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自分のどこかに
リセットボタンがあって
いつでも
このつまらない人生を
終わりにできる
そんな風に考えたことがあった
でも
そんな都合の良いこと
この世界にないってことも
どこかでわ ....
僕の心が歪んだのはいつ頃からだろう
もう覚えてないけど
ふつふつと湧き上がる破壊衝動
広がっていく無気力感

それでも社会に順応する為に
笑ったり泣いたり
怒ったりぼーとしたり
表情を ....
介護をしている
たくさんの利用者様に囲まれて
職場の仲間と一緒に

私情をはさんじゃいけない
僕のつらさは
利用者様に伝えちゃいけない
でも
僕も人間だから
ほんの少しもれてしまって ....
じいさんの手
畑仕事に追われて
ごわごわしたごつい手
悪さして殴られると痛い

じいさんの手
病気にかかって
しわしわした柔らかな手
悪さして殴られても痛くない

じいさんの手
 ....
あの急な下り坂で
自転車のペダルから足離して
猛スピードで駆け抜けた僕等

どっちが早いか競争中
なんていう最初の目的忘れて
風をきる感覚に二人して溺れた

それから
競争だって言っ ....
太陽が真上にある頃
お気に入りの空き地の隅
子猫一匹 丸まって眠ってた

少し離れた所では
猫が一匹 死んでいた

子猫が起きそうになって
僕は急いで隠れた
しばらくして目覚めた子猫 ....
いつだって
どこだって
飛んでいける
大きな翼を持つ君

それでも
君は飛ぼうとしなかった
「まだ飛べない」
そればかり

君は 気づいてないのかい?
いつもあの空を
羨ましそ ....
死んでしまえ
そう誰かが言った
死んでやる
そう誰かが言った

命は一つだけで
生きていれば
確実に死に近づいていくのに

どうして 死ねと言える?
「死ね」と言われた人の
心を ....
僕はわがままな天邪鬼

どうしようもなく
寂しくなって
誰かのぬくもりがほしくなる

でも
一緒にいたいわけじゃない
愛してほしいわけでもなかった

どうしようもなく
泣きたくな ....
母が苦手だった
僕のこと
何でもわかってるように言うから
イライラした

でも 
母と大喧嘩した日の夜
ムシャクシャして寝付けなくて
水飲みに降りた時
僕は 見てしまったんだ

 ....
つらくて悲しむ日
苦しくて泣く日
たくさん たくさんある
だけどその分
うれしくて笑う日
楽しくて心弾む日が
きっと来るって信じてるんだ

あなたはどうですか?
少し 信じてみません ....
仕事帰り
子猫一匹見つけた
ダンボールの中で凍えてた

子猫が僕に気づく
少しの間 一人と一匹は見つめあう

僕は手を差し出してみた
子猫が手をのせたと思ったら引っ掻かれた

子猫 ....
太陽の当たらない裏庭の隅
名前も知らない花が
ひっそりと 咲いていた
「どうせすぐ枯れる」
その時 僕はそう思ったんだ

それから三日後
枯れているのを確かめに行ったのに
花はまだ 枯 ....
お母さんが出て行った
僕もお父さんも
泣いて 泣いた
ただ
まだ幼い弟は 何も知らず笑ってた

弟が「ママは?」って聞くたび
お父さんは泣きそうな顔をして
僕は聞こえないふりをする
 ....
孤独と背中合わせな毎日
誰もいない教室
沈みかけてる太陽が
僕の机のラクガキ
少しだけ映して 消えた

そこに寂しさだけ残って
暗くなり始めた教室の片隅
僕は声も出せず
ただ 泣いて ....
道の片隅に クローバーが咲いていた

「三つ葉の花言葉知ってる?」
隣を歩いていた君が 立ち止まって言ったんだ
「幸運を呼ぶ?」
違うよって 君は静かに首を振り
「私を・・・思い出して」
 ....
僕は 鳥だから
大空を飛んでいたい

限られた青空じゃなくて
無限に広がっている
空が見たい
海が見たい
風を感じていたい

手を伸ばすと逃げていく
届かない鳥のように
誰にも縛 ....
死ぬことで
何かを残そうとする人は
とても とても
寂しい人

残される人の心をを知らないんだ

生きることで
何かを伝えようとする人は
とても とても
美しい人

伝えるもの ....
皆が頑張った先に
それぞれの未来があって
そこが光り輝く楽園か
それとも闇に染まった地獄か

それは誰にもわからない
でも それでいいんだ
わかりきった未来なんてご免さ

だから 僕 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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歪いびつ- eris自由詩1*12-5-30
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名前も知らない花- eris自由詩7*06-12-10
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