壁を自在に移動する窓
持ち歩き可能な窓

心臓に取り付けるための窓

蜃気楼だけが見える窓

窓硝子に詩を書くための窓
叩き壊しても何度でも再生する窓

脱け出すためだけの窓
忍 ....
パンをちぎる
その手で私は
鶴をおる

鶴をおる
その手で私は
猫をなでる

猫をなでる
その手で私は
ページをめくる

ページをめくる
その手で私は
小銭をかぞえる

 ....
あんたがおる所は
雨やろ?

うちがおる所は
綺麗すぎる青空やで

明日くらいには
あんたの所も晴れるんちゃう?





さびしくなんかないで


空は万国共通やもん



あんたとうち
空でつなが ....
蠍の あかい 目玉が

海のむこうへ と 落ちて

時折 のぞく

スピカ に

こんばんは と挨拶 。

オリオンの べるとが

空を 照らす なか

シリウス の待 ....
そこには廂のない
木々を見下ろすような
建物ばかりが並ぶから
欠けない月は
皮膚の下
脈打つ鼓動までも
見通す

懐で熱を吸い上げる
母から貰った
裁ち鋏は
銀色の筋をつけながら ....
きれいな心の人が書いた
きれいな詩は傷つく

死ななきゃいけないって言われてるみたい

あいしても
濁らないひとがいるのはなんでなの

何が違うの


心のきれいな人が作る詩
 ....
「…rapid eyes movementだね」

「なにが、」

「最も深い睡眠状態で、覚醒には強い刺激が必要であるが、脳波は覚醒時と同様の振幅を示し、開眼時のような速い眼球運動がみられる時 ....
休園中の
誰もいない遊園地で
ひときわ大きく
一本のレールが
空に向って伸びている

カタカタカタ
カタカタカタ

レールの上を
ジェットコースターが
空に向ってのぼり始めた
 ....
どおぉーんとした夜明けには、
ゾンビがどんどん生まれて死なないのデス。

もしもーし。
死んでるデスか生きてるデスか。
もしかしてゾンビさん、
デスか。
 ....
「一度だけ
 本当の恋がありまして
 南天の実が
 知っております」


本当の恋は一度だけでいい


むくわれなくても


そっと思い出す


たったひとつ ....
そこに空がある
今にも吸い取られてしまいそうな
大きくて濃く
そして深いこの空の中から
風の音が聴こえる

そこに花がある
今にも崩れ壊れてしまいそうな
小さくて淡く
そして可憐なこ ....
器の底に僅かに残る水を
飲む頃に 雨の平原
遮るもののない近さに
後ろを振り返る
遠い山々から
無秩序な強風が
長い旅を続け
軽いものを巻き上げた
道の跡に午後の
どこか沈んだ退色
 ....
失ってから知る大切な物
後引く現実に戻れ無い心

先は見えず転びそうになっても後ろ歩き
過去は戻ってこない
やり直しの効く事なんかあるわけ無い
そんなこと、知っていたはずだった  ....
苦労なんて、
無料配布のものだけで
結構です
さらさらと零れていったわ
貴方
あんなに細かくちゃ
骨も拾えない


きっと
暖かな夢を見ていたのでしょうと

自分を甘やかす
凍えて死んだ
少女が擦った
マッチ棒の先
夢 ....
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに


のに


祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ....
今日のデートで僕が言った「好きだよ」に
君は期待通りの反応はしてくれなかったけれど
今晩君が眠る頃一人でニヤニヤしてくれたなら
ベッドの中のそんな君はそれはそれで僕の作戦通りなんだ
愛してる

 愛してる



   あいしてる




陳家な言葉だと、笑わないで
そんな事、誰にだって言えると
逃げてしまわないで


あなたならわかるかもしれない
 ....
身長、体重、性格、なにもかも違う人間ではあるけれど



人間が好きな人間でいたいね



文化、歴史、背景、なかなか分かり合えない人間ではあるけれど



人間が好き ....
自分の名前を
忘れてしまいそうになる
遠いとおい旅路なのです
だけれども
決して忘れない
名前もあるのです

あの月と星をいただく塔の上で
そらに吸い込まれる
ただひとつの呼び名のよ ....
紙ヒコーキの飛距離はそんな大したものじゃないから
紙ロケットをつくった
そんなに難しいものじゃない
簡単につくれるもの
だって紙だから
ロケットは宇宙へと飛んでゆく
宇宙旅行ができるん ....
おはよう
明日の光を浴びる観覧車
地軸の傾きに反応したゴンドラが
少うしだけゆがんで

