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灯油の匂いは嫌いじゃない
あの日からまだそれほど
時が過ぎていないと
気付かせてくれる
あの曲は嫌いじゃないさ
癖のある声を思い出す
そしたらちくりとまた心臓に針一本
穴だらけで ....
止まれと言われても
蜜柑色の空が
呼んでるからね
右から左から
甲高い機械音
ああもう
うるさいな
もう
白線は踏まないように
進むからさ
慎重に
次の世界へ
風に騙されないブランコ
煩いイルミネーション
急に君から降ってきた棘を
交わす余裕も無く
ただ浴びた私
寒さに震えていた体は
だんだん
君の体温に震えはじめる
頑なに揺 ....
言えない言葉がある
小石みたいに足元には沢山散らばっていても
こんなに寒い風が吹く夜では
指先の感覚はどこかに飛んでいってしまって
なかなか掴めない
そいつはどうしても言えない
....
プレハブ小屋の下で会おう
昼過ぎにはきっともう
空に二つの花が開く
チューニングは済ませておいたよ
音を確かめるように
私はポップコーンを口に運ぶ
ちょっとずれていたかしら
急い ....
氷水に線香花火を浸せば
弾いたような音がなるでしょう
私の心臓の音
冷えたままの心に
ぽとり
火を落としたのはだあれ?
ぬるま湯だった心に
ぽちゃん
氷を落と ....
ぽつぽつと落ちてくる水滴が
汗と一緒に芝生に染み渡ってく
うなり声を上げて
宙を舞う砂
きらきら光る砂埃の向こうからは
止まることなく産声を上げるメロディー
この音は
....
呟く声が
布団に染みてく
手首を締め付けた痕が
言葉を打つ力を奪う
心臓から流れてきた
真紅の味がする
一体何故
ここで産声を上げたのか
ここでミルクを貰っ ....
蚊取り線香の匂いは嫌じゃない
赤い先からあがる白っぽい糸
もうここには無い白髪頭を思い出させる
分厚い本はなんでも友達だった
謎解きを私にさせて
ご褒美のアイスはいつも私のためにあった
....
どれだけ殺戮のニュースが
唄うようにテレビからながれてきても
私はこうやって
貴方のことしか書けないのです
道路がゆらゆら揺れても
しばらくすると白く染まっていきます
扇風 ....
地上から数十メートル上の星たちが
夜空の光を奪った
月は疲れた顔たちを照らして
電灯に負けそうな自分の存在証明を
セメントの大木はちっとも動かないでいる
そよいだ夜風を冷たく跳ね返す ....
君が飲んでる紙パックのジュース
一口もらったら
甘くて溶けそうだった
空になった紙パックのとりあい
私が捨てるから
なんて
ずっと喧嘩していれば良かった
それで良かったのに
....
銀色のスプーンが
光の粒を跳ね返した
口の中で
あまい蜜がとろけた
風鈴は唄う
生暖かい風と共に
夏の訪れを
甘酸っぱい味は
去年と変わることなく
この季節を物語 ....
あの人は
新しく買った携帯に
最初に着信履歴を残した人
あの人は
微かに触れただけの私の手に
十分すぎるほどの温もりを残した人
あの人は
忘れかけてた恋心を掘 ....
月も沈みかける頃
目を開いた私は
黒い電気糸に繋がれた
冷たい機械に手を伸ばす
春独特の憂鬱な症状と
一週間前からこびりついている
心の霧に悩まされ
また例の機械に手を伸ばす ....
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(15)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
主張します、貴方の前で
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Keico
自由詩
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Keico
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06-12-30
メリークリスマス
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Keico
自由詩
4*
06-12-26
代わりに舌打ちを
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Keico
自由詩
4*
06-11-17
月曜日の昼下がり
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Keico
自由詩
3*
06-10-21
確信犯
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Keico
自由詩
5*
06-10-2
サマーフェスティバル
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Keico
自由詩
5*
06-8-28
痛い
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Keico
自由詩
3*
06-8-27
細い煙は白髪のようで
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Keico
自由詩
3*
06-8-16
世界<貴方
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Keico
自由詩
3*
06-8-3
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Keico
自由詩
3*
06-7-16
たぶんピーチ味
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Keico
自由詩
5*
06-7-1
杏仁豆腐
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Keico
自由詩
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06-6-29
あの人は
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Keico
自由詩
3*
06-4-27
携帯電話
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Keico
自由詩
3*
06-4-7
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