私たちはふだん

地球の反対に住んでいるので


会うには 大陸や 時間や お金や

たくさんのものを越えなくてはなりません


仕方ないので


手っ取り早く待ち合わせ
 ....
チャーチ、鳥籠の 中、の
少年 と、少女 歌声は
夢、の 通奏貞音 失われた
地上の、安息 そして 訪れた
死神、は 天上での 安息を
与える、様に 幾度も ワインを
注いで ....
 忘れさられた涙は
 どこに流れていくのだろう
 
 きっと大海原まで降りて行き
 太陽の日差しに誘われて
 多くの仲間を引き連れて
 天空に昇り
 悲しい調べを奏でつつ
 俺達の住ん ....
うたう
うたわないよ
メールしない
存在しない

方角
存在しない
ボクは
安心したかった
全身で
もう
ずっと大丈夫
そんな声を聞きたかった
でも誰も
うたう
うたわ ....
森を抜けて。ふたりで大好きな
ちょっとしたぬかるみに座っている。
湖がそこにあって。
おしりが少し、ぐちゃってなって、
説明のつかない気持ちよさ。

水面に映ったきみの顔ばかり見て ....
乾いた
木の葉を振り落とし
あなただけが生き延びる

それがあなたに
必要な作業

限られた
冬の季節を過ごすため

信号待ちで
見上げる私の
その
わずかな隙間にも

 ....
糸の光
曇に沈み
雨は低く
小声 小声


まぶた かけら
冷えて重なり
愚かしさのまま
流れ 昇る


高く積まれたもののなかから
少しだけ見える鏡の先端
ま ....
いつの頃からか
人は言葉を読むことから
言葉を見るようになった

歩きながら
食べながら
話しながら

読む言葉から
見る言葉へと変わっていった

布団の中でも
地下の中でも
 ....
水戸黄門の印籠がミトコンドリアになった、と昼のニュースで


これがミトコンドリアです、と書いた近く日直の僕の名がある


明日からあなたが使うベッドを夜中に一人で組み立てている
 ....
 自殺で死んで次に目を開けた僕は心底がっかりした





  同じ病室で同じ母親の下に生まれたからだ
答えが見つからないと
三色定理の話をする人

答えは教科書にはない
と叫ぶ人

明日の君達へ
鼻をたらしながら
ただの棒切れで遊んでいただけの僕も
瞳は輝いていたのかな


 ....
エゲレスの偉い博士が
今やマーッドサイエンチストの親子になって
昔造ったサァァイボゥグ美女達の
手足をバラバラに切断して
目とか鼻とか髪の毛とかもバラバラに分解して
全部をうまいことつなぎ合 ....
川から流れる清らな音が
侘しさと寂しさを
心に響かせ

山から吹く冷たい風が
静けさと悲しさを
心に染み込ませる

いつもと変わらぬ
その時の景色には
どこか遠い思い出を
蘇らせ ....
隆没をたゆたわせれば僕らいつか仲良し一緒になれるかも、ってね



セックスの後に知ったのは涙って舐めるとしょっぱいんだってこと



いつも降るわけじゃないから雨なんて絵になるのにね ....


 今、僕の手元には、「{ルビ思推=しゆう}」 落合朱美 という{ルビ凛=りん}とした縦書きの
文字が記された一冊の詩集が置かれている。朱色一色の表紙には、
白い輪郭で描かれた一輪の薔薇の ....
命題
[埋葬:骸骨教会、柘榴と少女]


対話:質問形式

 Q.
『ウミ女神no.10-蘭,p、ラム酒ガ在ル肢
 -ファン..k?..Cake、sn)ト(ow 魔女?』

 A. ....


一つの石を置くだけで
証明されてしまうことがある

イマソコニアルトイウコトト
カツテハソコニナカッタトイウコト

存在と不在が遺伝子のように
螺旋をえがいた姿で証明される ....
セミの抜け殻を
たくさん集めて帰った
何となく
母にほめてもらえる気がした
母はパズルのピースが足りない
と探していた
父は受話器を握り
そこをなんとかお願いします
そう繰り返 ....
家具屋さんに忍び込もう
家具屋さんで暮らそう
昼間はソファで本を読みながら
目の前を通り過ぎるカップルを眺めよう
これから幸せになる予定ですか?
それならばエキスをちょっと
分けてください ....
そう、遠くはないから。
大丈夫。
光の淵へ遊びに行こう。

夏になると
綿毛の灰色と
安曇川の水と、
母さんのトルコ土産の
キーホルダーに付いた
じゃらじゃらした青い目玉の
 ....
冷たい空気
りんごは蒼に染まって
夜を形作っている

