盲導犬オスカー
オスカーにとって優先すべきことはパートナーを送り届けることだったから
フォークの様な物で刺されても声を上げなかった

こんなこと 息が詰まる
こんなこと 許せない

 ....
.
小学校に上がったころだろうか、もうちょっと前だろうか‥
家の近くのターミナルにあった工場の塀に、この文字が平仮名で大きく書かれていたのだ:

  にたよるな

ぼくはそこを通るたび、お ....
ひまわりを見つめると
いつも
太陽を背にしてる

もう一年経ったんだ
あの時もひまわりはまだ咲き残っていた
あの時は太陽で後頭部が焼けるように熱くて
流した涙も熱かった

記憶は儚い ....
ヨルノテガムのいない世界を知った気がする

指の間から一日や二日がこぼれていく

ロシアに落ちた隕石の一筋の光は不思議な明るさ

雨の日の夜、原付バイクでこけた僕は深手を負ったが
 ....
アイスランドの国民的グループを聴いている
宗教音楽にも似た轟音にも似た雨の雫のような

ときおり雷鳴のように存在を粉砕しにやってくる
ミュージシャンたち

原型はうしなわれても様式は変化し ....
ばねをまいたら羽ばたくブリキの飛行模型
月の船に帆をかけて
静かな表を滑っていく
月の裏側には人差し指を立てたウサギ
聞き耳を立てる
パイロットは
ブラックボックスが正常か、と
今120 ....
閉じたり 開いたり
貝殻 カララ

真空管の 声がする

カラカラの 頭の中を
巡り 巡って 焦った喉が
カラカラと 哭く

透明な 真空パック
野菜を 封じ込める
便利 ....
ほたる、を一つ
いかがです

わずかに手もとが明らむほどの
灯りを欲していませんか



ほそぼそと
消え入りそうな日々でしたらば

懸命に
頑固さを貫きとおす日々でしたら ....
いくつかの
起承転結が
たとえば
レース編みの
小さな花模様のように
点在しているような
ひざかけを
(今朝、突然に秋が来たので、
 それが不意打ちであったため
 タオルケットだけの ....
蒸し暑い

この蒸し暑さを

来年耐えられるだろうか

ライザップにでも行こうか

でもあれ本当なんだろうか

弱っている

ひかり射す曇天を見つめていた

蒸し暑さから逃れるために

生まれてきたわ ....
盆休み人生ゲームでは社長 91
腕が無いから世界で一番美しいなんて言い方ちょっと失礼じゃないかしら、と3m上から彼女が。

92
眠いと言ってここを去ったのに朝を連れてくる君は太陽。

93
空の青さが際立っ ....
虫の歌は小人が教えてまわったの
言葉を介さない言語なの
地球の支配者は昆虫だという人もいる
私も人間が支配者よりはずっと良いように思う
節足で内側から崩れていく
物としてのでき方が人間と真逆 ....
はるか一等星に
わたしは及ぶべくもない

けれどもそれは
かの一等星とて同じこと

わたしには
わたしだけにしか放てぬ光と影がある

かの一等星にはない
幸いと慎ましさがあ ....
軋む葦を 隠れ蓑にして
僕は 歩き続けた

春に成れば
ふわふわ の
アイツに 会える

それが 何よりも
楽しみだったから

あんなにキレイな 月世も
湖から 消えてし ....
黒鍵みたい
しっぽでおへんじするよ
謳ってみて
あまあしは まっすぐにおちる
あまあしは ななめにおちる
あまあしは 屋根におちる 路におちる 黒い蝙蝠におちる
きみにおちる ぼくにおちる きみの髪の毛をぬらし 脚をぬらし ぼくのかたとうでと ....
破水した光の{ルビ枝垂=しなだ}れ
終わらない夏の囚われ
わたしは煮え立つ釜のよう
せめぎ合いの果てに溢れ出す

      
しろくのけぞる
      朝顔のうなじ 
       ....
詐欺師に投げつけた石も偽物 誰も知らない何かが
このなかに住んでいて
すやすやとチューブから
トマトを吸い込んでいる。

