早朝の散歩で 
ふと、こちらに合図した 
草の露に宿るひと粒の太陽 

それがこころの鏡なら 
一体どんな思いを
反射して 
私は歩いてゆくだろう―― 
名曲喫茶の壁に掛けられた 
額縁の中で 
貴公子のようにすっと立ち 
時を越え、こちらをみつめる 
リストの目 

(こちらに来なさい・・・ 
 世を去った私達の賛歌に耳を澄ましてから  ....
1.ゆきんこちゃん


段ボールに書かれた 真っ赤に書かれたクレヨンの暖炉の炎には 
ぱちぱちと
もえる友情が燃えていた
おともだちの ゆきんこちゃんは 五年生で
なふだにも  ....
彼女位の年齢の頃 私は 
只管 ハンドルとマイク握ってたな
と 思い出す

彼女は 新しい情報を詰め込んで 世界観に浸る
それは 余裕が有るのかも 知れないな、と思った

私は この場所 ....
卵のきもちはわからない

卵にならなきゃ
わからない


わたしの目玉は殻かしら

わたしを包んだ
殻、かしら?

とっくに無いと思ってた
くだけて消えたと
思ってた ....
スカイツリーに昇った
天望回廊まで昇った



世界一の高さ
634メートルの
スカイツリー

「ムサシ」と
覚えるのだという



天望デッキの上にある
天望回 ....
人生は夢と覚醒の繰り返し
夢は無価値、
覚醒時こそ人生だ
等と大人の戯言
誰が決められる?

人生
夢と覚醒の繰り返し
同等同価
なにを言いたい?

夢は狂いのさなか

 ....
{画像=121213110706.jpg}

これは駄目だ!完全な記憶と表現の不完全。

未だ駄目なヤツと自身を責める。

「もっとやれるんじゃないか?」

何処かで声がする。

 ....
{画像=121213103901.jpg}

このあいらしい生き物

何をわたくしに問うか

謎が深まるであります

己の寿命を最大に使い

命とは?を訴えるのか

答えを要求 ....
あなたには
笑わせたい 人は いますか

笑わせたいひと と
笑いあって いますか

笑わせたい はずなのに
泣かせては いませんか

笑いあった そのあとで
にじむ 涙の 話なら ....
n次元関数の座標軸の一端にしがみついて
グラフのn次曲線を眺めている視点から
三次元を眺めると歪んだ感情が広がる
感情という名の空間を認識しているのだが
座標軸に沿ってスライドして0へ

 ....
らっぱっぱ
らったった

ラッパ の パッパ
ピーチク パーチク
種撒いて

咲くかも 知らぬ
桃の花

愛でる ばかりじゃ
飽き足らず

飽き空きもせず
ロッカールーム
 ....
できるなら
現場(そこ)でも祝福の気持ちでいたかった
たとえば
生涯一度の自分の家なら
これに関わるすべての人に
笑顔で労してほしいじゃないか


+ + +


行きの渋滞を避 ....
子どもが笑う
それがすべてだ

泣いている
理由はさまざま
見つけて
取りのぞいて
満たして
抱き締めて

温かい布団と
美味しいご飯と
安らかな心地を

子どもが笑う
 ....
レースのカーテンを
くるっと頭に巻いて
わたしは花嫁さん

バラの模様のテーブルクロスを
ふわりと羽織ると
わたしはお姫さま

お手伝いようのほうきに
さっとまたがると
わたしは魔 ....
首都高に陽は沈み
滞りのなく済んだきょう
帰り道にも屈託のなく
靴を脱ぎ捨てようなんて思わずに
橋を渡ることができた

今は部屋にくつろいでいる
五畳のわたしの聖域は
しっかりと夜の帳 ....
たしかに生えそろった、指
蟻は、盲目だから
横断する、じぶんの影を知らない

青い電球、とかげ、数字の9
コップの底に、沈んだトランプ
薔薇が、刺さる

円卓に、砂
図鑑から切り抜か ....
{引用=
洗濯を終えたあとの洗濯槽に、頭をつっこんで
耳をすます
見えなくなったものを見に行くために
目を閉じる
という所作を、毎朝の日課にしている


庭で、貝殻が咲いている
耳に ....
晴れわたっていなさいね
かなうのならば、
かなう限りは

おまえの空を
喜びなさいね



馳せてゆきなさいね
どこまでも
どこまでも

たやすく
他人を切り捨てぬ ....
体臭は毛布のようだ
男臭い布団はそれだけで暖かい
男にとっては逆だろう
遠い子宮の記憶を辿り
疲れた胎児は体を丸めて
全てを忘れて眠るのだろうか
女の体の匂いの中で

私には子宮より
 ....
  冬になるときみは
  樹下の落葉をひろい集めて
  ぼくの胸のうえに載せ
  火をともしたものだ
  それ以外に
  やり方のないような手つきで



  あのなつかしい ....
   大通りを一本奥へはいった
   ラーメン屋の先の三叉路の角っこに
   その八百屋はあるんだ
   狭い軒先に段ボールが並べられ
   曲がったキュウリや
   太さも大きさもまち ....
 
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!

たまには向きおうてもええんちゃうん?

こっちゃむいて、ほい!



 
人気の無い埠頭から望んだ街はただ灯ばかりが無機の光を放ち

まるで人間の営みとは無関係な顔をしているみたいで

かすかな海の匂いを抱いてそれでもふと
人を遠い空間にいざなって行く

僕に ....
もう一度あえたらいいなと思う
僕たちは日だまりのなかのベンチに座って
何もしゃべらない
言葉はすでに失われてしまった
もうすぐ思考も
輪郭も失ってしまう
だからもう一度あえたらいいなと思う ....
見えない羽の
影だけがゆく
屋根の声 水の壁
土の壁が吐く
赤い花


午後から暮れに降る光
影から影へ流れる川を
何かの波がさかのぼる
がさがさとした
爪のはざま
 ....
彼はどちらかといえば
常識的な犬であった

子犬の時代には無邪気さがそのまま
天衣無縫な彼らしさとして愛された

けれど訓練士によって人間の基準を
与えられた代わりに彼は常識的な成犬にな ....
元から何も無いヤツは

無い事を武装として

多くを与えられた者を

せせら笑う自由を持つ

よつて柔軟なので

敵は皆無なのである

諸君

嘆く事なかれ

得る事に ....
私は道についてよく考える
別にどうってこともないような
つまらないことをいろいろと……

フェリーニの「道」という映画を
レンタルビデオで観たことがある

ジェルソミーナという 頭は弱い ....
正しいもの同士が

ぶつかり合ってしまうのは

両方ともが間違っている訳ではなくて

両方ともが正しい訳でもなくて

答えがあると信じている者同士だから

だからぶつかり合ってしま ....
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