歌えない歌と歌える歌
歌えない歌しか歌えない(ない)
あなたに(あなたに)
とか(とか)
ボーイフレンズとか(とか)
ガールフレンズとか(とか)
オールドフレンズに


アクチュァリ ....
メッタリ もったり ノッペリとした君が
曲水の途中に 貼り付いている

なあ お前は 誰だ?
もしかしたら 君は 黄身なのか?

気味悪いなんて 逃げないから
そっと 耳打ちして ....
鳴き声が障る

テレビの音量が障る

夕方 食事の準備をするか 外の洗濯物を取り込むか
どちらを先に行うか迷う容量空きのない思考が 障る
SDなんて持っていない 機械なんて障れない ....
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に断って
きた

そうしなければ
いつかの謀反が挫かれる
いつかの糾弾が挫かれる

差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に ....
窓硝子の向こうに
しがみついている一匹の虫
短い発車ベル
いくぶん傾いた駅を電車が出てからも
飛び立つことをせずに
じっとしている

終点を知らされていない線路はゆるやかなカーヴを描き
 ....
ぢゆうばこの隅のみ知りたるつまやうじ

ぢゆうばこと歯ぐそのとものやうじかな

ぢゆうばこの隅を突いて腹八分
爆破された夜の屑が月の縁を滑っている
そこはどうぶつのように
けたたましく吠える滑走路
無限が限界突破するときのエネルギーを
絶対に忘れたくなくて日記をつける
取り込み忘れて風に揺れる洗濯物 ....
なんで 棒立ちの彼は小学生だったか
帽子をとった手に光を無駄に感じる
声がなにより高い
しゃべるたびに大きな枠ができて
そこから何かが始まってしまいそうなくらい
シャキシャキとしている。
 ....
 
うさぎさんが おもちをつく夜

マンションのベランダで

団子を ぱくり ぱくり



 
メローイエローって どんな色だったっけ?
思い出せないから 自販機の前で 考える

メローイエロー 懐かしいねって 呟く前に
セブンアップが 目に入った

これ 目玉に注いだら き ....
フェイスブック
ライン
メール
電話も
手紙ですら
もう つながることはない
遠い人

色づくことの葉 散り積もり
掻いて 集めて 徒然に
燃やしてみる その 煙の
立ち振る舞い ....
親からもらった名を
30数年飼っているが
これがなかなかなつかない
気づくとどこかに行ってしまうので
私を呼ぶとき
みんな仮の名で呼ぶ
仮の名は20個くらいあって
ずっと傍にいるもの
 ....
あなたの愛情が重いと
夫に言ってしまった

涙が出るがままに
小さなノートの片隅に
小さな詩を書いた
暴力的な詩をカモフラージュにして

「伴侶よ幸せになっておくれ
あなたこそ幸せに ....
雨の朝、地図は濡れて滲んでしまった。だが世界は何よりも詳細な地図。経路を一つずつ抜き取っては、オブジェを作り上げる。今度の地図は庭にしつらえられたオブジェであり、どんな雨が降っても壊れない .... バラバラになった林檎
ウサギにして
大きな耳で飛ばしてあげる

「可愛いだけのあたしのこと
可愛いって言ってくれてどうもありがとう
どんなに耳を大きく切ってもらっても
あなたの言ってるこ ....
数年前に
直接選挙で選ばれて
とてつもない権力を手にしたのは
あなた達の大嫌いな石原です
俺は
実は共和主義者の石原を
根っこの部分では好きではありませんでした
三島のように刀でぶったぎ ....
時間があふれたしろい壺は
だんだん透明に染まっていって
いまはほとんどみえなくなった

わたしはさかさまになっていままでのことを
体じゅうに飾ってみる
あふれてあふれてあふれている
 ....
娘の髪がおどっている
とおもったら
わたしの息だ

どこまでもなめらかに続くようにおもわれる肌は
必然の場所でとぎれている
死がおそろしいなら
生もおそろしいのだし
もしも素晴らし ....
じゆうしのお墓まいりは
ひっそり行わなければならない
衣服をすて
思想をすて
言葉をすてて
まる裸で向かわねばならない、
という決まりを捨てられず
あきらめて横になるところに
じゆ ....
じゃんけんをせずに葛餅五等分 気まぐれな風が 鏡の水面に木の実を落とす
広がる波紋は 臆病な栗鼠の目に少しの不安を
それでも 冬支度の手を 休めることなく
すぐに静まって 平穏になるとわかっているから


