自分が嫌いだ
身近な人を傷付けまわして
誰もいなくなってから後悔する
そんな自分が嫌いだ

くろ

人間が好きだ
身近な人を傷付けまわして
誰もいなくなってから後悔する
そんな人間 ....
死んだおじいちゃんが
君が気づかないように
枕元にチケットを置いた

太陽の管弦楽
冥王星が吹き飛ぶ 重厚な音の味

 ご招待 官能のGORGEOUS TIME

トトロには影が ....
線路を白く覆う雪と
目の前を白く曇らせる吐息と
貴女が歌った古い歌が消えていくように
冬の前に確かに聞いたオルガンのように
未だ、罪悪感を知っていた日を懐かしむ影が
昨日のような未来に嘘を重 ....
燃え残ったあたしの骨は
神様も買わなかった
代物で
おさまりのいい
グリーンの壺を
飛び出して
かしゃかしゃと
サワヤカに
鳴りはじめる
静まり返った
西光寺に
ササヤカな
ビ ....
すとんっと落ちた釣瓶の井戸に響くあっという間の出来事の
外はもう闇
急に冷え込む閉店準備の店内で
夜には強すぎる冷房で涼む集積回路
ホッとしながら「もっともわずかな安堵の時期である」と言った
 ....
日常の生活を離れ
遊びの為の毎日
全て自由
全てが新鮮

毎度あり〜!
八百屋の声も届かない。
また来週と!
人に頭をさげない。

重圧から解かれ
身が軽くなる
口開けてると
 ....
はねを生やして飛び立とうとするのは
なにも言葉だけじゃない
重すぎる心臓を
あかく吐き出しながら
お前のことを絵にするのは
いいかげんにしなくちゃね
お前はそう、
ひっそりとやさしいに近 ....
{画像=081005021659.jpg}

砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑 ....
好きかもしれない人は
好きな人になり
好きな人は
好きだった人になり
好きだった人は
苦手な人になり
苦手な人は
嫌いな人になり
嫌いな人は
知らない人にかわって
わたしの体に ....
僕は弱いんだ。




そう言って助けを求める強さがあれば
きっともっと楽になれるのに



私は弱いの。

そういって泣き崩れられる君のほうが
きっとどんなに強いことか
 ....
悲しいことを悟られないよう
笑顔をつくっていても
心の中では
雨がふるふる
雨がふる
心に傘をさしましょう
雨がふるふる
雨がふる
すべてを洗い流しましょう
雨よふれふれ
雨よふれ ....
 
たくさんのくだが
生き物としてひとつひとつ
呼吸してる
反面そこにはいつも
ニヒルな顔して詰襟を着た
兄がいた

たぶん
高校生だった
彼のことを今は誰に聞いても
知らないと ....
「ただいま」と「おかえりなさい」が
いつの間にか聞こえなくなった室内で
形式的な仲良しごっこは辛うじて続けられている

夫は職場で妻はエアロビの教室で
ここぞとばかりに不満を吐き出す
食事 ....
私の頬についた
大きな大きな
キスマーク

冬の花火を
震えながら見ていた
屋上のベンチ

恥ずかしがり屋の貴方が
私につけた
俺専用って印


あざか怪我かと間違うくらいの ....
見つかっても
怒られることはもうなくなった
飾り気のないドアが壁となる
十五時からの十分
煙草二本のあいだ

椅子に浅く腰かけて
窓枠に肘ついて
外に目をやりながら紫煙を燻らす
そん ....
    (わたしは秋
     枯れゆく落ち葉のしたで
     春の夢を待ち焦がれている)



北国の夏はぬるい
日焼けした肌
汗臭いTシャツ
サングラス
海と空がひと ....
10年と少し前まで走っていた真っ赤な電車
50年以上前にデザインされたとは思えない
斬新な色使いの電車は今でも地球の裏側で
タンゴのリズムを纏って走り続けている

メトロと言いながらそこここ ....
蝉のように
最後の一週間で
羽化してみたい

  飛べるだろうか

そんなことより
左手と右手の違いについて
考えている
ついでに右目と左目について
も、ちょこっと
やはり
 ....
息子も中学三年生となった
進学のことで小言を言った


 もっと真剣に勉強に取り組め
 現実は厳しいものだ
 思うようにならないのが人生だ


うつむきながら息子は黙って聞いていた
 ....
静かな木漏れ日の向こうに
やさしい香りに包まれた人がたたずむ
朽ちた古城を背景にその人はいた
それは昔々の神話のような
何と感傷的な横顔
アポロンかエンディミオンを思わせる
木漏れ日は宝石 ....
カシッ

