めぐりめぐらされた
想いもいつか星になる。
そんなことはわかっていても、
手をふる指の後れ毛を追いかける。
私をのせた小舟はどんどん ....
ここ二日でひと山越えた感のあるわたしたちは
 次の山あるいは谷を想像できないでいる

  見上げる山 天辺が雲に隠れて見えないほど
   見下ろす谷 闇へかき消えるほど底なしの

     ....
真理を見たのです
燃えて輝く光を
そうして心は石と化し
硬く刻まれて死の使者となりました
冷たい墓石のセールスマンが
来世を高らかに謳うように


ある日ミミズが降ってきて
声のよう ....
目を瞑っていても
追いかけてくる足跡の靴音を
遮るためにドアを閉めても、
靴音が追いかけてくる。
とくとくとくと ....
大切な
ひとり息子や
ひとり娘が
路上に
打ちすてられている
もちろん
レイプの後で
それが
政治だから
ラの音ではじまる
骨をかかえて
演説をしにいく
 ....
ぼんやりとニュースを眺める
オナニーを終えて暇だからである
ニュースは、事件と事故がばかり放送する
あとは天気か
つげ義春の漫画に出てくる朝鮮人の李さんは鳥語が話せるが
それでも鳥は脳が小さ ....
滴りや濡れたる翼なき背中 (孤独を知りたい)
その声のする方へ
足を向けると
ビル街から住宅街に迷い込んだ。
そこでは人々の匂いはあるが、
人の姿はなく、
窓辺から聴こえてくるやかんの音と、
乾きき ....
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。

涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。

いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ....
青空に
青春の光と陰を見たよ
何もかもが甘酸っぱくなって
過ぎていった夏
私の身体のなかに生えた棘が
別の身体を攻める。
けれど、隣り合わない色があるように
せめぎあう棘はない。
だから、時々、
鏡の前で呟くのだ。
私は美しいと。
汚れてヘドロで ....
屋上のヘリで逃げ行くノブナガをヘリごと斬ったアケチミツヒデ 聞こえないふりして逃げた質問がお腹の中で鎌振りまわす 長い雨のレースを開けて
六月の陽射しが顏を出す
反射して散らばる子供たち
ビー玉みたいに素早く駆けて

ひとり離れて
シロツメクサを編む
首の細い少年

意識されることもなく
満ち ....
遺蹟

奈良の友人の結婚式に列席したついでに
飛鳥の遺跡を畏友のK士と巡る

石舞台
酒船石
猿石
高松塚古墳

でも駅前で立ち寄ったうどん屋の
出汁がしっかりきいて品よくかるく ....
終電も泊まるところもないうえにやけに激しい風が吹いてる 屋台が並ぶ 浴衣姿のわたしと
わたしの視線に気がつかない君と
金魚すくいで競い合う

ひと夏で散ってしまう
花火も蝉も
そうして季節は過ぎ行く

わたしの気持ちもそうして
君に届かず ....
蚊を殺した、躊躇いもなく殺した
今日も暑さで
苦しめられる
結局眠れない
こんなもんなのだ、夏というのは
お題みた瞬間うかんだイメジ逆転吉原なら本日の
盛りだくさん鴨居玲からのエリック・サティから
の天使にラブソングを経たいま高校野球逆転劇に
すり変わったけど中継なんかはほとんど観ないし
書こうと ....
杓子定規には行かぬ出来事を吸い込んで
花びらは 大きく開き 空に染まる

微妙な空気感も 四方山話も 飲み込んで
幹は 太く 伸びて行くけれど
もう これ以上は 勘弁して下さいと
 ....
死に化粧の父は
歌舞伎役者のように凛々しくて
酒で枯れ果てた唇が
潤っていたのを初めて視た



回顧する夕暮れ
鳴いている壊れた時計
線香の香りが夏の空気と合わさ ....
真夏の{ルビ陽炎=かげろう}揺れる
アスファルトの、先に
琥珀に輝く円い岩が
ひとつ、置かれている。