無性 ....
何処に 隠れてしまったのか 探す
この 窪みか
この 暗闇か

真っ暗だと思えた町並みに
灯りが見える度
ちょっとだけ 救われた 気になって
目を凝らして 前を 見つめるけれど
 ....
その一滴を
くちびるに運んだならば

あなたもわたしも
同じ生きもの


潤いの程度に差はあれど

却ってそれが
証になる

あなたとわたしを
等しく結びつけられることの ....
炎天の砂漠に浮かぶ錆びた船 あまりにも刺さるのでそれを取り外す
風が強いのはいつものことで、それはとても痛いのです
こめかみあたりから、あるいは首の後ろから
小人が僕の邪魔をして視界という視界に落書きをした
 ....
月明かりの下を歩く心細さを
小ささと細さで体現して少女は
そのページを駆けている
周囲を黒く塗りつぶされ
反った指先に可憐さを宿している
この物語を知っている
僕は知っている
この少女を ....
25時というから見逃したテレビを消す
たばこのような都合の良い理由が見つからないままベランダに出てみる
昨日か今朝か
月の世界に人がいるのかと思ったよ
ベガやアルタイルのように
君たちは、ど ....
スパイダーマン
バットマン
スーパーマンたちが
こぞって
窓拭きをしている

ヒーローたちは
そこでは闘わない
闘っているのは
きみたちだから
書かなくては、と一年ぐらい思って、書けなくて、私よりも書くべき人たちがいるような気がして、(待っていたのかもしれない)、未明、眠れなくて、アイスクリームを食べたら目が覚めてしまった、薄暗い。こんな朝。 .... 浅草寺ほおずき市の七月
鉢植えの中で膨れる橙と
頭上につらなるガラス玉
風が吹くと一斉に揺れる
景色すべてが鳴っている
母にねだって風鈴ひとつ

更埴市稲荷山お花市の八月
妹と揃いの服 ....
あなた の そとがわ は
気前の良い 人間だけれど
わたしは 知ってるの
内側に住む にゃんこ性質

一枚ずつ 薄皮を
ぺりっ と 剥ぐように
朝の 薄氷で
コテッ と 滑るよ ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この社会の有り様- ichirou自由詩13*14-8-31
ぶっつけ未詩_8_(煮たヨルナ)- Giton自由詩5*14-8-31
ひまわり- ichirou自由詩15*14-8-30
脚を傷めたり、コケて血が出たりした、録音もした、部屋をキレイ ...- ヨルノテ ...自由詩4*14-8-30
日々の様式- 梅昆布茶自由詩16*14-8-30
飛行模型- クローバ ...自由詩3*14-8-29
魅惑のムール貝- 藤鈴呼自由詩4*14-8-29
ほたる屋- 千波 一 ...自由詩614-8-29
たくさんのおはよう、いってらっしゃい、ありがとうが行き交う交 ...- そらの珊 ...自由詩23*14-8-29
異国の窓から- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-8-29
盆休み人生ゲームでは社長- 北大路京 ...俳句214-8-29
全手動一行物語(91〜100)- クローバ ...自由詩1*14-8-28
星からおちた小さな人- クローバ ...自由詩4*14-8-28
はるか一等星- 千波 一 ...自由詩5+14-8-28
黒猫とタンポポ- 藤鈴呼自由詩3+*14-8-28
【猫】ねこふんじゃわない- るるりら携帯写真+ ...11*14-8-28
朝の雨は- Giton自由詩5*14-8-28
沸騰点- ただのみ ...自由詩24*14-8-27
詐欺師に投げつけた石も偽物- 北大路京 ...自由詩714-8-27
吐瀉物- あおい満 ...自由詩514-8-27
栄光- 藤鈴呼自由詩1*14-8-27
一蓮托生- 千波 一 ...自由詩414-8-27
炎天の砂漠に浮かぶ錆びた船- 北大路京 ...俳句414-8-26
その日、風鈴の割れる音をきいた- クローバ ...自由詩3*14-8-26
挿し絵- クローバ ...自由詩2*14-8-26
仲間外れのデネブ- クローバ ...自由詩1*14-8-26
小児病棟- そらの珊 ...自由詩22*14-8-26
未明、みえないまま- 渡邉建志散文(批評 ...514-8-26
その日、風鈴の割れる音をきいた/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩7*14-8-26
ねこかぶり- 藤鈴呼自由詩3*14-8-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512