渋茶と一緒に供する三時のおやつ

羊羹が出てくるとなんとなく胸が痛んだ

歯の裏に引っ付いてくる粘着性
苦みを感じてしまう程の甘さ
綿々と続く伝統の重さ
洋菓子が醸し出す空気たっぷり ....
朝の光が差し込んで
僕は夜の海から掬われる
灯台の灯に照らされて
船はいつか僕を見つけるだろう

遠く鐘の音が聞こえ
近く電車の軋む音もする
遥かより陽は昇り
影が僕の背中から着いてく ....
アタマniくるアタマniくると言いながら頭突き

ネコ頭巾ちゃんが
黒頭巾に見える日は
トサカに来ているから
ヘッドハンターをぶん殴る
風来坊の
銀さんは
掏摸だったというのに
人切 ....
きりきりと張られた
暗い夜道

向かう音のない雨
片側だけで 聴く耳
もうひとつの行方 

舗道を流れる
外灯の明りに
寄りすがり
つぶてに 落とされた 蛾

パタパタと 動か ....
いつしか子どもたちは
走り方を忘れていった
いつしか大人たちも
走らせ方を忘れていった

走ることの大切さよりも
走ることの危険さが
叫ばれるようになった
走ることによって
強くなっ ....
心地良い風が吹く
深夜零時の屋根の上

ぽつり
ぽつり

数えられる程の灯りしかない
後、一時間もすれば全てが消える

月明かりと星明り
僕を照らすには眩しすぎる
僕はまだ浴びる ....
 秋に装飾され始めた街角に立つ君は
 凛々しく軽やかでその髪を風にまかせてる

 ルージュもつけない唇は
 すれ違う人々の視線から逃れられない

 風が舞うとき 
 君まで舞いあがりそう ....
懐かしい風の吹くこの丘で
過ぎ去った時間に思いを馳せている

変わってしまったのは自分か
それともこの景色だろうか

冷たい風に吹き飛ばされて
僕は消えてしまいそうだ

 ....
気がつけば雨は冷たく

手は
冷たさを感じて

少しだけ傘を強く握る


気がつけば空は暗くて

陽は
光をしまい

月へとその日を譲る


虫たちが音を奏でて

 ....
150億円の借金を抱えて
華厳の滝に飛び込んだら
借金が重すぎて
華厳の滝の
滝壺の
水が溢れて
日干しになった
カワガラス
クイナ
セントロニクスのプリンター
関係ないじゃんとい ....
カレンダーを一枚めくる度に
当たり前に季節は深くなってゆく
ビルとビルの谷間の廃屋にひとり住む老婆は
知らぬうちに彼方からの者を迎え入れる
表通りでは今日も賑やかな工事が進み
誰も気づかぬう ....
遠くに見える軒先の明かりは
線香花火の様に見えました
それは小さく {ルビ朱=あか}く
瞬きをする度に{ルビ滲=にじ}んで
まるで線香花火の様でした

どこかで歌う声は{ルビ囁=ささや}き ....
大好きな人。大嫌いな人。愛してる人。憎んでる人。
崩れた記憶。崩れた心情。崩れた信用。崩れた安定。
無くした物。無くした心。無くした人。無くした光。
静かな安心。静かな憎悪。静かな平和。静かな怒 ....
タイトルだけ見たら、危ないですが、

記憶喪失の話ではなく、
酒乱事件の話でもなく。

さて、本題。

「わたしは詩を書きます。」

ここでいう「詩」という言葉の定義につい ....
 仏蘭西語よりも希臘語よりも陰気な羅典語よりも
 英語の発音が好きだ だから
 私の名前を呼ぶときは
 英語の発音で呼びかけてくれ

ルシフェルとの戦いで
華々しい戦果を挙げたのは遠い昔の ....
 
山里深く
美しい女が独り
淋しく庵を結んでいるとの噂を聞きつけ
伊達男や
誇り高い益荒男どもが
我こそはと
鼻孔をうごめかせつつ尋ねて行ったが

その度に女は
こんなときを ....
隣の空から降ってくる
それをわたしは見ていたよ

苦しくて眠れないのか
眠れなくて苦しいのか
孤独な人は羊を愛して

柵を越えて
すぐに行ってしまう
次々に飛び越えて
風に乗って
 ....
わずか25cmの彼女は
メルフェンだった
愛くるしい顔をした
庭の番人

彼女の周りにはいつも
伸びてくる草や
季節の花々に囲まれ
笑顔を絶やすことはない

時折り
トカゲや大き ....
 蓮の隙から顔出した白鳥は
 あてもなく
 よすがもなくて
 海の{ルビ底=そこへ}へ沈んでいった。

 僕は窓からそれを見ていた。
 暗い夕暮れの間奏曲、
 こんどは死が
 僕を覗い ....
自転車の後ろに君を乗せて出かける
普段は誰も乗せないからその重さに少しだけ手間取った

