あまりにもこの体が
寒い日 僕は
見ていた空に僕の心の
帰る道を見つめていた


色の中にあるものは何だろう
遠くに一つ
見えた 星 そしてまた 光る
光と その筋 そのかけら
 ....
tegami

手紙は来ない
無名戦士の墓に春が訪れ
風が花びらをそのうえに散り敷こうとも

ときどきその墓標を濡らした雨があがり
空をよこぎるように虹が橋を架けたとしても

乙女た ....
天秤棒を肩にかけ  
目の前に{ルビ提灯=ちょうちん}を  
背中の後ろに釣鐘を  
ひょい、と担いだ布袋さん  

日々の仕事の重さをも  
ひょい、と上げ  
仄かな明かりを灯しつつ ....
テレビを点けると、美智子妃殿下が  
カメラのレンズの向こう側にいる  
一人ひとりの国民をみつめ     
静かな深いまなざしで  
語りかけていた   

「私は子供の頃、絵本に親しみ ....
ちょっと薄汚れて古い街だが愛着もある
あの街へかえろう

鑑別所から卓也もかえってきたし
住むところとこれからの仕事をなんとかしないとならない

さんざん迷惑をかけたその当事者が俺だなんて ....
薄暗い渡り廊下や冬兆す こごえそうなカモメを喰う レールがなくて芝生にころがっている もう、手の届かない
懐かしい季節に
向かうようにーー

クレソンをひとくち
レモンもバニラもお好みで
そんなふうに朝を過ごしたら
天気は良好
青りんごをポケットに入れて
森へ出掛けよ ....
ひとはまっすぐ生きられない
かならず、曲がり角はやってくる
見覚えのない交差点はこわい
視界の閉ざされた曲がり角は、もっとこわい

たとえば
人生がなくても小説は書けるという
それは ....
ボケという素敵な表現力
ケという素敵な表現力
という素敵な表現力
いう素敵な表現力
う素敵な表現力
素敵な表現力
敵な表現力
な表現力
表現力     わたしをバカにし ....
なんたることだ

この手付かずの不幸といったら

墓石のようにビクとも動きやしない

変色した月はこの世を終わりにしようと

面白いように世界を捩曲げていく

私までぐしゃぐしゃに ....
降ってきた切片から傾きが動く
交点AからBの間に突然のA'
無限遠を目指そうとするA'
余韻の曲線は第一象限に浮かび上がる
不安定な遠心力でA'
引き戻されては離れていくA'
正弦波を忠実 ....
誰かが扉を閉めてしまった
私は夜ごと出口を失くした夢をみる
扉を閉めたのは 私
そのうえ錠前を壊してしまった

壊れた錠前をまず直そうとする人は
人の心を思い遣る人
壊れた花瓶を
片付 ....
民族の 大移動 シーズン
立秋 過ぎに 思うこと

少しでも 皆の 体感温度が
低く 有りますように

反比例して 体感テンションは
高いことを 祈りつつ

お盆に乗せた 今年初の  ....
いつも言葉の足りない弟は
最後の別れの時も
死に顔を見ては泣き
姉の最後の痛みを知っては泣き

もう何の組み立てもなく
嗚咽しているだけの
図体ばかりが大きな
巨大な涙袋と
なってし ....
夜の荒れ野
肉厚の双葉
祈りに閉じる
滴の手のひら


瀧が桜に覆われ
音しか聞こえない
やがてすべてが
流れの先に遠のいてゆく


舗装路の亀裂に
沈み ....
氷河期が
水たまりに立っている


前を向いたまま
あとずさる


光を手放し
今も 拒んでいる


忘れた 忘れた
だからどうした


おまえ ....
烏よりも黒い髪
絹のように滑らかな肌
まるでルビーのような
赤い瞳

レッド・アイ・ガール
どこもみていない瞳
きみは確からしくそこにいて
どこにもいなかった

紅い少女
笑うの ....
孤独を直視せず笑っていた

素晴らしくこれ以上ないであろう

素晴らしく憂鬱な日々では

視界に入る物全てが僕をみくだしていた

信じれる勇気もない奴に

この痛む胸傷跡は見え ....
腹筋の割れないままに初時雨 じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り 愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい 周回遅れで先頭の気分 肉体が発酵したことを示すように
汗は一枚の流れる衣服として肉体を飾る
俺は文明やら責任やら愛情やらの硬い網から這い出て
大地というまったくの物質に物質として衝突する
ここには人間はいないし ....
私はこの公園の風景自体のことを、すでにもう飽きていた。最近私はまた原宿に行ってきた。だが、この街自体にすらも私はすでに飽きていた。イチョウが代々木公園の入り口で舞っていて、そこに落ちた葉はすでに腐 .... 遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
辛い労苦を涙ながらに語る便器を横目にお子様
ランチ鳥肌。無料サービス吐き気。

敬語使うのおかしい鳥肌。中途半端英語に涙。
たった7年で死ぬ無念鳥肌。

24時間説法。無理解のバーゲン。血 ....
横向きに生えし虫歯や干蒲団 隠語覚えてから行く
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
街の風景と僕- 番田 自由詩113-11-14
春二編- 梅昆布茶自由詩1513-11-14
布袋さん- 服部 剛自由詩513-11-14
花の御心を生きるひと__- 服部 剛自由詩6*13-11-14
あの街へかえろう- 梅昆布茶自由詩1113-11-14
薄暗い渡り廊下や冬兆す- 北大路京 ...俳句213-11-14
こごえそうなカモメを喰う- 北大路京 ...自由詩113-11-14
レールがなくて芝生にころがっている- 北大路京 ...自由詩1013-11-14
散策- 月形半分 ...自由詩613-11-14
曲がり角のひと- たま自由詩25*13-11-14
奈落のクイズマスター- るるりら自由詩18*13-11-14
ムンクの叫び- 月形半分 ...自由詩413-11-14
微速度発進- 伊織自由詩6*13-11-13
心理テスト_(詩人サークル「群青」十一月の課題「非」より)- Lucy自由詩21*13-11-13
鬼ごっこの_続き- 藤鈴呼自由詩3*13-11-13
別れー姉弟3- ……とあ ...自由詩11*13-11-13
ひとつ_結晶- 木立 悟自由詩313-11-13
ノート(無風)- 木立 悟自由詩213-11-13
レッド・アイ・ガール- 西園 虚 ...自由詩113-11-12
素晴らしく憂鬱な日々- こめ自由詩613-11-12
腹筋の割れないままに初時雨- 北大路京 ...俳句513-11-12
じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り- 北大路京 ...俳句613-11-12
愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい- 北大路京 ...自由詩413-11-12
周回遅れで先頭の気分- 北大路京 ...自由詩913-11-12
労働- 葉leaf自由詩413-11-12
私のいた場所- 番田 散文(批評 ...213-11-12
distance- 梅昆布茶自由詩26*13-11-11
「舌を喰う自由」- 宇野康平自由詩213-11-11
横向きに生えし虫歯や干蒲団- 北大路京 ...俳句213-11-11
隠語覚えてから行く- 北大路京 ...自由詩413-11-11

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