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線にならぬ点だけを描いて
帰る星さえ無くしている
コンパスの無い遊泳のような頼りない日々
半無重力の中で足を掛ける場を探して
風波に身を任せた軌跡は
のこの歯のように浮き沈んで
見えな ....
良くない話が心に棲みつきスイッチを押せば
遠慮もなく増えてくから 見えない鎧になっていく
時計が壊れるほど速く永い黒も
宇宙に憧れるくらい重たく深い青も
少し立ち止まって時間(とき)に ....
東京から夜空の帰り道
視界からは動かない翼を眺めると
その周りに、その時間には似合わない明るい雲が見えた
不思議だな、と思いながら狭い窓から覗くと
無言で輝く真っ白な満月
今日は ....
振り返る時は 慣れた椅子に座りたい
真夜中の冬のような 音のない音の中で
Lalalalala Lalalalala
今はメトロノームも止めて
目を瞑り座ったまま 時の旅を始める
五 ....
