すべてのおすすめ
{引用=
雨がね
未来を運んでくるの
まあるい街路樹や
がらんとした
わたし
の家
すべていまは
透明な線が
つつんでくれて
ふるえるわたしの舌が
線をう ....
{引用=ここは
あかるい真昼で
駅のホームで
海だから
寒さとか
淋しさとか
しか
ありません
ナイフは
ひびわれて
刃は鈍くなって
人差し指すら傷つけられな ....
{引用=手紙のかわりに
咲かせたバラが
空にとけてゆく
そんな奇跡みたいな
きょうという日に
影のような
おまえ
人のあきらめのような
おまえは
いつも
泉からみずをくんできて
....
{引用=*
風の匂いや若柳や小鳥に
こころがひとりでにほころび
つぼみがゆっくり花ひらくように
はるにかぜをひいてしまうこと
くしゅん
*
きらきらした風のなかで
うつ ....
父さんライオンは
たらいみたいなあくびをして
目をつぶります
母さんライオンも
洗面器みたいなあくびをして
目をつぶります
チビちゃんライオンもやっぱり
コップみたいなあくびで
....
ぼくの
ひげをゆらして
風がすぎていきます
おだやかなはるの
やさしい風
今日ともだちと
たくさん遊んだ
とても
たのしかった
みんな
立派なネコになれるといいね
そらはいつも
....
ある朝わたしは鴎になり
中央区永代橋の橋桁から白い小さな翼をひろげとびたつ
(そのときわたしははじめて空の名前を知ることになる)
江東区東陽町一丁目三番地
古めかしいビルの窓から
....
裸身の雪が
ぼんやりとした
遠いほたるとなっておりてくるので
あまやかな
姉の匂いにみたされたまま
結露にぬれた窓の外をのぞく
(紙の野原で北風が笑っています)
雨の日の ....
記憶の ぬくもりが
朝のラインに 並びます
いくつかは やわらかく はじらい
いくつかは つめたく ゆるされて
/濡れた空に 水の旗が ゆるやかに たなびいています/
それで ....
ガラス瓶のなかの
北風に乗って
飛んでいく一羽の鳩
おまえは
空に引かれた
ひとすじの水脈
かぼそき涙の痕跡
花のようにふるえる声
おまえは
幼年時代
滴りこぼれゆくはずだ ....
{引用=求めろよ。
そうすりゃ与えられるぜ。
捜せよ。
そうすりゃ見つかるぜ。
たたけよ。
そうすりゃ開かれるぜ。
だれだって、
求める奴はもらい、
捜す奴は見つけ出し、
....
ツユクサのおいしげる
野に生まれた
子供たち。
たのしげな声。
銀河やら
星雲やらが
わきたち
ひとしきり
銀色
橙色などに
燃えたあと、
ことしも
夏は
去ってしまった。
....
*
遠くでぼくらが病んでいる
十一月の夕暮れに
落とした財布は
世界の意味にすっかり濡れて
もう使い物にならない
ちょうど
開かれることのない
窓の高さで生きる
ぼくらのよう ....
あおぞらが
おしえてくれた
あおじろい
あんたのうた
無声音でうたう
あんたのうた
ナイフはひびわれて
ナイフは鈍くなって
とびっきりで
ひとりきりの
うた
ここは
あかるい真 ....
{引用=記憶が、ゆれる
ゆれる
朱い花、
かたわらで、
誰がうたうか、蛍唄
(小さなひかりは影だと思う)
ねえ
やくざのつもりの
あんた
月のように夢を見て
どうしよう ....
言葉には、意味と別に音そのものがもたらす印象があります。
例えば「こんにちは」は明るく強い印象なのに対し「さようなら」はやさしい印象を与えるといった具合にです。
そこで、音のもつ印象を独断で分類し ....
*
ナナコ
ナナコ。
霙(みぞれ)落ちる午後の日差し。
聖霊の結晶のきらめき。
その名を呼べば、
ナナコの声、
遠い海の向こう側からやってくる。
ナナコ。
誰もが初めての ....
水底で青くゆれる渋谷
さなぎのおまえが吐く息
夜明けの衣擦れ
天使の痛ましい肉
天使の持つ寂しい性器
いつか
分解作用によって
ぼくらも
この星になる
星影となって
抽象の翳り ....
詩の眼差し
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=76500
高野五韻氏の文章を読んで、ポイントは入れませんでした。
なんでかな。よくわからないんだけど ....
憎悪は森が
憐憫は人が
ひびくは草
ひびくは草
草の風紋
草の風域
ねえ、ことばがもっと自由だったら
よかったの?
やさしい手を
戸の隙に隠し ....
恋月 ぴのさんの青色銀河団さんおすすめリスト
(20)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨
-
青色銀河 ...
自由詩
4
12-5-26
桃色の海
-
青色銀河 ...
未詩・独白
2
07-5-14
きのうのあした
-
青色銀河 ...
未詩・独白
9
07-4-9
はるにきくおと(ノート)
-
青色銀河 ...
未詩・独白
9
07-3-28
午睡
-
青色銀河 ...
未詩・独白
8*
07-3-24
はるのかぜ
-
青色銀河 ...
未詩・独白
14
07-3-2
BLUE_HEAVEN(ノート)
-
青色銀河 ...
未詩・独白
8
07-2-12
Blue_Planet_青い星
-
青色銀河 ...
自由詩
17
07-2-10
小箱のなかで(三)
-
青色銀河 ...
自由詩
11*
06-12-8
鳩
-
青色銀河 ...
未詩・独白
10
06-12-3
マタイだぜ
-
青色銀河 ...
未詩・独白
9
06-11-8
虹
-
青色銀河 ...
未詩・独白
7
06-11-7
木々の雨_他
-
青色銀河 ...
自由詩
10*
06-11-5
電車の中は静かです
-
青色銀河 ...
未詩・独白
10
06-11-4
青い野
-
青色銀河 ...
未詩・独白
5
06-10-31
音の構成で詩の印象を説明してみる
-
青色銀河 ...
散文(批評 ...
19+*
06-10-28
ナナコ他
-
青色銀河 ...
自由詩
7*
06-10-21
星の歌
-
青色銀河 ...
未詩・独白
6
06-8-1
詩の地平
-
青色銀河 ...
散文(批評 ...
4
06-5-31
風紋
-
青色銀河 ...
未詩・独白
3
05-9-24
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