空は言う
イタイ イタイ イタイ
土は言う
オモイ オモイ オモイ
水は言う
クルシイ クルシイ クルシイ
風は無言で、木々はうつむく
人は言う
すごい すごい すごい
人は ....
どんなに騒いでいても
静かに眠っていても
来るものはくるのだ
小川一本の県境
だからといって
天候が
変わるわけでもないのに
天気予報は変わる
水の性質が ....
いつも思い浮かぶのは遠くにある街だ
帰り道を探していた気がする 僕は
見えるものに何だと思わされた
いること自体が わからなかった 君が
時折 何だろうと思う
壊された瞬間がある ....
姿は見えず
言葉を伝え
物を破壊し
美しい歌を運ぶ
空気中で秒速344メートル
水の中は秒速1500メートル
鋼鉄の中は秒速5000メートル
堅い環境の中程速いスピードで突っ走る ....
コートの袖に去年がついていたの
で振りほどき
目の前を続けるの
です
名前のない雨が一粒一粒
ざあざあと集団自殺すれば
水槽から濁った冬があふれだす
私は言葉を投げつけたの
に水面には ....
近頃めっきり夢が減ってきたので
巷の貘達は仕方なく
現実を食べるようになりました
現実を食べるようになって
貘達は急に怒りっぽくなったり
不機嫌になったり
涙ぐむようになりました
....
労働など土に比べたら動きに過ぎない 土など大気に比べたら固体に過ぎない 大気など未来に比べたら現在に過ぎない そのような現在の中で労働は時間の痕跡を作り 同一であるために費やされる非同一的なものの為に ....
手の平を見つめる
指の間から零れるものは
幸福の粒と
不幸の砂
選ることもなく
一緒に零れ落ちる
頭上から降るものは光
雲に閉ざされた陰も降る
選ることもなく
一緒に降り注ぐ ....
サンタクロースはどこに子供がいて
何を欲しがっているかが分かるし
トナカイのそりに乗って空を飛んだりできるのだから
一種の超能力者と言える
昔からそうしてクリスマスの夜に
プレゼントを配り歩 ....
私たちは
それほどたくさんの
フレーズを奏でられない
私たちは
それほど大きな音を
鳴らせない
けれどもういちど
ネジを巻きましょう
さびついてしまわないように
私た ....
自転車の冬至の坂をくだりけり
静寂
風の音もない
この世の沈黙
刻々と時は流れて
声なき祈りと
小さな明かりだけが
漂う
4分33秒の
tacetのように
焼き上げたばかりのロールパンを 手早く皿に移し
純白のシルク地のカーテンに 挨拶するみたいに軽く触れ
彼女は朝日を一番たっぷりと浴びることのできる席についた
だがそれは彼 ....
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
曇り空でも どちらが太陽か分かるから 向日葵
そんな名前に なったのかしら
そんな ひまわりみたいだねって 言われたら
喜ぶべきなのに
可憐な百合やスミレが 恋しくなっちゃって
ち ....
ブルースが聴こえない
新しい朝も訪れない
ダムの放流が始まる
辿り着ける場所が限定される
すべからく天気は雨模様で
テナントビルには入居者がない
世界は静かに眠っている
目覚 ....
日曜の休日、遮断機は私の手をとって踊る。
黄色と黒の手を肩にかけようとするがスルス
ルと抜けてしまう。誰もが寝静まったころに
始まった踊りはいよいよ激しさを増していく。
心音の高まりは ....
ハートは泣いている
ハートが鳴いている
それよりも
ハートが成っている
ハートは生っていく
そのほうが
ドキドキしちゃう
重みも 角度も
違うの
大きさは 多分
....
1.現代詩をめぐる状況
現代詩の読者は減っている。団塊の世代のある詩人と話したとき、「私の若い頃は詩が若者たちの普通の話題に上がってきたが、いまはそんなことはないだろう。」と話していた。現代詩 ....
飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった
猫だけを置いて
家人が出かけてしまうと
猫は人になると飼い主は言う
電話が鳴る
猫は眠っている
電話が鳴っている
....
【おしまいの彩り】
るるりら
胸が焼けただれるような思いが ある
たとえば 死の足音におびえ すすり泣く声
黒点が太陽の灼熱を際立たせるように
終ら ....
西の空を覆う厚い雲を
僅かに縁取り
淡い光が
放射状に
さらなる高みへ腕を伸ばす
羽毛のような桃色の塊が
透明な大気の層に漂うあたりへ
空はいつまで記憶するだろう
人の視線を
....
ひと手間加えて食べにくくなった
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜
傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
....
クローンのほうがおもしろい
鏡がないと狭い部屋
【車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいに 】
なんでかしらないが
あなたとわたしには
おなじ「なにか」が ある気がする
その「なにか」が なんなのかを
知 ....
その昔
俺は 宇宙の中を飛び回っていた。
織り姫に懸想して、彦星から追われもし、
白鳥の首根っこも押さえもしたし、
ペテルギュウスのおならも嗅いだ。
オリオンの楯を盗んだり
カシオペアの辺 ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に
明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
あおばさんのおすすめリスト
(15345)
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日付
高層マンション
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uri_kappa
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2
13-12-27
越年
-
イナエ
自由詩
18*
13-12-27
詩に書かれた詩
-
番田
自由詩
2
13-12-27
音のように
-
ichirou
自由詩
9*
13-12-26
365+1
-
左屋百色
自由詩
9*
13-12-26
現実を食べる貘
-
ichirou
自由詩
8*
13-12-25
twitter
-
葉leaf
自由詩
3
13-12-25
還暦の感懐
-
……とあ ...
自由詩
12*
13-12-25
サンタクロース実在証明
-
紀ノ川つ ...
自由詩
4
13-12-25
オルゴール
-
村田 活 ...
自由詩
4
13-12-24
自転車の冬至の坂をくだりけり
-
北大路京 ...
俳句
5*
13-12-24
4分33秒の_tacetのように
-
ichirou
自由詩
5+*
13-12-24
エーテル_2
-
草野春心
自由詩
3
13-12-24
会わぬが華
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Lucy
自由詩
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13-12-23
ひまわり
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藤鈴呼
自由詩
1*
13-12-23
未来について
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kauz ...
自由詩
6*
13-12-22
「遮断機と渡り鳥と休日の月」
-
宇野康平
散文(批評 ...
2
13-12-22
ハートを繋いで
-
藤鈴呼
自由詩
1*
13-12-21
詩を救うための音楽——榎本櫻湖『増殖する眼球にまたがって』
-
葉leaf
散文(批評 ...
7+
13-12-21
飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-12-21
猫と電話
-
イナエ
自由詩
20*
13-12-21
【終】おしまいの彩り
-
るるりら
携帯写真+ ...
12*
13-12-21
「石狩川」
-
Lucy
自由詩
16*
13-12-20
ひと手間加えて食べにくくなった
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-12-20
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】
-
夏美かを ...
自由詩
26*
13-12-19
クローンのほうがおもしろい
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-12-19
鏡がないと狭い部屋
-
北大路京 ...
自由詩
9
13-12-19
ふうてん_とばそ
-
るるりら
自由詩
19*
13-12-18
スペースキャプテン2
-
……とあ ...
自由詩
14*
13-12-18
猫のさがしもの
-
そらの珊 ...
自由詩
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