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毎日毎日
同じところをぐるぐるまわりつづけて
何を期待しているのか
中学生になったばかりの子供のほうが
自分の現実を直視してるぜ
天体のめぐりのように
あの人生やこの人生が
 ....
素敵なノートをえらんでひらいて
ひらいてく夜にコトバをひろってつむいでなんにもない
なんにもないデスクは素敵さ
素足が似合う女の子みたいに素敵さ
あふれるEメールが
雲の上のちっぽ ....
ぶつかってははじけ沈みこまれてく/見えない傷を時は置き去りに
雨の黒さを見上げる葉月の今も/あの娘はきっと放ちきれない愛を胸いっぱいに抱きしめて
僕は不埒で浅はかで疾しいまま/嘘にまみれ退屈に灼か ....
気の毒だな
女にすっかり支配されちまって
本名も電話番号もとっくにバレちまって
お前のやる事は何でも戒められ
伸ばす枝葉を根こそぎ剪定するように
女のご機嫌を気にするあまりもう
自分のすべ ....
夜/地球の裏側の太陽の動きを意識するように
気にかけたり抱えてたりする/日々のなだらかな稜線のつらなり
そのいくつかは自意識の成分でできていて
ムヨウの苦しみだったと気付くとき
素敵な夜だね ....
みじめな虚しさがおりてきて

散財で埋まらず/止められず

しょぼくれ/のんだくれ

霞んだ幻をつかもうと宙を掻く/爪を欠く

潮騒を遠くに/風を遠くに

人波を遠くに/ ....
そして3ヶ月経ち
もし誰も小さな声なき声の歌に耳を傾けないなら
緊急地震速報のアラームをギターで鳴らす
という笑えないイタズラをして目を合わせジュテーム!
愛しているぜと笑いかけよう  ....
幸せだっていってしまおう よ
それがウソでもホントでも
現実をひとりきりで決めず
誰かにゆだねたりもしないし
車のライトから目をそらし
夜をみて歩き もたげるのは
大それた事を ....
{引用=
夕方の交差点にあふれだし出会う
苛立のつぶては骨までずぶ濡れにして
肩の汗に流れず浴室は
からだの痛みと感情の軋みをうったえる場所
真夜中につぶやきをひとつぶひとつぶ垂らし ....
科学者風の初老の男に案内され僕は

たわいない冗談もいいながら気軽に

バイオハザードのそれかと思うくらい

深い地下まで降りて行く。

科学者風が見せてくれたのは

マグロ大の深 ....
ワイパーを動かすとフロントガラスに

茶色い泥まじりの水滴

風が吹きつづけた後の生あたたかい雨粒

ちょっともの憂くも

塵を洗い流してくれるだろう思いながら

12月の雨のこと ....
ぼくは
どくしん
さいしなし
だから家族について息子の立場でしか語ることが出来ない


家族の間ではお互いの事について案外何も知らなすぎていたりする


母親は耳が遠い
46時中音 ....

車を走らせていると路面には
頭から脳漿を垂れ流した犬が
しんでいるのをよけつつ
あたらしい仕事を探そうかなどと
ニールヤングを聞く
ちょうどいい音楽だ
ちょうどいい音楽なのに
「h ....
腹が立ちすぎて鬱

揚げ足ばかりとられて、
見過ごされてる形のないもの
つぶされていくものの多さ
自分以外の人のことでも
木の幹に守られた樹上の猿みたいな
生活が必要だ
 ....
「おやすみ」をくりかえしては
ちいさなサヨナラを一日一日つもらせて
やがてその気持ちも変わっていく
中心にある寂しさを少しずらして
かわりに自分をそこへ置いてみる
揺れていたものが ....
君の瞳をみつめると
僕の中の何かに火がつくのを感じる
口づけも交さずに
君が恋人の街へ行くのをただ見送るだけで
見上げたアトリエの壁の絵には
紫の炎が燃え上がるから
なにが描いてあるのかわ ....
どこかへ行きたい
誰にも会わずに
誰かに会えた気になれる
そういう場所へ
あの娘の気配がまとわりついて
落ち着く場所を失った
電話にもでない
メールの返信もしない
誰にも会いたくない
 ....
すえ永い福の西
各駅で降りる
八幡様が好きだった
でもいつからか裏切ったような気持ちで
お参りはしていなかった
日曜日の境内はそれでも静かで
巫女が作務衣の神職に何か指示を仰い ....

