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苦いものは苦手だ。
子供の頃から苦いものを避けてきた。
だから、いつも甘い毒を口いっぱいに頬張って生きてきた。
頬張れば見栄えが良くなると信じていた。
遅延性の劇薬と知らずに致死量を超えていた ....
冬になると私の全てが痛む。
銀杏の葉が落ちゆく時期から、曲がった末端を責め立てる。
暖房で窓は曇り、外は遠慮のない風が吹く。
家の中にいても、親の冷たい視線と言葉が突き刺さる。
もがき苦しんで ....
与えられた役割が重厚な鎧に見えてしまう。
それが羨ましいといつから思っただろうか。
先に進むに連れて、薄氷は深淵の暗さを際立たせてくる。
近くを見れば、多くのまやかしの灯台が暖かみを帯びて誘惑す ....
ただのみきやさんの海鷹四季道さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
甘き毒を口に- 海鷹四季 ...自由詩314-1-11
あとは自由が無いと言うだけ- 海鷹四季 ...自由詩214-1-3
海の薄氷- 海鷹四季 ...自由詩313-12-31

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