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また今日をまたいで
何も起きなくても
全部変わっていく
わたしのからだが途切れないように
先端を感じて
信じて
消えてくものばかり
桜の花を憎らしく思う
春の匂いを疎ま ....
パスワードとんとん
スライドスライド
届いたメール
昨日のつづき
悲しいはなし
とんとんとんとん
打ちつけることば
スマホちゃん、痛い?
ひらいたゲーム
スライドスライドスライド
 ....
紙で作ったお星様を
手のひらでつぶして
うまくいかなかったらつぶして
そういうことつぶさに
ひろいあげて持ち込んで
昨日のこと持ち込んで
俎にのせられた魚の気持ち
目が死ん ....
手放しでよろこべない愛情なら
そうめんでもすすってるわ
季節はずれに氷を二つ
喉に落ちてく度に
嘘をつぶやいている
目の前が幻想になって
一度のキスを反芻してる
それはそれ ....
ひやりとした北向きの一室で
意識はぼんやりにがい
明日はめんどうだから
月がもう一度登ればいいと思う
水道から
ちゃぴちゃぴ微かに漏れでる
わたしの自尊心
とんでもなく腹立 ....
あたまの中からっぽにして
ラジオ聞いてる朝
ストッキングはく私
うすい膜にまもられてく私
からっぽな体が
つつまれてく私
さいていな毎日がつづいてく朝
さなかの私
 ....
ぬるい日にさようならした
五月の晴れの日に地球の上にいて
太陽は赤でないけど日差しは赤のようだ
目に見えないものはみんなの中で
限らない
わたしの通りと限らない

銀河でチョ ....
満員電車に一人で乗る
顔も見ないし見たくない
みんなどくどく動いてる
みんなただの物なんだ
わたしにとってはね

満員になって運ばれる
知らないうちに運ばれる
知らないう ....
月あかりが照らす街を
街灯が占拠してる
肉まんとおでんの湯気に
わたしは蜃気楼をみた

そろそろみんな凍えだす
赤と緑とモミの木に
浮足立つけど凍えだす
恋とか愛とか幸せ ....
にじりよる夜
酔っ払いが揺れる
優先席だけぽっかり空いた
日本人の優しさがあって

にじりよる夜
わたしの寂しさにつけこんで
漬け込んで臭いものには蓋をしよう
広がりそう ....
ただのみきやさんのかのさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新学期- かの自由詩2*15-4-1
四角い玩具- かの自由詩3*15-2-10
憂鬱ならば- かの自由詩4*15-2-7
寒い日- かの自由詩2*14-11-23
わたしの自尊心- かの自由詩3*14-11-2
朝と私- かの自由詩2*14-10-13
五月にこんにちは- かの自由詩3*14-5-18
満員電車- かの自由詩4*14-4-24
冬の初めの蜃気楼- かの自由詩3*13-11-13
にじりよる- かの自由詩9*13-8-2

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