【洗】
洗っても落ちぬ返り血どうしよう 犯人オレだと解ってしまう 

【でたらめ】
でたらめに女抱いても虚しくて彷徨っている恋愛砂漠

【蜂】
休もうよ死んでしまえば終わりだよ 働き ....
殺虫剤のニオイが
指から取れない
何度洗っても

だいっッ嫌いな殺虫剤のニオイが
スプレー缶のボタンを押した指に
染み込んで 汚点ついて
取れない いつまでも

だいたい人の寝ている ....
 単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ .... 彼女がたとえ男だったとしても

ゾウだったとしても

ぼくは彼女の存在を愛しています

今朝そう告白して

そういうことだったんだと

はじめて楽になれたような気がしました

 ....
例えばあやつることしか知らない 悲しい涙に語りかける

どうして?
あなたの 「もの」 ではないってわからないの?
本当とはそんなんじゃない
痛みから逃げてばかりで
次から次へと求めるよう ....
唇には唇の 開き方があって
花ならば散るのに
風にでも なびくのに

喉がかすれて
目にしたくなくて
声が くぐれず

いつもの いついつ
指を唇に あててみる

静かに 沈黙が ....
壊れてしまったものはもう直せないよ。

困ったように笑って にいさんは
私が持ってきた玩具を私に返した

でも、

そう言いかけて私は思い出す

前に友達が大切にしていたカップを落と ....
艶やかに
またたき始める防腐の衣。

(出所のわからない応急薬人の訴え)
本番をする前のことは知りません。
それとこれが本命かどうかすら
まるでわからないのです。

(浮遊を許された包 ....
二人して並んで座る公園のベンチに印す秋の秘め事

お手紙にほのかに香るスミレの{ルビ香=か}可愛い人とからかっちゃ嫌

セーラーの襟にはらりと舞い落ちた紅の使者秋を運んで

お揃いのリボン ....
あなたの書くものに
目を通すのは
もう日常になっている

そして 感じたままを綴ることは
出さない手紙のようだ

返事もなければ
読まれることもない

いつまで続けるのだろう
あ ....
渋谷で夕食にした
友人はペスカトーレのセットと生
私はアスパラガスとウニのトマトクリームを頼んだ
隣の若いカップルは今しも席を立つところ
突き当たりにはインド系のカップル
パキスタン人かも知 ....
 
抱き合うより

見つめ合いたい

そんなお年ごろ


 
ひらひらと
群青の夜空に舞う
暗闇の蝶――蛾。
揺蕩うように 揺らめくように
滲んだ月に 白い影が踊る

「今宵の闇は深く
 あなたの声も聴こえない」

女は
蒼い月影のランプで手 ....
はだけた空の向こう
だんだんと透明になる秋の模様と
そろりとかき回す
乾いた、みどりいろ


やがて
脱ぎ捨てていく
いちまい、
いちまい、
はらはらと、
はらはらと、


 ....
七千八〇〇万年前の先史時代の海で、プレシオサウルス(Plesiosaurus)は、赤子を産んで育てていたらしい、胎児の化石の写真でやっと記事になる、現代で

 風に吹かれて なずんでいくから
  ....
現実はどこまでも
不確かだから
その愛し方を教えてほしい



これはあくまで想像だけれども
わたしやその他の女性を抱くとき
あの人はことばの風景の中にいて
女というひとつのこ ....
屋上から見た朝焼け

早起きして
お弁当を作って
朝食の準備

君を起こす前に
そのまま階段を上がって
大きな空に感謝して
美味しい空気を吸い込む

今日も彼の傍に
居れる事

他愛ない話でも
涙を流 ....
大きな雪原に小さな染みのような点
黒い点は次第に拡大し一匹の黒い犬に
大きな黒い犬は狼にメタフォルモーゼする。
孤独な雪原の染みはじっと前方を凝視した後
素早く雪原を横切り
エルクの群れを追 ....
この香りが五月でもないのに
懐かしさが全身に{ルビ迸=ほとばし}る
僕は気になる この香りが

