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暁の向こう側で 狭間で行き交う静寂に

落つる露は何を語るのか


陽を待ち侘びて 固い蕾が柔らかくなり

大いなる花を咲かせる



瞼【まぶた】をゆっくりと開く

燻【く ....
刹那の雨が降り続ける

琥珀色の石を弾き 雨粒は静かに落つる

幾年もかけてその石に 刻み込んでゆく



この生涯よりも 長く 長くかけて



哀しみは刹那の雨


 ....
こんなときに こんなことを想うなんて

どうかしてると 人は言うだろう


ふと 隙間を覗けばいつも見えてしまう

小さな翳【かげ】り





辛さは人によって違うことも知 ....
薄い灰色の隙間から零れる

春の色


耐え抜きし者たちだけに与えられる

鮮やかな緑の命

足音は徐々に近づきつつある


静かに


冬眠しながらも 新たな命を温存し ....
真っ白な雪のようになってしまいたかった


空からはらはらと舞う 冬の精

穢れを知らない 真っ白な冬の精

到来を待ち侘びている

ずっと



この身に降り注ぎ 何もかも ....
今は叩きません その扉を


薄暗い小さな部屋の中のあなたは 小刻みに震えて

冷たく感じる北風は 本当は優しくて

到来する 大切な瞬間【とき】を運ぶことを知りながら

まだ来ぬ  ....
蓋【おお】い被せるものが

哀しさならば

優しい雨露【うろ】に打たれよう



今も 

痞【つか】えた 闇は


いつか 晴れると

信じて



瑞樹【みず ....
空蝉【うつせみ】に見えし

我の心鏡は

棚引く煙霞【えんか】なれば

一夜の夢の如く 


砂時計が刻む瞬間【とき】も

また 

永遠とも言えよう


流れ 流され ....
赴くままに

応えることが出来るのならば


距離を縮めることもなく

また 離れることもなく


常に一定なまでの

振り子時計のように

時を刻むのも

ひとりでは ....
恋月 ぴのさんのtomoyan*さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暁の向こう側- tomoyan*自由詩4*12-4-23
刹那の雨- tomoyan*自由詩1*11-6-16
翳【かげ】り- tomoyan*自由詩1*11-5-3
I_come_in_spring_by_all_means_ ...- tomoyan*自由詩1*11-3-22
A_fairy_of_the_winter_-----_冬の ...- tomoyan*自由詩1*10-12-30
A_delicate_white_wolf_-----_繊細 ...- tomoyan*自由詩2*10-12-11
Being_a_part- tomoyan*自由詩210-4-27
In_apart_from_others_-----_孤高の ...- tomoyan*自由詩210-4-27
Miracle_of_rain_-----_雨の奇跡_--- ...- tomoyan*自由詩2*10-4-21

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