久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた

歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
旅人よ
君は何処へゆくのか

その靴がすり切れるほどに
過ぎ去った悲しみの日々は背後に遠のき
名もない無人の映画館のスクリーンに
モノクロームの情景は映し出される



「ひとりの ....
お正月に気がついた事
正月はお笑い番組しかやってない事
正月は午後9時前からお酒のCMがやってる事
正月は子供を対象にしたお店はちゃんと営業してる事

お正月の嫌いな所
もうお年玉をくれる ....
朝起きると携帯に届いている年賀メール
素敵な仲間達から
パソコンをつけると届いている年賀メール
素敵なあの人から

ああ、
やっぱりこの世界には幸せになれない人なんて
いないんじゃないの ....
現代詩フォーラムの皆様
あけましておめでとうございます。
今年も管理人様はじめ会員の皆様の
御健康と御健筆をお祈り申し上げます。
ついでにアタシのご飯も
グレードアップしますように
お祈りしちゃいます ....
空は何も忘れはしない

それは始めから何も覚えていないからだと
古い本に書いてあった

それは確かに詩人の言葉だと
子供ながらに納得したことは
はっきりと覚えている


冬空にカイ ....
何も無いところで、
赤い、ランプ 点滅

吸い込まれたのは、
埃被った 夢でした
この部屋で生まれては
捨てられた、夢の一欠けでした

窓辺で囀る雀の夢も、堕ちました
死に遅れた蝉の ....
こどもが歩いていた
老人も歩いていた
とおいところで
ぼくらは一人だった
がたがた震えているかもしれない
風のあとに目覚める
かわいた沈黙のなかで
心のなかの もう一つの身体は
泣いて ....
いつのまに
我が胸に吹き込んできた
風の{ルビ女=ひと}よ

君が踏みつけられた花を見て
傘をさしたまま立ち尽くし
ひび割れた心のすき間をほの青く光らせ
雨音に{ルビ滲=にじ}む心を痛め ....
京都が風水に則って「作られた」都市であることは周知の史実。もちろん飛鳥浄御原宮、藤原京、平城京、長岡京、平安京と続く遷都はすべて風水に基づいて行われた。南から北に、ほぼ同経度を北上して行った。

 ....
空がまだ青かった頃
王国は細く
鉄塔がその役目を終えてなお
行くあてなく錆びていくように

東の空から鳥たちがやってきて
羽を休める場所を見つけられない
王国は
気づかれずに
そのよ ....
夕暮れ
曇っている
電車
走る
わいざつな銀河の中を
見えない草をかきわけて
走る
その中で
すれちがう
スレチガッテイク
わたし
わたしたち

生まれる手前から
死んだ後 ....
死するものの輝きがひとつの歪んだ戦慄のなかで遠景をひろげている、過去から届くさかだつ呼び声は次第に熱化して僕から幽石を焼き切ってしまう、僕は雨の中で生まれたのだろうかあるいは海の中であるいは問うことの ....  早朝、携帯電話のアラームがいつものように作動して「んんんんんん」と寝返り打ち「…ん」と起き上がってからやっともっともっと眠ってもいいのだといつまでもいつまでも眠ってもいいのだと気がついて「ア…幸せで .... 船をまたぐ
昨日より長くなった分だけ
自分の脚に目盛を入れる

円盤のような声で
おしゃべりをする少女たち
そのフードの中には
いくつもの星が散らばっていて
誰も知らない星 ....
きつねの師匠が言いました
この道はきつね道
とても厳しい道ですよ
きつね道を行くものは
みんないつか死ぬのです
脳が退化し
便や尿を垂れ流し
胃に直接流動食を流し込まれ
喉に穴を開けら ....
彼等は天使なのだから自由に降りてくる
ひとは誰も彼等の姿を見ることができない
彼等に思想はない
彼等は天使であり善でも悪でもない

天使は通り過ぎる
ありとあらゆるものを刺し貫き ....
万華鏡の街は 
おとなのものだから、

子供はずうっと背中丸めテレビゲームして。
僕はそう思う

電脳スペースの揺り籠のなか見る夢はいつも
空腹の味が奥歯に染みて 眠れないなら、朱いめの ....
誰かいま喧嘩売ってこないかなと思う

オンラインゲームのなかで

アバターとか



詩集とはエロ本のことだ

構えんで

難しい顔をする必要はなく

ただそこに写真よりも ....
愛しいと綴らぬ代わり
速達で、と告げましょう

思い煩うこころに替えて
所在の分からぬ神様に
祈りましょう


微かに雪の匂いのする声は
幸福の理由に充分すぎて
零れる音色が
深 ....
針葉の青に誘われて わたしが森に這入ると
ここにも あそこにも 木が立っていて

空からくる陽を 受けとるために
木々は あちらこちらに 枝を伸ばして
地面に影を落としていた

一本の木 ....
日本にはクリスマスはあるんですか
にぎやかな問い
わたしは答えに躊躇する

彼等のそばに
キリストはある
わたしのそばに
キリストはいない

うん
あるよ
プレゼントたくさん持っ ....
神様が生まれた日に
僕は自分の始まりについて考える

蝋燭の炎がゆらゆらと時を刻み
その身体を縮めるようにして
わずなかな明かりを灯している


神様が生まれた日に
自分の存在以外に ....
両手いっぱいに
林檎を抱えている人がいた
あんなに抱えて
きっと林檎が好きな人なのだろう
僕は右手にひとつの白球を持って
王国をつくりに帰るところだった
君が空から消えたと聞いて
もう三十余年さ
地上はまるで神なしで
生まれた者達の展示会場
ヘイ! ミスター
いたいけな子供達からの
手紙は今日も届いているか?
でもそれは教科書みたいな文体 ....
学生のころから
よく行くとんかつ屋さんがあって
久しぶりに行ってみたら
お昼時を少し過ぎていたのに
待合の椅子もいっぱいに
さらに立って並ばなければいけないほどだった
良心的な値段と
カ ....
ねこねこは
きらきらのほしがまいおりたまちのなかで
うきあしだってくるざっとうをみおろすのが
すき
ほわいとくりすます
という ひびきが
すき
それは
あのひとの
てのひらに
にて ....
(今日の日付をつぶやく)
灯台の未来
石段の螺旋をおりていく
水平線はかすかに騒めき湾曲している唇だ

防波堤を渡り
砂浜へと呼吸を滑らせる
ヨットの帆は風に膨らみ
反転した星のように ....
囲炉裏の奥で、痛い痛いと泣く少年は、
真っ赤に水ぶくれしている。真っ赤・・・。

ああ
真っ赤に染まった朝もやの中で、
翌朝、光るものは電車だ・・・電車。

電車の足は、何故、少年なのか ....
「こんばんは今日も皆さんと一緒にポエトリーリーディングをたしなみたいとおもってやってまいりましたモリマサ公です。
 ひどい世の中ですね、傷ついた心を癒すため詩をかいても、書けば人を傷つける。そんな詩 ....
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