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　　沈黙を
　　六つの段落に区切り
　　ふりがなをふりなさい



　　青空をゆく白い雲と
　　どこかから聴こえるピストルの音と
　　くすりともしない人々
　　この光景の
　.... 　　なまえをつけようね
　　あなたの
　　たましいに届くように
　　大声で伝えるね
　　きっと
　　忘れないでね



　　なまえをつけようね
　　しだいに
　　それは漢　.... 　　そのとき
　　歌うのをやめていた
　　いっせいに
　　目蓋も
　　胸に泡立つ
　　つたない血球も
　　もう歌うのをやめていた
　　きみが
　　心をこめて笑ったとき


　.... 　　昔々、
　　真昼の公園で
　　だれよりも巧みに
　　おままごとをしてみせた
　　きみが主婦で
　　ぼくが会社員で



　　時は今、
　　少し違うのは
　　きみもぼく　.... 　　接近しあうことだけ
　　常日頃おもうだけ
　　おなじこと
　　おなじとき感じるため
　　切磋琢磨するだけ
　　愛は邪魔、去れ
　　重いだけ



　　恋をして
　　ぼくたちは　.... 　　歓びの光を食べて
　　すくすく笑う
　　痛みの雨を呑んで
　　それでも笑う



　　初めは小さな種だった
　　それがだんだん根を張って
　　それがだんだん茎を伸ばし　.... 　　きいてね。
　　きいたこと、あってもね。
　　うるさいだろうけど、ね。
　　ねぇ、きいてね。



　　きいてね。
　　その耳たぶでね。
　　もっと奥のほう、
　　まごころ　.... 　　さくら、
　　きみは花ひらき
　　したたかに水面を染めてゆく



　　さくら、
　　もうきみの匂いがする
　　春が運んでくる
　　忘れかけていたものたちを
　　そっとひとかか　.... 　　おっぱいは最後がいい
　　まずはくちびるからがいい
　　それからうなじの匂いを嗅いで
　　おなかの温度に埋もれるのがいい
　　おっぱいは最後がいい
　　まるでそこに興味がないよう　.... 　　いびつに
　　きみをだきしめる
　　できるだけ身ぢかく
　　みつめるため



　　しろい
　　しろい
　　息できない
　　うまく笑えない
　　とても、
　　ビュー　.... 　　呼吸を
　　水に沈めて
　　言葉を
　　あきらめた



　　君は
　　知らなかった
　　僕は
　　見ないふり



　　苔むした
　　二つの記憶
　　なら　.... 　　森に歌え
　　回廊に響け
　　ルチウスのヴァイオリン
　　少年の痛みを
　　世界にはびこる欺瞞を
　　ルチウスのヴァイオリン



　　まちがった正しさや
　　反吐をも　.... 　　あなたがねじを巻く
　　ぼくが歩いてゆく



　　あなたが茶を沸かす
　　ぼくが独り言をもらす



　　あなたが哀しんで……
　　ぼくはなにも言えない


　.... 　　万華鏡の街にヒビが入って
　　あっけなく砕け散るのは僕の視界だ
　　その後に残るのも世界かい？



　　公園のベンチにエイリアンが座っている
　　その口は動いているのに閉じ　.... 　ある朝Ａが目覚めると、木製のテーブルの上に竹籠が置いてあり、その籠一杯に林檎の果実がどっさり詰まっていた。前の晩には何も置かれていなかった。ただ一面の空白意外には、何も。
　全体さっぱり分　.... 　　月が光っています
　　机の向こうに窓の向こうに
　　夜の上のほうに月が
　　丸い月が光っています



　　こんな夜に何があれば
　　ＣＤと焼酎と紙と鉛筆
　　それ以外と　....
恋月　ぴのさんの草野春心さんおすすめリスト（16）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
国語の試験- 草野春心自由詩5*11-7-13
たましいのなまえ- 草野春心自由詩5*11-7-2
休符- 草野春心自由詩3*11-6-28
おままごと- 草野春心自由詩5*11-6-15
太陽系男女- 草野春心自由詩4*11-6-13
ことの花- 草野春心自由詩5*11-6-4
ね。- 草野春心自由詩17*11-5-18
さくら- 草野春心自由詩3*11-3-28
おっぱい- 草野春心自由詩12*11-3-21
ビューティフル- 草野春心自由詩4*10-7-13
水槽- 草野春心自由詩3*08-7-1
ルチウスのヴァイオリン- 草野春心自由詩408-2-6
ねじ- 草野春心自由詩2*08-2-3
プリズム- 草野春心自由詩407-6-22
新しい魂- 草野春心自由詩107-6-3
月光・私・あの人- 草野春心自由詩407-4-15
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