「二人乗りは危ないよ」と君は口を尖らせた
僕は「平気平気」と嘘を一つ吐いた
本当は心の中では怯えていて ....
巌に一列に並んで
暮れなずむ彼方に見入つてゐる鵜よ

さうしてゐれば
見えなくなつていくものが
現れてくるとでもいふやうに
水平線を見据える鵜よ

こんなにもひしひしと迫り ....
結び目を
ほどこうとする指先は
きみの吐息の熱さのなかで
やわらかに
能動のつもり、の
受動となる

名を呼ぶほどに
ひとみはひとみの鏡となって
きみは時折
ひとりで勝手に向こうへ ....
このひとつぶに幸いあり
このひとつぶに不幸あり


不ぞろいに置いたそのつぶを
くちびるに含んで夢を見る
あのひとのくちづけを
あのひとのかんしょくを


私の恋はいまだ熟さない
 ....
{引用=
元素の記号に音を託して、

ひとつの譜をここに。

それぞれの元素たちの姿を探しつつ、

あそびに流れてみませんか。}



●Fe(鉄)  

   フェンス越し ....
見渡せば沢山の木々
沢山の丘を越えた その先の先
沢山の花が咲く 沢山の野辺がありました

昔はそこで わんわん子供らが
泣いて 笑って その傍らに
とりどりの花ゞが 楽しげに
風に歌っ ....
「死にたい、いなくなりたい」

私はナイフを握りしめ

青白く光るナイフに滴る血をぼんやりと見つめていた

私は何度となくそのナイフで

自分の手首を切りつけていた

「自分がわか ....
片手をかざして遠くを見る
いつだってこの街は光の渦
目覚めるたびに生まれ変わり
すべてが新しくなって行く

この両腕に抱えている
悲しい思い出はみんな捨てて
窓を開けて そして飛ばそう
 ....
偶然も奇跡も災害も
いつだってその辺の道ばたに転がっていて
宝くじみたいに
人に掴み獲られるのを待っている

最近、災いばかり
引き当ててる気がするのは
厄年だからかな、クワバラクワ ....
熟れたウルトラの母の肌に絡みつく、
怪獣バルンガの触手。
嗚呼!危うしウルトラの母。
だがそこにやってきたのはケムール人。
ケムール人はねばねばした液体を、
その頭部 ....
音のでないパソコンに
たぶらかされて10分
バスはなにも告げずに出ていった
足のない靴下が、履いてゆく脚がない
道路には穴が開いている
雨が降っている
水が貯まって、光っている
足跡を忍 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17833)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*羊羹の裏*- かおる自由詩8*06-9-17
35、希望_【きぼう】- 雨宮 之 ...自由詩1*06-9-17
敬老の日- あおば自由詩5*06-9-17
背中の背中に潤う寝息- 砂木自由詩13*06-9-17
走り方を忘れた子どもたち- ぽえむ君自由詩12*06-9-17
ぽつり_ぽつり- 海月自由詩2*06-9-17
秋のステキな時間- 山崎 風 ...自由詩4*06-9-17
風よ- れるむ自由詩206-9-17
early_autumn- ささやま ...自由詩2*06-9-17
無量大数- あおば自由詩7*06-9-17
秋の暦- 岡部淳太 ...自由詩7*06-9-16
思い出の街には犬が笑う- プル式自由詩8*06-9-16
同類- 桜木 ハ ...自由詩106-9-16
■わたしは誰だろう。- 千波 一 ...散文(批評 ...12*06-9-16
天使祝詞_ミカエル- The Boys On ...自由詩6*06-9-16
山里の女- 杉菜 晃自由詩11*06-9-16
孤独な羊- アサリナ自由詩8*06-9-16
人形の秋- ぽえむ君自由詩11*06-9-16
白鳥—暮れかたの変奏- 白雨自由詩306-9-16
自転車- 海月自由詩3*06-9-15
列島の鵜- 杉菜 晃自由詩8*06-9-15
ももいろ玩具- 千波 一 ...自由詩12*06-9-15
葡萄の夜- 石瀬琳々自由詩17*06-9-15
◆元素の譜- 千波 一 ...短歌15*06-9-15
独りぽっちで咲く花あれども- きりえし ...自由詩6*06-9-15
天使の救い- ajisai自由詩3*06-9-15
青空- 未有花自由詩7*06-9-15
*オプティミスト、バンザイ*- かおる自由詩7*06-9-15
「_うるとらみ、っくす。_」- PULL.短歌4+*06-9-15
ドライバー- あおば未詩・独白5*06-9-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595