冬の夜小さく光る星の隙間から夕空が落ちて
いたので
拾って
帰りました

夕空はすっかりくたびれてオレンジもすっかり擦り切れて青ざめてまるで
紫の
宵っ張り
みたいです

所々に張 ....
ゆうたくん、
空の色なんてクレヨンのあお
たった一色でこと足りたはずなのに
昨日にはそんなことすらできなくなっていた

ゆうたくん、
10才のころの夢はサッカー選手、で
まぶたの裏で夕暮 ....
 2009年になりました。遂に丑年です。
明けましておめでとうございます。去年の暮に突然始めてみた散文が意外にポイント入ったので、今年も続けてみようと思います。どうかよろしくお願いします。

実 ....
朝の窓へ果てしなく
警告ランプが続いていく
ぼやっと灯ると川が広がりネズミ色に流れる
ただよう木々にラインの空を

僕は登山者だ 開かれる
アスファルトに 僕は 
通り抜けていくそして  ....
大掃除の手始めに
なんとなく僕の部屋ということになっている
西向きの洋間
に置かれたまま整理していなかった
書類領収書請求書レシートパンフレット新聞記事コピー
などなんやらかんやら
雑多な ....
かもめよ、教えてください
埠頭をかすめて海に消えたひとりひら
海雪の行方を

海峡の雪雲に隠れたプロキオンだって
待てば姿をあらわすでしょう
その、抱く思いに揺れていたとしても

 ....
夜の片隅は 窓際に満ちていて
澄みわたった天空のオリオンと
交差しています

歴史の流れを彼なら
知っていると、したら、
交差する窓際と宇宙の果てに
言葉に似たものがあると、したら、
 ....
一人ぼっちに なりたい なりたいって言ってた
私がついに一人ぼっちになった
二人でいることのわずらわしさばっかり
わかったつもりでいた私が一人ぼっちになった

そう思うとこの町は ....
変化のなかに

充満する声、声、声、

それは真理とか、

法則だとか、

唯一だとか、とそう呼ばれ

立体を超えた次元に浮かんでいる


いっぱい買ったら気持ちよかろ

 ....
祖谷は山里 遠国(おんごく)なれば
都恋しと 思いがつのる
星がざわめき 眠れぬ夜が
幾夜続くか 鉾(ほこ)杉よ


祖谷の男子(おのこ)は 豪気な者よ
破れ衣を 身にまとえども
山に ....
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い

太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
きみはひどく咳き込み
すぐに踞った
今日は風がつよいね
手をつないで
髪を
なでた





すきだよ


あまく
湿った声は遠く
いつも
おびえているみたいだった
 ....
明ける年に
拍手するのではなく
暮れていく年を
ゆるやかにゆるやかに
見送ってゆく
午前零時を
もう少しで回ろうとする
時計の針を
まばたきもせずに
見つめて

となりで眠る ....
北風に煽られる葉っぱ
くるりくるり 空に舞う
同じように私の気持ち
くるりくるり 天に踊る

嗚呼、私の心よ
なぜに そは愚かなのか
なぜに そは学ぼうとせぬのか
それを人は傲慢と言う ....
何年前のことでしょう

冬の枯れ枝に
雪が花を付け
陽の温度と引換に
白肌は氷と散った

何ヶ月前のことでしょう

雪の川辺に
冬が根を張り
せせらぎの冷気と交わして
風に花を誘わせた


何日前のこ ....
おとうさん
新年はやっぱり青空だね。
見上げると雪に覆われた町の空は円く晴れ渡り
周縁の雲は黒く山の上に山を重ねて
峰々の隙間から綿アメのような曙光が
白く絡んでいる
首を直角にあお向けた ....
きらきらしたものが

もっとたくさん降ったらいいな


父さんや母さんに

じぃちゃんやばぁちゃんに
兄さんと姉さんたちに
リツとレナに

友達に

幸せというものを教えてく ....
坊主が屏風に上手に坊主の絵
を描いているところに
東京都特許許可局
の役人が訪ねて来て
裏庭には二羽庭には二羽ニワトリがいる
と教えてくれたので
青巻紙赤巻紙黄巻紙
を携えて駆けつけ ....
短針が少しずつ
牛のしっぽに圧力をかけて
時計がまんなかで 手を合わせるよ

まるで「いただきます」
みたいな「おめでとう」だね

それは温もりある言葉だね 


新しくなった人々 ....
ビャーっと貫く夜の 闇の中へ懐中電灯
透明にすかしたラインを スイベルに通し
リールをガチリと巻き取ると ふっと一息
でも足を立て 振ったロッドで もう一投

