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これは
むかしむかしとちょっとのいま
真夏の壁に
交響曲が残照して
鋭くないガラス片と
青臭い血潮の
散った 咲いた
青春末期のお話で
※
顔の
みぎはんぶんが
麻痺して ....
仕事を終えて
アパートの玄関を開ける
先日
酔いすぎてもどした
消化途中の言葉尻が
まだ
黒ずんだ上がり框に
飛び散っている
向かいの棟の方から
チリチリと音がする
数日前か ....
交差点で立ち止まる
君の肩に
桜の若枝が
撓垂れていた
あたらしい通学路に
あたらしい微熱が
恥しげに
淀んでいた
火葬場の匂いのこもる
鉈の重さの
春に
赤か ....
夜は暗い
地平の涯まで
音の無い破砕が続いている
彼は農場の納屋の中で眠ろうとしていた
それが懲罰の為か
彼自身の性癖の為かは
今となっては分からないし
彼の履歴を辿るのは
有りも ....
母が
乳房を膨らませる過程で
ほろほろと
無くしたもの
父が
涙を忘れ去る過程で
ほろほろと
無くしたもの
それは僕です。
光と量子とのけし粒が揺らめく
生暖かい感 ....
ただのみきやさんの飯沼ふるいさんおすすめリスト
(5)
タイトル
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カテゴリ
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日付
日々
-
飯沼ふる ...
自由詩
2
17-5-30
空洞
-
飯沼ふる ...
自由詩
5
14-8-9
思春期
-
飯沼ふる ...
自由詩
4
13-5-13
野火
-
飯沼ふる ...
自由詩
4
13-5-11
僕です。
-
飯沼ふる ...
自由詩
5+
12-8-3
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