額の汗を拭って、歩く
旅人の姿は段々…近づき
数歩前で、立ち止まる。  ....
ねえ 君
ぼくを地球に 一人ぼっちに 置き去りして どんな気持ち?
街は忌々しい地球人に溢れ 手におえそうにない
毎日テレビを見て自分をおかしくさせなくちゃ やっていけない
ぼくは地球人のよう ....
ほんと参った てこずって迷って送ってきた この人生
捨てる神あれば 踏んづける神もあった
前髪は後退し トイレの紙にことかいたこともあった
結局最後まで 望むように認められることはなかったよ
 ....
ちいさな夜想曲を想う
ドイツの作曲家でもなく誰かの

こころはとめどなく夢をさまよう
意味もなくいきているような
きもするのだが

いつでも永遠を信じて生きていようとおもう

体はく ....
つうこんのいちげき君の手料理をキメラと呼んでしまってゴメン 淋しさをポケットいっぱい詰め込んで
ひとりきりの夜を歩こう
いつかわたしも永遠になれるだろうか
かつてわたしが 光の一部であったように

わたしは沈黙のほうにある
とすると
沈黙は詩のほ ....
霧が湧き 雲は下り
天と地の息吹が交わり合う
噛み合わされた大地 喃語の潤い

ぱせり ぶろっこり やまのみどり

熊や鹿が嗅ぐ土の匂いが知らしめる
地脈の辿り 遠く 深く 息みて

 ....
 
 
バスに乗って目を瞑ると
私の中を通過していく
一台のバスがある
開いた窓から
誰かが手を振っている

懐かしい気がして
手を振りかえすと
バスは小さな魚になり
泳いで行っ ....
こんなの詩じゃないと
お叱りを受けそうですが
まあ、いいだろう
と、寛大な心の方はご覧ください

     *

小さい頃のわたしは
引っ込み思案で 恥ずかしがり屋
自分から友だちを ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い手- あおい満 ...自由詩215-7-22
あの山越えて/即興ゴルコンダ(仮)投稿.56- こうだた ...自由詩5*15-7-22
律法- ただのみ ...自由詩14*15-7-22
砂の心音- あおい満 ...自由詩715-7-21
サマータイム- イシダユ ...自由詩215-7-21
鳥とテレビ- 馬野ミキ自由詩4*15-7-21
滴りや濡れたる翼なき背中- 北大路京 ...俳句615-7-21
住宅街- あおい満 ...自由詩11*15-7-20
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。- 陽向∮自由詩16*15-7-20
甘夏- 渡辺亘自由詩115-7-19
- あおい満 ...自由詩515-7-19
屋上のヘリで逃げ行くノブナガをヘリごと斬ったアケチミツヒデ- 北大路京 ...短歌615-7-18
聞こえないふりして逃げた質問がお腹の中で鎌振りまわす- 北大路京 ...短歌515-7-18
六月回廊- ただのみ ...自由詩25*15-7-18
遺あるいは- 梅昆布茶自由詩1415-7-18
終電も泊まるところもないうえにやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌415-7-17
夏の片想い- じまさん自由詩215-7-17
熱帯夜- じまさん自由詩115-7-17
中原昼夜逆転/即興ゴルコンダ(仮)投稿.55- こうだた ...自由詩3*15-7-17
しゃく・なげ子さん- 藤鈴呼自由詩3*15-7-17
あか- よるのま ...自由詩515-7-16
夏の夢- 服部 剛自由詩815-7-16
ALL_OF_ME- 馬野ミキ自由詩115-7-16
What_a_wonderful_world- 馬野ミキ自由詩5*15-7-16
電波時計- 梅昆布茶自由詩1515-7-16
つうこんのいちげき君の手料理をキメラと呼んでしまってゴメン- 北大路京 ...短歌315-7-16
かつてわたしが光だったとき- 伊藤 大 ...自由詩615-7-15
巻き戻されることはない- ただのみ ...自由詩16*15-7-15
見舞い- たもつ自由詩2015-7-15
【_私の友だち履歴_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-7-15

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