墜落するくだものたちをあなたは笑って見てる
 
 
白い砂をびんにつめるのはながれだしたときの音が美しいから
 
 
二年生の教科書に書き込んだ虚像はわたしによく似ただれかのわ ....
 薫風馨る五月の窓に
 ぬかるむ畦道を辿る貴方の後姿を見ていました

長い髪を靡かせて振り返ったあなたの口は
手話の解説のようにはっきりと動くのに
何回も繰り返しても聞き取れないのでした
 ....
子供の頃からの
夢は あったけど、

詩人に成る為の
面接をしてくれる会社は無く

初めて 現実を突きつけられた
高三の夏

「進路」の前では
夢も 無意味だと
泣いた 夜。
 ....
あれは
神さまの涙だったのです

亡くなった人のために
涙を流してしまったのです

その涙の川で
溺れて亡くなったのです

私たちが
神さまでした

泣き叫ぶ人はまだ
川のよ ....
べつに足跡とか残してきたつもりもなく
振り返ったところでなんかみえるわけでもなく
きのうの夕御飯のたべかすが
少量、
2時の方向にこぼれているのみだ





そうだよ
よく見て ....
シーラカンスという名前は
ギリシア語で「中空の背骨」という意味で
原始的なそのつくりは弱々しく
外見のゴツゴツした印象からは想像できない

けれど普通の魚と比べて多いヒレは
しっかりと ....
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった

陽炎の丘を歩く少女  青空色のブラウス


液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
 ....
雨が笑うのは
春になった証拠
ぱらぱらと
声を出して笑っている


庭で笑い声がする
覗いてみると花の蕾が
くすくすと
声を出して笑っている


小鳥が跳ねている
風の音に合 ....
冷たいけれど、やわらかくなった四月の夜風が頬にあたる
あなたにもらったこのカシミヤのマフラーももうしまわなくちゃ

消えてしまいそうな、薄紅
二十歳の春が来て、それはあなたと出会って三度目 ....
         
春の先触れに咲く木ノ花のように、あなたが愛しい

静かな問いかけにせせらぐ若葉や川面のように、あなたが愛しい

暑すぎた夏を笑う木漏れ日の声

雷が鳴って、雨が降り出 ....
また、この季節がきたよ
ながかったねぇ
ぼくたち
 
華やいで
きみ 
咲いているよ 

あの花は 
すべてを忘れろっていうように 
咲いて、風に流れているんだ 

 ....
あなたは

からできていた

あなたのことば
髪の毛も
どこまでも
あなたは詩で

豊かなるリフレイン
反復
倒置法

波のように繰り返す

反射する
重ねた
手鏡 ....
虹を発見したら
「きれいだねきれいだね」
と騒ぐ君が嫌い

お願いだから
黙って見させてよ


君がバナナをくれたけど
「おいしいねおいしいね」
と言いながら
食べなけ ....
この空のどこかに
きみはいるのだから
僕は丘の上で腕を広げて
知らない鳥と
知らない言葉で語り合う

木にとまったまま
じっとして
少し考えてから
小さくはばたきして
それはゼス ....
春なのに
鈴虫が鳴いてるようだった
古くて白い建物の
裏の方から聞こえてるようだった

この庭で
子供たちとよく遊んだものだ
木がひとりごとを言って
泣いてるようだった

帰り ....
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー



おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから



祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
 ....
「On your mark」

隠しておいた二枚目の舌も きみに引っこ抜かれちゃったから
だから
寡黙なランナーに なれるよやっと
沿道の声援に もう お調子者の返事はしない できない
整 ....
「せんせいのては やさしいかたちしてるね」

いきなり言われたので
僕は自分の手をじっと見た
どうみても普通の手だ

「どういうところがやさしいの?」

血管がういて筋張っているし ....
(君が生きていた、ことの波紋。
 たとえばこういうところに。)