街は静か
だれも目を伏せて
雪が降る季節までもう少し

動かない
ホームレス達の息遣いが
白く
空に昇って
月は悲しみ ....
僕は明日引越しをする
仕事上の都合で

電車にて
片道わずか一時間半の距離
大げさなもんじゃない

なのに
こんなにも心が寂しいのはなぜだろう


それはきっと
あの少年に会え ....
私は地道に働きます。
私は何を目指しているのだろう。

日曜日、ふとそんなことを考えてしまいました。

おうちもほしいです。
立派な家はいらないのだけど。
後ろの壁が外れかけたので食器棚 ....
夜寝る前に読書していると 
開いた本のなかから 
うっすらと光を帯びた手があらわれ 
わたしに差し出されていた 

その手を握ると 
不思議な想いが心に流れ 
明日に怯えるわたしの影は  ....
ヘネシーの一気呑みなどとゆー
もったいないことはもう二度としないように
あるいはもいちど
そんな機会に恵まれたら
ぜひともおねーさんを呼ぶことをお忘れなく
それはそれとして
あんまり気張る ....
戦後まもなくだろう、
捨てられたガスマスクが
赤黒い錆を纏って
川の中で佇んでいる
傍らに
まだ新しい
マイルドセブンが沈む
ささくれのある人差し指で
水面に
彼の鼻先に
つぃ、と ....
ルーペを通るまっすぐに屈折した彼の意識。まなざし。
はん。ぼくはその焦点にもぐりこむ。
なんだよ。目が合う。彼のおおきくなった目、歪んで。
ぼくは彼が、今日の彼がいやだった。気持ちが悪い。
夕 ....
おまえが
おまえの母の指を握りながら
泣いていたので
どうしたのか聞くと


おまえは
母の左手の薬指の
銀色の指環を
指ごと握りながら
これが欲しいと
言って




 ....
錯綜している視神経の
からまりあった編み目の間に
ちいさい魚が
かかっている

つめたいつめで
そっとつまんで
涙腺の中へ
放してやろう
水草があれば尚いいが
涙腺の底には
 ....
立ってる君、座っている僕、違う遠さの水平線を見てる



洗濯物干しといて私ちょっと銀行強盗してくるから



ごめんなさい、なら何度でも言います。謝罪と反省はただなので


 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キャベツ畑ランデヴー- もも う ...自由詩28*06-11-24
シスター- 六崎杏介自由詩5*06-11-24
思い出作り- 山崎 風 ...自由詩1306-11-24
うたううたわない- umineko未詩・独白4*06-11-23
湖畔- たたたろ ...自由詩7*06-11-23
冬支度- umineko自由詩12*06-11-23
ノート(指記)- 木立 悟自由詩806-11-23
いつの頃からか- ぽえむ君自由詩11*06-11-23
ミトコンドリア系- たもつ短歌9*06-11-23
again?- ピッピ未詩・独白506-11-23
答え- AB(な ...未詩・独白406-11-22
二十一世紀のビートルズなんてねえだろ!- 紀ノ川つ ...未詩・独白4*06-11-22
いつもと変わらぬ川と風- ぽえむ君自由詩11*06-11-22
S[E/H]I__(生死)- ピッピ短歌706-11-22
詩人・一期一会_〜其の一・落合朱美詩集「思推」を読んで(上) ...- 服部 剛散文(批評 ...11*06-11-22
ザクロに関するテキスト- 六崎杏介自由詩5*06-11-22
胎児- 加藤小判自由詩106-11-22
セミの抜け殻パズル- たもつ自由詩19*06-11-21
家具屋さんに行こう- チアーヌ自由詩706-11-21
削られる自意識と、楕円のうえでダンス- はらだま ...自由詩5*06-11-21
BlueApple- マッドビ ...未詩・独白6*06-11-21
- ささやま ...自由詩13*06-11-20
2006.11.20すごく寒くなってきて時々考えてしまうのよ ...- 初代ドリ ...未詩・独白6*06-11-20
「__手__」_- 服部 剛自由詩21*06-11-20
弟へ- 佐々宝砂自由詩3*06-11-20
戦後の遺骸- 士狼(銀)自由詩13*06-11-20
セミの抜け殻パズル- たたたろ ...自由詩4*06-11-20
家族指環- 自由詩26*06-11-18
涙と魚の相関関係- 吉田ぐん ...自由詩1606-11-18
君と見ていた- たもつ短歌1806-11-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512