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黒猫の目玉の中に白い顔が写る
赤い唇が漂う
それが写真の中の全てで
僕はソファに寝そべっているのだが
何だかそわそわしてしまう

強い陽光に子供達の日焼けが生える
ビニールの水泳バッグと ....
鋼鉄の揺らぎ
電波の囀り
電気信号の連鎖・やり取り

未熟児がギャーギャー喚く
僕らは手を拱いて
そいつを生かそうと努力をする

空が紫色に染まる頃
タバコの煙が寂しく揺れる

 ....
飛沫が顔に当たる
水着姿の凛子が
ビニールプールではしゃいでいる

煙草をくゆらす
真っさらな空気に
白い煙が立ち上る

ふぅ

太鼓の音頭
暗がりの眼玉
狐のお面

「紫 ....
荘厳な壁
雲間の黒い狭間
轟々とうなる風
体が振動する
ボロボロと
崩れて
灰になり
風に飛ばされて

さよなら右手
さよなら左目
さよなら心臓

木の幹の根元
犬の垂れ下 ....
青く澄み渡った空に
シャボン玉が飛び交う
光を反射し
キラキラ
キラキラ

白いキャミソールの似合う女の子が
そのシャボン玉を
高台から飛ばしていて
それを
子供たちが
捕まえて ....
プラトニック
回転する細胞
満たされた月
泣く

豊満する現実
紫色の花
君の話
線香の香り

その情景は
ゆらゆらと
ひたすらに
まだ続くかのように
訴える

ツバメ ....
海岸近くの
生い茂った草むらで
カモメがうずくまっている
瞳は僕を写しだし
僕はその瞳を見ている

その先には海があり、
僕の知らない世界がある
数多くの仲間たちと
世界を徘徊し、
 ....
尾を引く
涙目
蜉蝣
明日からまたちゃんとやる

手招く人々
ぬるい足音
響く楽園
たかが地獄

踏ん反り返って
明日をみれば
何もできそうにない
そんな感じだけど、
そう ....
遠くの音がする
ペットボトルはコポコポと
目はきらきらと輝いて
真っ黒な髪が揺れる

潮風が吹いた
彼女は目を瞑る
涙がひらりと落ちて

防波堤から
波を追う
だんだんと
足は ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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+1- opus自由詩115-12-25
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抽象的感応- opus自由詩114-9-30
躍動する跳躍- opus自由詩3*14-9-1
type1_a- opus自由詩213-5-11
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