ない振り
電信柱のゴミの横
フェンスの縁に片手掛け
地べたに座り飲んでいる
通勤客は足早に
見て見ぬふりの ....
すこしぬるい冷たい風
くるまが横をすべってく
電車のおとがつれてゆく
ふつうに夜桜さいている
コンビニ袋ちりちりちりちり
なんでこんなに悲しいのだろう
知らぬま ....
雲もなく太陽はえて春空に八幡掘に妻と来てみた
春の陽の温き陽だまり水流れ妻は心に何思うかな
陽は陰りふと歌詠わんと万葉の歌集をとじてペンを持ちけり
白き根に緑濃き葉の伸びし草水辺に在 ....
津軽の地に生まれし者
幼少を経て、その地を後にした
夢と呼ぶにはお粗末な信念を
青年はひたすらに貫いて
意地という名の包丁片手に
立派な板前となり
同時に半人前な父親にもなった
....
疲れた時に疲れた事を疲れたと
言える場所が欲しい
嬉しい時に嬉しい事を嬉しいと
言える場所が欲しい
悲しい時に悲しい事を悲しいと
言える場所が欲しい
静かにしたい時に静かにしたい事を静かに ....
この風に
のって走るなら
きみの元に辿りつきたい
はかない
きぼうと花びら
めぐるきせつを一緒に
いたいだけ
いたいよ
きみからの電話
何もいえなくて
恋になった
呼び方ひ ....
月のコンセントは
抜いてしまったから
今夜は
星ばかりが天に満ちている
恵みを受けて
生かされて
うずくまるひとよ
すべてを失ったとしても
あのひとの教えてくれた
花の名前を覚え ....
呼んでいるのは誰?
ロマンスの予感に震えては
言葉にできない思いに
微妙に心は揺れ続けている
*
よーいどん!
ロケットみたいに飛び出そう
幸運は思いがけずやって来る
ビリケン ....
歪みを補正しようと
身震いした球体の表層に付着した
病原体のような存在が
界面活性剤に流され
漂う芥となり
大洋に流れ出す時
芥に染み付いた
悲しみと喜びと
誇りと落胆と
憎悪と ....
フリルの青いふちどり 透明な金魚鉢
陽だまりに腰掛ける 丸く揺れる水
雲の尾びれが覗き込み ひとくち
指に 甘くて白い 隙間が 落ち
金網を越えて 草の上 風枕にのぼせた
黒い小石を ....
おしえられてると
おしえられてる
きがしてる
でもほんとうは
なにもりかいしてない
おしえることと
おしえられてることだけが
たいせつなきがして
そうして
なにも ....
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もう一度やり直せるとしたら、
あなたはどの時代にもどりますか?
受験勉強が嫌いなぼくは大学一年生から
もう一度青春をやり直します。
勉 ....
気になる
と いうことは
まだ
心 が
残っている と
いうことなのだろうか
深夜まで
足跡を読む
理解しきれない
文字たち
脳裏に残る
モノクロの横顔
....
何かと引き換えにしてでも
救いたいから
守りたいから
大切なものを 差し出す人がいる
一方で、
そんな大切なものを
奪い取り
騙し取り
踏みにじる 者もいる
弱き者から奪い、 ....
私がひとり
あなたを待つ場所には
街灯がひとつ
災いが襲った街は
まだ暗闇の中なのに
この光は私ひとりだけを
照らしています
見上げれば
それは思いの外まぶしく
波打つガラス ....
ぼくはなんにちに死ぬんだろう
そんなことばかり考えていた
幼稚園のころだ
久我山の町を歩きながら
大工さんになることばかりを考えていた
でもそれでは家しかつくれないから
....
向こうで あなたが
微笑みを浮かべていても
直ちに影響はないけども
そのたびごとに
僕には花の種が撒かれて
そしていつか
広々とした花畑ができる
向こうで あなたが ....
この土日は良い天気でした。
でも風が強かったなあ。
ヘドロが乾いた粉塵がひどいので,風が強いとしんどいけども,ぽかぽかしているのは,外活動が苦痛でないという点だけでもとても嬉しい。
朝晩は ....
虹の裏には
雨雲があり
雲の裏には
空があり
空の裏には
宇宙がある
その先は知らない
昨日の表には
今日があり
今日の表には
明日がある
その先は知 ....
私の夢は
詩人になること
詩を書いて本にすること
今よりも
謙虚さと
忍耐を持って
おおらかに
豊に生きること
何事も
前向きで
融通性のある人でいること
物事にこだわら ....
彼と
別れて
もう一年が過ぎました
一年前まで
本当に
あなたを心から
頼れる人だと
思ってたけど
一緒に
同居しはじめたけど
お互いの考えが
違うことに
なんとなく気 ....
夢はまだ
手の届く
ところに
あるでしょうか
わたしのそばに
そして
あなたのそばに
眠りによりそう
咲きおくれた百合の白い想い
写真のなかにおさまったあなたは、
昔見せた笑顔のままで
私をみつめる
じゅうぶんに苦しんだのですから
もう休んでもよいのです
生き ....
夏羽に着替えて
飛びすぎたスケートボード
今はナマズの寝床
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今日も一本抜きますか ?
歯医者はそう言って
内歯鏡で前歯を叩いてみせた。
だって見た目と痛み
どちらが大事ですかと言う。
いや見た目も ....
棚が倒れて割れた窓ガラスや試験管
フラスコやビーカーが床に散乱している
海水に浸された真綿が入るシャーレが傾いて静まっている
実験室の椅子にすわるかれの顔をおぼえていない
....
眠い
眠い
とろとろと
こんな時
脳は
あちら の
世界と
相談をしている
残酷なのに
血の赤が見えない
モノクロームな夢ばかり
見続ける
都下の森 ....
現在完了で私は部屋が片付けられない
夏休みの宿題は その日のうちに書きとめられずに
お天気欄は空白のままだ
(そしてその結果、いまでも宿題は出せずにいる)
宿題を片付けられないまま思春期に ....
唇は ほどよく濡れ
指先は ぬくもりを感じ
果ては 穏やかな吐息
禿頭にパンチパーマが生えてきたような
夜の街路樹に仄見える青葉は外灯にてらされて
現実世界にうまれた幽霊のようだった
コンビニは看板を消していて
さっき接待に使った天然ふぐ屋も ....
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