昨日と 今日と 昨日を見よ
一昨日は 知らない

梟だと 信じていた 鳴き声が
キジバトだと 知った日

汗をかきながら 笑っていたけれど
心では 泣いた

もう それは もう

 ....
蒼がふるえ 灰になり
灰がふるえ 手のひらになり
折れた蝋燭の火を護っている


時を迂回しようとして出来ぬ径
水に照らされる灯のない径
暗がりをすぎる異なる影
黒が黒 ....
大学を出たあと、私は郷里に帰り塾講師として働いていた。郷里は自然の風景が多分に残っている田舎町であり、私の家もまた自然に取り囲まれていた。朝、鳥たちの声と影を庭に認めながら、朝陽を浴びた庭木の輝きに緩 .... 竹はしなる
そして折れる

金属はしなる
そして曲がる

矢の
1本は
3本より
しなりやすく
折れやすい

JIS1級金尺の
1本は
3本より
しなりやすく
曲がりや ....
ことしもあたらしいかなしみがやってくる
それでいいのだと思う

ことしも友が去ってゆく
それはしょうがないこと

遠慮なく時は過ぎひともかわる
すべてをうけいれてはいられない

僕の ....
お祭りの絵にひとりぼっちがいない 木目通りに 幾重にも編んだ 絹の糸

此処が 何重目で有るのか
難渋なのか 何回なのか
何階なのか 何階なのか

とにかく 分からなかったから

海へ出よう
唐突に 君は言う

 ....
世界一バカなあたしを受け入れて世界で二番のバカになって ギャフンしか言ってない さらば
目の前の壁よ

もう避けたりしない
遠回りはしない

もともと
壁なんてなかった

あったのは自分が作り出した
架空の壁だ

パントマイムの壁のように
架空の壁を皆に ....
いつの日も
夕日は、約束に似ている

すっかり、
日が落ちるまで
果たせなかった約束をかぞえては
また、
あしたに賭ける

ぽつりと、残された
オレンジの雲は
あしたへとつづく
 ....
ちっさなもやのなかで
あいまいにふわふわとうごく
じぶんがこわいからえをかいた
まっくろなかたまりのえをかいた
にっこりわらってる
まっくろなからだに
ぴかぴかしためで
にっこりわらって ....
冬の菖蒲園に枯れた茎たち
池には凍ったように鮒が立っている

裾を引き摺り神殿の廊下をわたる
雪は降りながら日の中に溶ける

わたしはリュートを引き摺り引き摺り、山を越える
そこに癒しが ....
 
浮気なGigiをききながら

ホットワインで、邪な心をたぎらせる

どうせ凍てつく空気に見透かされるのだから



*YouTube 浮気なGigi(加藤和彦)
 http:/ ....
喋らない靴を履いている 死にたいけどジェットコースターは嫌 母からの電話
実家の私の部屋を母が掃除していて

「小さな何かの種が机の引き出しに
いっぱい散らばっているけど
捨てていい?」

小さい種?
クレオメだ

  「だめだよ。大事な種 ....
まっくろな
まっくろな
あおかった
世界中がブルーに染まってた
海になる。


じゅじゅんだ叫びを
置き去りにされた
まっくろが
ころがっていて


浮き沈み
変わっても
 ....
幾つも 何度も 
四季を 詰め込む 

くるくる 後ろを 
振り向いて いる内に 

廻って行く 自分にも 
気づかずに

時は 流れて 行くの

一番 大好きな 季節って
人 ....
みなさんどうかよいお年を
今年一年数々のご無礼を働いたことも
どうか水に流してください

わたしとしては
それなりに
誠意を尽くしたつもりです

努力が足りない事も
わかっています ....
缶焚火未婚の父となりにけり 小さなことを、見つけよう・・・・。

ちょっとした幸せだと考え

変化を楽しむように・・・・。

「今日は、いつもより風が弱い・・・・。」

「今日は、いつもより日が当たる・・・・。」 ....
亡き霊とはなんだ!

かつてお前はそこにいた

愛らしい瞳を輝かせ

手を差し出せば

過去と現在の区切りを越えて

まざまざと感知出来うる

「そうだよな、俺もお前も生きてい ....
年末の休暇で一人部屋で読書をしていると、あっという間に雪に降り込められていた。雪は私の窓から見える都会の一断面を静かに滑っていき、地面を飾っていった。この都会は今や雪という膨大な電飾できらめい .... とにかく熊は
とてもつかれて
泳ぎはじめた川の途中で
夢をみることにした
川を渡りきる夢を
熊は

夕やみは
あ と言うまに夜へ伸びて
人びとを愛へ仕向けます
 ....
タバスコを一滴二滴根深汁 薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ....
いのちある
きのうは

醜く
苦しく
さびしく
うれしく
輝いて


いのちある
言葉は

清く
汚く
痛く
美しく
生きる


いのちある
今日は

泥 ....
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ....
忘れている何かの先に

頭の狂ったマンドリン弾きが
丘の上に座ってじっと
坂の下を見ている。

その男の着ているコートは
薄茶色のバックスキン
しかも、足元は合成皮革のハッシュパピー
 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
逃げて- 藤鈴呼自由詩2*14-1-3
夜と冬- 木立 悟自由詩414-1-3
時間- 葉leaf自由詩514-1-3
しなること_折れること_曲がること- ichirou自由詩5*14-1-3
ぱたぱた- 梅昆布茶自由詩2114-1-3
お祭りの絵にひとりぼっちがいない- 北大路京 ...自由詩314-1-2
苺エッセンス- 藤鈴呼自由詩1*14-1-1
世界一バカなあたしを受け入れて世界で二番のバカになって- 北大路京 ...短歌514-1-1
ギャフンしか言ってない- 北大路京 ...自由詩414-1-1
さらば!目の前の壁よ- ichirou自由詩10*14-1-1
終の日- たま自由詩25*13-12-31
ぎゃん- うんち自由詩6*13-12-30
冬の菖蒲園にて- 渡邉建志自由詩213-12-30
浮気なGigiをききながら- 殿上 童自由詩13*13-12-30
喋らない靴を履いている- 北大路京 ...自由詩913-12-29
死にたいけどジェットコースターは嫌- 北大路京 ...自由詩1013-12-29
約束- ichirou自由詩9*13-12-29
H2O- 榊 慧自由詩213-12-29
くるくる- 藤鈴呼自由詩3*13-12-29
今年はこれでお終いです__(詩人サークル「群青」今月のお題「 ...- Lucy自由詩15*13-12-28
缶焚火未婚の父となりにけり- 北大路京 ...俳句313-12-28
森の声- 梓ゆい自由詩1*13-12-28
亡霊と遊ぶ- ドクダミ ...自由詩313-12-28
- 葉leaf自由詩413-12-28
とにかく熊はとてもつかれて- はるな自由詩1113-12-27
タバスコを一滴二滴根深汁- 北大路京 ...俳句513-12-27
安らかに眠れ- ただのみ ...自由詩29*13-12-27
いのちある- ichirou自由詩12*13-12-27
味噌漬けと詩集- 夏美かを ...自由詩32*13-12-27
うけいか- ……とあ ...自由詩5*13-12-27

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