逆らいに倒れた僕をそっと
この華奢な体が抱いてくれた

揺れまいと
木の葉が{ルビ頑=か ....
冷たい夜のドーナツのかおり
ピグマリオン
標識に巻かれたタオル




一 MODEL
魚の切り身が泳いでる     (ふかく(
責任のない情報のマグロ   (螺旋階段(
回遊 ....
あなたといれたらなにもいらない

なにもいらないからあなたもいない

見えないもの

すぐ結果となって返って来ないもの

だけど

たしかに存在するもの

今生の別れでさえ

そんなからくりのなかにあ ....
まわるる
よるわる

干涸びた窓は
口を
ぽかりとあけて
午後は
時間は
吸収されつつあった

膨張している



収縮の二十日間

回転中
カレンダーの日付を ....
迷路をつたう
右手を失って
西とも東ともつかない大地に叫んでいた
{ルビ空=から}の籾殻のような稚拙を
拾いあげた掌がみえる
その指先は
十の母だ
やわらかいわたしをつついて
わたしは ....
僕は異物だから
君の悲しみの中で
溶けてあげられない

僕は異物だから
君の喜びの中で
泡立ってあげられない

僕は異物だけど
とても脆いから
もたれた君の肩を支え切れない
 ....
 
言葉は「普遍/(変容)」に生き続ける

闇から削り採られたひかりに僕は生かされる

デフォルメされるいのちそして言葉の装飾画

公園には風ひとり

(忘却)肉体の未来への「透明/ ....
兄貴が欲しかった
5つくらい離れている

いつも あたしを気にかけてくれて

「 こらっ ダメだぞ」
っとか 叱ってくれて

「ほら やれば出来るじゃないか」
とか 笑って

あ ....
【電】
電流が流れるように始まって終わった恋に何も流れず

【町】
君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった

【奇跡】
奇跡とは二度も三度も起こらない だけど諦めきれない想い ....
なにもかも捨てなければ眠ることはできなかった
今日ひろいあつめた荷物をまるで投げ捨てるようにうば
われていつまでもあきらめきれずに夢の入口に立ちつく
す日は朝まで眠れない
それはなぜか、老いる ....
決意は
百円の紙ガムテープから
むかしの恋人に手渡された
曇りの夕方から

はじまる
助手席で息をひそめる狩人は
巻き戻せるようではいけない
くちびるは閉じる
それだけでは
時 ....
ありがとう
でも もう要りません

こんな結果になってしまって
とても残念です
あなたは私たちを幸せにするために
働いてくれた

実際私たちは不幸ではなかった
暖かく満たされ
痛み ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17848)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
題詠blog2011_021-030- 北大路京 ...短歌13+*11-11-4
殺虫剤のニオイ- 相差 遠 ...自由詩4*11-11-4
独白- ……とあ ...自由詩6*11-11-3
ギフト- 吉岡ペペ ...自由詩1511-11-3
どうか今夜ははじめて交わした色を思い出して、手をつないで眠ろ ...- たちばな ...自由詩12*11-11-3
ここ_とまれ- 砂木自由詩23*11-11-3
過失- きりはら ...自由詩411-11-2
饐えた時間- yuugao自由詩1*11-11-2
秋の秘め事- 未有花短歌9*11-11-2
出さない手紙- 森の猫自由詩8*11-11-2
出て来ない- salco自由詩12+*11-11-1
お年ごろ- 殿上 童自由詩18*11-11-1
【_pulse_】- 泡沫恋歌自由詩15*11-11-1
一葉- あ。自由詩411-11-1
卵が転がっている- 乾 加津 ...自由詩6*11-10-31
中略- かんな自由詩4*11-10-31
いつも感謝- ちゃんこ携帯写真+ ...311-10-31
肉食- ……とあ ...自由詩12*11-10-31
あすなろ- subaru★自由詩22*11-10-31
小詩集_逆ガル翼- ayano自由詩211-10-30
見えないもの- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-10-30
転景/ふゆ- 塩崎みあ ...自由詩8*11-10-30
言射し- 伊月りさ自由詩4+11-10-29
異物- nonya自由詩22*11-10-29
メモ- 乱太郎自由詩9*11-10-29
兄貴- 森の猫自由詩8*11-10-29
題詠blog2011_031-040- 北大路京 ...短歌13*11-10-28
夢の入口_2011- たま自由詩24*11-10-28
瓦礫の上から- 伊月りさ自由詩511-10-28
ありがとう。でも、- 相差 遠 ...自由詩3*11-10-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595