光が差し
床を やがて1 ....
休日という空間に。
僕と言う固体が。
特に動くこともなくかといって空虚でもなく
ただなんとなしに呼吸を繰り返しては
ただなんとなしに歩を進める

繰り返される幸と不幸を謳うテレビ番組
す ....
Thinking time.
悩んで、迷って
成長する
でもね

YESやNOで
分けられない事がある
証拠や根拠が
なくても、

それだけが
全てではないのです。
物より
 ....
重い身体を引きずって
けだるい空気を身に纏う
手の届かないものを愛して
非現実的な歌を歌う

僕の太陽
僕の慈しみ
何処を探しても見当たらないから
雨上がりの重苦しい雲が垂れ込めて
 ....
見知らぬ男が映っている
頬杖をついて
眉を動かせばそれを真似る


雨が真横に流れていく
薄暗い壁紙の町
今は車内の方が明るい
どちらにせよ寒い


短慮な決着をつけてきた
悪 ....
僕らの乗った客船は軋みながらも
概ね順調に航海をしている筈だった

海は時化ていて甲板には
出られないけれど
船の中に必要なものは揃っていたから
退屈はしなかったし
取りあえずは安全/安 ....
叶わない夢があったわけで
あなたは
そのなんていうか
ブラウン管の中で
夢を与える
夢を与える事を生業としている
私は私で毎日毎日
あなたを見ている

感動を呼ぶ出来事も ....
枝葉に風が吹いていた
茶や薄緑に、カサカサ、ゆらめく葉たち
今日で休みも終わりか…

小さく霞んだ町が 青や 白や
黄やデニーズを散らばせ びゅうびゅうと吹く
あそこは、あたたかいんだろう ....
秒針は螺旋の軌道を描いて
歩くことでは辿り着けない場所に
らせんらせんを運んでいく
生まれることで届くだろう
窓の外で、まどのそとで

  ラッシュアワーに平気で押しのける
  普通に見 ....
 初めて散文欄に投稿させていただくので、
まずは自己紹介から行きましょうか。
私はそらのとこという名前を自分で付けました。そうです、ハンドルネーム兼ペンネームであります。由来は端折ります。

 ....
誰も知らない月の海で

明日、人魚が歌います


僕らが生まれた日のことと
サボテンが
初めて棘をもった日のこと

空爆の空を見上げた最期の{ルビ視界=ヴィジョン}や
ゴルゴダの丘 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17883)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ある夜の話- プル式自由詩4*09-1-5
ばんそこ- 夕凪ここ ...自由詩309-1-5
自己紹介しながら詩を語る!?その2〜あたま〜- そらの  ...散文(批評 ...2*09-1-5
歩く- K.SATO自由詩209-1-5
大掃除の手始めに- kauz ...自由詩3*09-1-4
立待岬- たりぽん ...自由詩609-1-4
ノクターンを聴きながら、- さくら自由詩9*09-1-4
ひとりぼっち- 瀬田行生自由詩1809-1-4
樹陰に- 吉岡ペペ ...自由詩209-1-4
祖谷山小唄- 青い風自由詩2*09-1-4
ふゆの背中- 銀猫自由詩21*09-1-4
破瓜は絞首に似ている- アオゾラ ...自由詩13*09-1-4
年をまたいで- かんな自由詩6*09-1-3
リフレイン- 麻生ゆり自由詩1*09-1-3
翼を無くした嬢- 見崎 光携帯写真+ ...309-1-2
元旦に雪を掘る- オイタル自由詩3*09-1-2
desiderata- 自由詩1*09-1-1
新春シャンソン・ショー- nonya自由詩12*09-1-1
新しい年に- あすくれ ...自由詩6*09-1-1
釣り- K.SATO自由詩409-1-1
あるチキンの独想- もこもこ ...自由詩5*08-12-31
信じる- ペポパン ...自由詩7*08-12-31
片恋- あきな自由詩508-12-31
創書日和【鏡】雨の窓- 大村 浩 ...自由詩5*08-12-31
不安な航海- kauz ...自由詩3*08-12-30
甘い果実- 瀬田行生自由詩1308-12-30
ドライブインの上から- K.SATO自由詩308-12-30
いちばん遠い朝- たりぽん ...自由詩7*08-12-30
自己紹介しながら詩を語る!?その1- そらの  ...散文(批評 ...3*08-12-29
ザン- 自由詩3*08-12-29

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