くるみの殻
秋の日差しのなか
乾いた破裂音

くるみの林
赤や橙に色づいて
かさかさ揺れているかな

ひと吹きでぱらぱらと
涙のようではなく
思い出のようでもなく
 ....
{画像=081001232707.jpg}


想う

無責任な放埒さを

道は幾つもあった
途中には
見えて来たものが色々あった
それはそれで良い

片意地を張り両手を拡げた ....
その人が引っ越してきたのは3ヵ月前
いつもきちんとしたスーツを身に纏っている
隣の部屋に住んでいるせいか
毎朝のように顔を合わせる
その人があまりにも素敵だから
挨拶以上の言葉を交わせない
 ....
ほどなく
空は なだめるように
いくどかのまばたきをした
何度目かの夏
もうすぐ花柄の猫たちが
砂丘のほしに
帰ってゆく

波の音
水平にひろがる
君のこきゅうと 両腕
ほど ....
伸びきった髪を
バリカンで刈るような作業
稲刈り後の田んぼは
すっきりとしていて
その清々しさが
秋の空気を絹のようにする


***


新米は少し水を少なくして炊く
十代の ....
西日が射す
階段の踊り場から
子供の声がする
懐かしい声が
あれは
ボクの声だ

 ボクがそこに座り
 マンガの本を読んでいると
 台所のほうから
 タンタンタンとリズムよく
  ....
胸の想いは、
薔薇色の珊瑚だよ

だから貧乏だなんて
口が裂けても
絶対に、
言ってはいけないよ

こんなふうに、
今は。
志のある人なら誰でも
・・・・とても
苦しい、時代だ ....
人は自分より優れている
敬い尊び自分を低め
仕えなさい。
人の下に立ちなさい。

若い子には通じない
いけてない
流行遅れだ
バカじゃない!

苦しみが1つ増えた
悲しみの思いが ....
蟻が
わらじの死骸を
運んでいく

気持ち悪い、とか
すごいちからだ、とか
そのさまに向ける言葉は
まったくの自由だ

だがそれは
彼らにとって
とても重要な生命の営みで ....
大手菓子メーカー製造の
5個入り徳用大福に手を付ける

機械練りの餡であっても
小豆は小豆だから

機械でくるんだ餅であっても
淡泊で餡のじゃまをしないから

餡の甘さに素直に溺れる ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
モノクロストライプ- 緋月 衣 ...自由詩9*08-10-5
トトロには影がない- 北大路京 ...自由詩10*08-10-5
白痴- 智鶴自由詩2*08-10-5
日曜日の曇り、ミカゲイシの隙間- むらさき自由詩2*08-10-5
6CO2_+_12H2O_→_C6H12O6_+_6H2O_ ...- 西日 茜自由詩17*08-10-5
お手、お代わり- ペポパン ...自由詩5*08-10-5
光速の美夏- 石田 圭 ...自由詩2308-10-5
君からの風- beebee自由詩2008-10-5
***- 士狼(銀)自由詩5*08-10-5
僕はとってもつよいこだから- 夕焼け空自由詩6*08-10-5
天気雨- ゆきこ自由詩108-10-4
影のない犬- 小川 葉自由詩3*08-10-4
夫婦- 1486 106自由詩1*08-10-4
キスマーク- 舞狐自由詩6*08-10-4
れもんさわー- FUBAR自由詩6*08-10-4
わたしは秋- 乱太郎自由詩29*08-10-3
丸ノ内線- kauz ...自由詩7*08-10-3
うつしみ- たりぽん ...自由詩808-10-3
息子よ- 青い風自由詩5*08-10-2
- 未有花自由詩11*08-10-2
くるみ- ふるる自由詩11*08-10-2
フリー_/_自分らしく生きるということ- beebee自由詩1308-10-1
エレベーター- 1486 106自由詩5*08-10-1
くじら- はな 自由詩3208-10-1
新米という季節- 小原あき自由詩14*08-10-1
踊り場/台所- 皆月 零 ...自由詩11*08-10-1
ちゃんと御飯だった- atsuchan69自由詩31*08-10-1
へりくだる- ペポパン ...自由詩6*08-10-1
蟻をおもう蟻- 千波 一 ...自由詩11*08-10-1
大福- kauz ...自由詩5*08-9-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597