カラ、
ラ、
カラリ

まわりはじめると
冷たい大気に
隠されていた痛みが染み込んでゆく
 ....
落合朱美詩集『思惟』(詩遊会出版部)

手にとってみると、紅い表紙に、バラの花だろうか白い線のイラストが大きく配置されている。ルナクさんの絵。詩集の紅い色と、著者名の「朱」という色が呼応しているよ ....
押し寄せる波が私を連れ去ろうとする
どこか遠くの私の知らない世界へ

もう終わりだと知っていた
これ以上続かないとわかっていた
だからこそ
信じたくなかった

この波の音が聴こえるこの ....
君の口から吐かれる息は
さぞ幸せだろう

美しき
粘った
結晶の
綿がしのような
甘い、甘い
白息

僕もあなたの
綿となり
また
食べられたい

 ....
昨夜に限っては
悪夢にもうなされず
いっときだけ
窓をたたく雨の音を
聞いた気がする
夜の中にあって
感情を露わにしないまま
目覚めたのは幾日ぶりのことだろう
確かに雨は
濡れたアス ....
       1

十二月の眠れる月が、遅れてきた訃報に、
こわばった笑顔を見せて、
倣った白い手で、ぬれた黒髪を
乾いた空に、かきあげる。
見えるものが、切り分けられて――。
伏せられ ....
もう、
くもくもくもくもくもー雲ばっかり!。
お空なんて裏返しちゃえ!!。

お空をくりりん!。
お星さまが恥ずかしそうにお尻を魅せています。




やー ....
嫌われることに震える両手は
ひとを切らずに
済んだかい

置き去りの身に震える素足は
ひとを捨てずに
来たのかい


 おそろしいものは
 いつも
 わからないのに
 
 ....
{引用=しん
と張りつめた空気の隙間から小さく 雪ふるる}

 氷点下の朝
 白樺の並木道
 枝の間から差し込むあたたかさ
 昨日の凍てつきなんて
 思い出すことなく
 鳥たちのさえず ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17883)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
窓のカタログ- 塔野夏子自由詩15*06-12-17
リンゴ- 松本 涼自由詩806-12-17
あいたい- 愛心携帯写真+ ...7*06-12-17
天空回廊- 李伍 翔携帯写真+ ...406-12-17
終末は白く光の中に- 自由詩5*06-12-17
フェンス- とうどう ...自由詩13*06-12-17
レム- 朽木 裕散文(批評 ...2*06-12-17
ジェットコースター- 沢村 俊 ...自由詩406-12-17
「_しんでるいきてるデス。_」- PULL.短歌7*06-12-17
この恋は- 逢坂桜携帯写真+ ...8+*06-12-17
風の命が聴こえる- ぽえむ君自由詩9*06-12-17
雨舞踏- 及川三貴自由詩2*06-12-17
「欠けた心」- Taka★Hajim ...自由詩106-12-17
つぶやき- FUBAR未詩・独白2*06-12-17
さらさら- さき自由詩906-12-17
なみだのつぼみ- Rin K自由詩34*06-12-17
太陽は昨日より早く沈んで、君はマフラーを巻き直してまた明日と ...- K+A自由詩6*06-12-17
あいしてる- ことは自由詩3*06-12-17
『人間が好きな人間でいたいね』- しろいぬ自由詩7*06-12-17
誓い- たりぽん ...自由詩18*06-12-17
創書日和「紙」- イズミナ ...自由詩8*06-12-16
ゴンドラ- iloha自由詩5*06-12-16
落合朱美さんの詩集『思惟』(詩遊会出版部)の感想_を書いてみ ...- 光冨郁也散文(批評 ...9*06-12-16
夜明けの前に。- 緋月 衣 ...自由詩7*06-12-16
白息- なかがわ ...自由詩4*06-12-16
冬薔薇- LEO自由詩21*06-12-16
廃船——夜明けのとき__デッサン- 前田ふむ ...自由詩29*06-12-16
「_お尻とお空とお星さまって、たっこ。_」- PULL.短歌8*06-12-16
チェイン・ア・ラ・モード- 千波 一 ...自由詩21*06-12-16
ひとかけらのお話たち- 夕凪ここ ...自由詩9*06-12-16

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