羊飼いの ....
一人、また一人と降りて行き
電車の中は広くなった
小刻みな揺れに運ばれながら
私は左手を弄んでいる

親指と人差し指を擦る
昨日の君を覚えている
けれど輪郭を掴もうとすると
霧のように ....
どこかから怒鳴り声が聞こえる
悲鳴でないだけ良いのかもしれない



灰色の恐怖 圧迫感
その あまりに巨大で
要塞のような塊は
視界から見切れてしまう
圧倒的な質量の、壁
 ....
たぶんそれはちいさな歌のように咲いている花のこと やっぱ アタシは
この子が 好きだ

そう 思う
瞬間

ひいき目は
イケナイことだと
知って いるけれど

鷹の瞳に
射竦められた

あなたの 唇と
おなじくらい ....
少年と約束をしたホームランあした天気になりますように 部屋のベランダ
ゴーヤを私は植えていた
毎日 この時期は それを食う
いつも黄色くなるまで待っていた


それを 私はまな板で
細かく切って
炒飯に即席ですることもある
皿に保管 ....
浮上した意識/
覚醒を知らせて/
知らない世界で/
自分が何者か知る/
分離された自我が/

薄皮を脱ぐ、或いは、纏う

誕生の儀式/
彼岸への渡り/
分離させられた自我が/

 ....
一昨日からペンギンのぬいぐるみの名前を考えている。私はペン助はどうかと言うのに彼は首を縦に振らない。じゃあなんてつけるのって聞くと黙りこむから、私はペン助と呼びつづけている。ペン助をもふりたい。ずいぶ .... 卵が足りなくて
スーパーに 行きました

生きていた頃の
黄色の かわいこちゃんを
連想すれば

もう 何も
口に出来なく なってしまう

唇を
ゆっくりと つけて

 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もうすぐ夜が明けていく- モリマサ ...自由詩315-9-28
モリアオガエルの卵- 藤鈴呼自由詩2*15-9-28
障る- 朝焼彩茜 ...自由詩18*15-9-28
念のための武器- 千波 一 ...自由詩515-9-28
旅の道づれ- そらの珊 ...自由詩10*15-9-28
爪楊枝- ……とあ ...川柳2*15-9-28
アイスクリーム- ありか自由詩20*15-9-28
待合- 佐藤伊織自由詩415-9-28
お月見- 殿上 童自由詩13*15-9-27
ゴムは踏まずに_飛び越えて- 藤鈴呼自由詩1*15-9-26
つながらないあなたへ- ただのみ ...自由詩23*15-9-26
名づく- 小原あき自由詩8*15-9-26
至福- 小川麻由 ...自由詩4*15-9-25
雨の朝- 葉leaf自由詩315-9-25
飛ばないウサギ- ユッカ自由詩315-9-25
ウンコちゃん- 花形新次自由詩1+*15-9-25
あふれる- はるな自由詩515-9-25
同じ場所- はるな自由詩515-9-25
じゆうしのお墓まいり- はるな自由詩515-9-25
じゃんけんをせずに葛餅五等分- 北大路京 ...俳句415-9-24
あたしの平和- 藤原絵理 ...自由詩14*15-9-24
左手の記憶- 畠中ゆた ...自由詩315-9-24
コンクリートに殺される- 凍月自由詩3*15-9-24
永遠- もっぷ自由詩315-9-24
タカノツメ- 藤鈴呼自由詩1*15-9-24
少年と約束をしたホームランあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌115-9-23
ゴーヤの中に- 番田 自由詩115-9-23
名づく- ブルーベ ...自由詩2*15-9-23
名づく/即興ゴルコンダ(仮)投稿.74- こうだた ...自由詩8*15-9-23
ひよこのためいき- 藤鈴呼自由詩1*15-9-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512