車を走らせていると路面には
頭から脳漿を垂れ流した犬がしんでいるのをよけつつ
あたらしい仕事を探そうかなどと
ニールヤングを聞く
ちょうどいい音楽だ
ちょうどいい音楽なのに ....
愛がやるせないときは
夢を見ればいい
夢がやりきれないときは
音楽を聴けばいい
音楽に疲れてしまったら
女の子に
カワイイ女の子に電話してみようか
愛がやるせないときは
 ....
あの娘は色のない世界に住んでる
あの娘は色のない街を歩いてる
汚れた天使

僕の天使さん 
今夜はどこにいるんだい?
電話もつながらず 
どこで今日は涙を流すんだい?
あ ....
暗い夜の闇の向こうへそっと手を伸ばしてみただけ
明日がくれば日々の事にまた目を奪われて
思い煩っていた時間の尊さも僕たちは忘れ去ってしまえる

信じたい事 疑う事 とにかくここにある事  ....
木漏れ日でさえ怪しい
都市公園の上昇気流
ふとした事で命までこぼれ落ちそうな
緑色の揺らぎに憩う
休日の人
光はまっすぐ反射を繰り返し
曲線を描く
もうちょっと明日から僕は
ちゃんと生 ....
甲高い空の
青を透かして 
下弦の月とすれ違う
夢の満ち潮

風の凪に
追いついていく
クラウディ・クオリア
たなびくかぎろい
こころゆれない 
レイニー・クオリア

果てしな ....
風のにおいが愛の記憶を
ふいにくすぐる
手探りみたいにひろい夜を
小さなサーチライトひとつで
それぞれ欠けた月 
甘く噛み砕いて
帰れない二人を残し
だんだん溶け出していく
星と街のと ....
石を結んで鳴らす バラバラと鳴らす ひろいひろい夜の隙間を覆い尽くすほど大量にならす
でもバラバラな音が収束していってやがてぴったりと音を合わせるようになると静寂と対等にそれは轟いた

信号が変 ....
眠っているうちにどこかで何かが季節のトリガーに指をそえ
明確な透明さでもって入れかわっていく空気 大気
凍てついた日々はよくしたもので
人々には何かと集う理由があり
入り組んでいる関係と熱気が ....
泡立つ日々が流れ込んだマンホールの軋みが
白い歯に残ったメンソールの味までその振動を伝える
語りたい人が誰なのか
語りたい事がなんだったのか忘れてしまう頃に
マンホールへ流れ込む泡立つ日々は海 ....
北欧家具とJBLのモニタースピーカー
ホーンジャックを脈々と流れるラウンジ・センチ・メランコリー
250円のコーヒーとポーターバッグとライブの話とカフェの7Fとで
若くも渋谷なわけでちょっと決め ....
古い古いソウルミュージックが
ラジオから流れはじめたその夜の
23時
僕は窓をあけ、風を誘い込んで
ノロノロと車を走らせる
マービン・ゲイ そしてマイケル・ジャクソンを口ずさみながら
誰か ....
恋月 ぴのさんのフミタケさんおすすめリスト(30)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
香水のようなもの- フミタケ自由詩112-6-30
ぼくたちはズレてる- フミタケ自由詩312-3-23
さいごの凪- フミタケ自由詩511-9-7
短髪とカーリー- フミタケ自由詩2*11-7-12
月のうらにかいていく- フミタケ自由詩511-7-8
きみを遠くに- フミタケ自由詩211-7-5
緊急地震速報のアラームをギターで鳴らす- フミタケ自由詩311-5-15
宙空ポリリズム- フミタケ自由詩2*10-11-16
真夜中に涙をひとつぶひとつぶ流していてください- フミタケ自由詩5*10-7-15
地下水脈のさかな- フミタケ自由詩710-3-12
泥まじりの雨滴- フミタケ自由詩3*10-3-8
家族アフェア- フミタケ自由詩7*10-2-12
星空を見上げる- フミタケ自由詩7*10-2-6
木の幹に守られた樹上の猿みたいな生活が必要だ- フミタケ自由詩5*10-2-1
すろうとーく- フミタケ自由詩3*09-11-2
ブルーバード- フミタケ自由詩3*09-10-25
turn_down_day- フミタケ自由詩3*09-10-19
深緑- フミタケ自由詩3*09-10-4
銀週- フミタケ自由詩2*09-9-24
左耳- フミタケ自由詩7*09-9-14
色のない街- フミタケ自由詩6*09-8-19
8月のラジオウェーヴ- フミタケ自由詩3*09-8-7
世界のレコーダー- フミタケ自由詩8*09-7-3
雨と太陽のクオリア- フミタケ自由詩3*09-7-1
風ひとつ- フミタケ自由詩11*09-4-26
クラゲ- フミタケ自由詩4*09-3-14
夜明け氷- フミタケ自由詩6*09-2-15
君と80cm- フミタケ自由詩4*09-2-6
カフェ7Fのソネット- フミタケ自由詩2*09-1-25
月光ドライブ- フミタケ自由詩8*08-12-4

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