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冬の気配を感じる日
信号待ちの足元に
からから枯れ葉が舞っている
まるで君の言葉のよう
冷たい風に吹き負けて
枯れてしまった君の言の葉
....
緑道公園の木の上で
最後の蝉が鳴いている
ジリジリ・・・
ジリジリ・・・
今にも力つきそうな声で鳴いている
その声は一瞬一瞬過ぎるごとに
確かに弱々しくなっ ....
今日もいつも通り
という自覚もなく
今日もいつも通り
という毎日が過ぎ
今日もいつも通り
私の隣には君がいる
だけど突然
底なし沼にハマるように
記憶に足を ....
何にもない
ただ真っ暗な空が
切り刻まれていた
いつも見あげていたはずなのに
真っ暗すぎて
切り刻まれていることに
気付かなかった
今 ....
いつの間にか
消えていた
もうずっと
言葉を失くしていた
大事なものが
人ごみにのまれていた
ぎこちない優しさが
哀しみになった
そ ....
確かなものが欲しい、と泣いた
そんな日々には
野良犬たちも
たんぽぽも
いつもの帰り道さえ
他人だった
君の小指と僕の小指を何度絡ませて
....
悲しみを表す言葉を並べて
悲しみの詩が出来たら
その悲しみは意思をもって
そっと旅立っていく
そんな気がして
僕は少し嬉しくなる
喜びを表す言葉を並べて
....
君は 必死にボートを漕ぎ進んでいるんだね
でもボートは後ろ向きで前に進むんだ
いつか必ず 大きな船で舵をとるんだよ
あなたはいつも 牙を剥き 鋭い爪で私を威嚇 ....
いつか 私は夜で
星の鼓動を抱いては太陽を想った
いつか 私は昼で
鳥の歌声を聴いては月を想った
いま 昼と夜は交わり黄昏になる
見上げれば見覚えのあるアゲハチョ ....
あなたは昔言いました
…お前、偽物だ。と
寂しげにぽつり言いました
…お前、偽物だ。と
私 言い訳を探して
だってあなたは脳の病気だし
寝たきりでろくに口もきけない ....
眠れぬ夜を越え辿り着く時
身からこぼれる無彩色な雫たち
こぼれるほどに身は透明になり
私はついに記憶を失う
この狭間の中で
行き着いたのは鏡の世界
映し出された情景 ....
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(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
枯れ葉
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COCO
自由詩
13
11-11-11
宇宙の一員
-
COCO
自由詩
13
11-9-17
惑いの記憶
-
COCO
自由詩
9
11-9-13
今日は空が泣いていたから
-
COCO
自由詩
6
11-9-10
幸福論
-
COCO
自由詩
2
11-8-30
朧月
-
COCO
自由詩
15*
08-5-20
沈黙の奏
-
COCO
自由詩
19*
08-5-9
シナモンロ-ル
-
COCO
自由詩
8*
08-4-25
望みなき恋
-
COCO
自由詩
10*
08-4-17
偽物
-
COCO
自由詩
8*
08-4-9
美しい日
-
COCO
自由詩
7*
08-4-8
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