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何度も縫い直したドレスを
酸化した珈琲の雨が祝福する
まばゆいばかりの偽装結婚
手の代わりに
仮面めいた首をからめあいながら
みっちりぎゅうぎゅうと敷石の詰まった舗道を
まっすぐに歩ん ....
ささくれた丸太でこしらえた筏ひとつで
たったひとつの新天地へと船出する
ここに方位はないから磁石などつかえない
ここに時間はないから時計など意味がない
せめてカモメかウミネコがいたならば、とは ....
あなたのスカートの砂浜で
ずいぶんとうたた寝をしていたみたい
つまさきがもう貝殻のかたち
水平線の両端がせりあがり
網になって太陽をとらえる
その瞬間を見ていたかったの
サンドウィ ....
わかりあうことはできない
あなたの心臓とわたしの心臓は
ちがうかたちをしているから
そのことばに
わたしのからだはどんと押され
がけっぷちへとどんどん近づいてゆく
話にならない、とあな ....
わたしのこころは
棘の生えた傾斜をころがりおちていき
わたしはそれを
追いかけねばならないはずなのだ
はやく
はやく
清い水が流れ
うつくしい花の咲き乱れる
ふかい谷の底に落っこちてし ....
死者をたやすく蹂躙するものの手は
どちらが裏か表かわからない
これ見よがしに
包帯など巻いているから
なおのこと
わたしは、と言えば
彼/彼女の残した足跡に
そっと自分の靴を乗せ
....
炎が燃えたまま
つめたくなった
もう
ぼくたちの
さようならの頃合
出会ったのは
不思議な夢のほとりで
よくもまあ
ぼくたち
ふりはじめの雨よりも細い絲を
必死でたぐりよせあい ....
ただのみきやさんのロクエヒロアキさんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
結婚
-
ロクエヒ ...
自由詩
1
13-5-10
新天地へと
-
ロクエヒ ...
自由詩
1
13-4-24
プライヴェート・ビーチ
-
ロクエヒ ...
自由詩
3
13-4-11
距離
-
ロクエヒ ...
自由詩
2
13-4-3
社会生活
-
ロクエヒ ...
自由詩
1
13-3-26
その喪失
-
ロクエヒ ...
自由詩
3
13-3-22
殻
-
ロクエヒ ...
自由詩
1
13-3-5
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