心の中の海が騒いでいる
いつまでも鳴り止まない潮騒
僕は不安でたまらなくなる
こうして本当の海を眺めていても
聞こえて来るのは僕の心の潮騒か
それとも目の前にある海の波の音か
それさえ ....
作者への文句じゃ決してありません
作品に言ってる?作者に言っている?
作品は我が子だ親バカ当たり前
作品は他人だ好きに言ってよし
作品は恋人少しは気になるわ
....
呼吸するすべなど誰も教わらない駆け出す夏はどこまでも海
鍵盤を戸惑うような告白が胸をすみかに未来へ渡る
横顔にかける祈りもつかのまに夢から夢へ原理をつなぐ
....
電車に揺られながら窓の向う
つまらなそうな顔して見てる君よ
僕の声は聞こえないだろうけど
一つ伝えたいことがあるんだ
「そんなにも怯えなくていいんだよ」
毎日何かに追われてる ....
水を描こうとすると
モチーフがうまくつかめない
ただただ手を濡らすだけで
画用紙は白いままだった
だから僕は画用紙を水に浸して
水を描いた
コップの中の水の
揺らめき
覗いてみたら ....
夏の
夜が
激しさを増し
ぼくは
水が欲しかった
とても
海水浴
波に
持ち上げられて
足がもうつかない場所へ
つま先に虚無が触れ
頭上には
目を閉じても赤い
太陽
....
これまで
たくさんの人と出会ってきた
ただぶつかっただけの人もいたし
ふり返るだけの人もいた
目線を合わせただけの人も
いい出会い 悪い出会い
たくさんあったろう
だけど私 ....
小雨降る夜中に佇む自動販売機
主がくるのをひっそりと待っている
暗闇が包み隠そうとすればするほど
燃え盛る 胸の残り火
歩きだしたら振り向くな
自分に言い聞かす
....
なにも伝えられない
こんな夜は
静かにあなたの詩でも読んでいよう
なにも言えない
こんな夜は
静かにあなたの歌声でも聴いていよう
今夜だけは
あなた
ひとりでい ....
そこは新宿の雑居ビルが立ち並ぶ一角の
地下にある場末のバーだった
薄汚れた階段を下りていった記憶はあるが
すでにかなり酔っていたので
なぜこんな場所で飲んでいるのかわからなかった
そ ....
まあるい泡を
ぷくりと吐いて
そっと寝床を抜け出す
水の流れは
暗いぶん少し冷たい
おびれとむなびれ
ぷるぷる舞わし
水草の間から
夜の空を見上げた
真昼の水面を
きらきら照ら ....
高校入学前の4月
一足先に入学する高校に見学に来た
まだ雪が残っている
桜はまだ咲いていない
グラウンドの横を通るサイクリングロードを
蕾を付けた桜の木々が覆い被さっている
....
玄関のチャイムが鳴ったので
仕方なく立ち上がろうとしたら
背中の上に
重たい鳥が
止まっていた
「どいてくれますか?」
黄色の羽根を
ぱたり、と閉じて
ずん、と居座る
「私は止ま ....
花が
さいて
ゆれています
いつもの
野原
いままで
しらなかった
花が
さいて
ゆれています
匂やかにすみれ花咲く
白い星を押し{ルビ抱=いだ}き
夜の{ルビ水面=みなも} さざめきだち
{ルビ朱=あけ}にめくれてゆくまで
窓の外眼下に見下ろす名古屋の街は
遠く遠くきらきらと明りを燈し
瞬いては揺れ闇夜に煌々と浮かび上がり
そのひとつひとつの灯に想いを馳せるとき
忘れていた瞬間がふと思い浮かぶのです ....
鉄は錆びていた
光沢は外に発しない
錆びきっていた
鉄は昔を思い出した
あの銀色に輝いていた自分を
当然だと信じていた
今はぼろぼろな茶色の体が
悲しかった
雨に濡れて
少しずつ ....
―夏至は、もう過ぎています
とか
じつは過ぎきっていた太陽の光、みたいな
ぽかりと口を開けるしかないような
きもち
かげろうが立ち昇るはやさで
泣き顔をつくるひとたちを
遠く道の ....
もし説明してくれなかったら
もう続けられない
もしここに貴方がいたら
少しは楽になるのかな
もしこの不安が解消されたら
いつまでもどこまでもついていくのに
もしこの苦しさがなく ....
?.
七百七十六番目の天使が
翼をなくした
俺は 黙っていた
言葉は全て 汚れているから
俺は 黙っていた
あと十秒
?.
六百六十五番目の悪魔 ....
僕はゆくだろう
鍾乳石の先で抗う
水滴の
夜のために
待つものも
さだかではない
暗闇のもっと底
染みこむ
朝のために
屈折がつくる道
灯台が照らす
霧の先に
ゆく ....
テレビをつけると
瓦礫の山から掘り出され
額に血を流した中年の女が
担架から扉を開けた救急車へ
運び込まれていた
その夜
テレビの消えた部屋で
歯を磨き終えたぼくは
....
空と宇宙の間
光る尾を引いた
星の欠片に、乗る
本当は
光ってるんじゃなくて
燃えているということには
知らんぷりをして
指で作ったカメラで
シャッターをきる
閉じ ....
フレッツ光に入ったから
確かに長澤まさみは
俺を大好きであるはずだった
来ないラブレター
ドラマ忙しいのか
そういえば月9は何故か
俺は恋人役じゃなかったな
と言ってたら虚しくなった ....
オートクチュール
私ぴったりに、しつらえた愛を下さいますか?
遠き月が啼く夜に
迷子のままでキスをする
盲目のロストヘヴン
でも独りよがりではいけないね
一人で恋は出来ないね
....
あなたが教えてくれたうたを
繰り返し うたい続ける
なげだした足にまとわりつく憂鬱は
綿菓子の最期みたいにねっとりして
組み敷かれたうたは
少し雑音が入っていた
無 ....
初めてラムネを飲んだのは
確か5歳のときだった
ママとパパに連れて行ってもらった
近所の夏祭り
小さなベンチに腰掛けて
ガラス玉を落としてくれたのは
パパだった
ビンに口 ....
ここ数日止まない雨
雨が止んだらあなたに逢いに行こうって
あなたの側でずっと笑っていようって決めているのに
まるであなたとの間を阻むように雨は降りやまない
最後に逢ったとき ....
汚れた雨が蹂躙する街角で
傷をかばいあうために手を繋ぐ
傘を持たない日だけ、どうしようもなく
君の手があたたかくて
切れた指先が痛みを増した
僕の手は
どんな温度で君に ....
ここは
ボクたちが二人きりで来た
初めての海岸
展望台
風が強かった
でも 繋いだ手
互いに脈を数えながら
温かいものが 二人の距離を近づけた
コートの季節に春のにおいが漂って ....
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