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静寂の夜
幾つも過ごし
外の紺色と中の黒色が
床で重なりあっていくのを
幾度も目にしてきた
飽きてしまうほどに
片隅の夜
幾つも過ごし
強気な短針と優しい長針が
重なり合うことの ....
仲間と盛り上がる時
大切な人を失った時
お腹を抱えて笑った時
許せず牙を向けた時
君と誓ったあの時
繋がっている
一つの時間(とき)に
早くなることなく
遅くなることなく
平等に ....
涼それは
沸騰している中身(こころ)を
落ち着ける小さな風鈴(ねいろ)
涼それは
身体を刺すような棘(あつさ)を
癒す青い海(ぬりぐすり)
涼それは
のしかかるような熱風(おもさ ....
今日という日は、
僕をおいて何処かへ
行ってしまう
別れの言葉も告げずに
今日という日は、
記憶の一欠片へと変わり
僕の前を楽しさが通りすぎ
寂しさという軌跡だけ
今日とい ....