地層を指をさして先生が言った。1万年後に。
日の昇る六時前七階のベランダ僕の六本木になる
幸せな世界の終わりの星間物質の爆発を夢見ながらスキップして手を広げる
ここから落ちればトリプルアクセルできるから
ここは僕の
日の昇る六時前七階の ....
彼女は受けて入れて
くれる、運ばれて
いく
わたしたちの、
むかっていく先に夜が
ある

開いてしまっていることが
まず、きみに
時間を
与えている、そのことを
すべての ....
俺は男だ
いちごポッキーが大好きだ
何かおかしいか? 俺は胸を張って言うぞ
俺はいちごポッキーが大好きだ〜!!
おい男たちよ 大人の男たちよ
本当に男らしくありたいのなら 男の中の男になりた ....
http://www.youtube.com/v/Sp2dnH5z4ew&hl=ja

海辺の
風の
吹き寄せる
部屋の窓を開け放って
泣きながら眠った君の
赤い頬に
唇に
愛の終わ ....
虹のようなところに
キャベツが生えている

抽選でもれなく
誰でも食べることができた

今日はマリーという人が
当選した

まだ生まれたばかりだった
穏やかな日々というものがある

一日一日に
棘があり沼地があるのは
ほんとうは知っている
ひとびとは
うまく避けながら果実を探して
今日の美食を味わう

それでも僕は
虹の掛か ....
桜舞う水底に佇む魚
たゆたうひとひらを
尾鰭で弾く

開ききった瞳孔で
仰ぐ空は
こみあげる白一色

こぽり、泡が漏れる
どこからか
漏れ続けている

ゆるい水流にもたれれば
 ....
山の上から若い霧が
街におりてくる
(それは若さ特有のかたまりとなって)
涙、汗、いや、
朝露
歩道橋の手すりは濡れて、
神社の境内のベンチも、通勤前の車も
新鮮さそのものとなって
工 ....
口許から思わずこぼれそうになった思い出を飲み込む
誰も拾ってくれないから
こぼれてしまったらいなくなってしまうような気がして
いなくなってしまうような気がして
あわてて飲み込んだら
なん ....
まもなく夕焼けが訪れる
傾く陽射しが街を玉子色に染めると
空の木々の道路の色が深くなって
陰影を纏いながら豊かに発色するのだ

 図書館で見かけた風景学の本が気になって
 娘のミュージカル ....
ぬるめの春が小田急線に乗って列島を劈く
彼女は大手企業で既に泣きを見ているようだ
引っ越したばかりの十四階の窓から
見える桜は咲いているかのように笑う
そして僕は山積みにされたかき氷に
白い ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春はワンピースを着て- 森さかな自由詩408-4-10
- aidanico自由詩608-4-10
My_energy- Lucy.M.千 ...自由詩208-4-10
致死量の涙- 小川 葉自由詩4*08-4-10
裸足の夢をみる- 因子自由詩3*08-4-9
「シーラカンスは胎生なんだ」- ベンジャ ...自由詩7*08-4-9
ソメイヨシノが咲かなくなる春- 北大路京 ...自由詩21*08-4-8
聞こえるのは- 小原あき自由詩15*08-4-8
さくらのきのした- かのこ自由詩208-4-8
Mother,_Nature,_Sun- rabbitfighte ...自由詩11*08-4-8
ひより- わら自由詩26*08-4-7
リフレイン- umineko自由詩10*08-4-6
類人猿より少しだけ不幸な人類- RT自由詩4*08-4-6
ゼスチャー- 小川 葉自由詩408-4-6
壊さない人- 小川 葉自由詩3*08-4-5
思春季- 本木はじ ...短歌2208-4-5
スターターピストル- 餅月兎自由詩408-4-5
「やさしいかたち」- ベンジャ ...自由詩27*08-4-5
_- 渡邉建志自由詩208-4-5
_- 渡邉建志自由詩3*08-4-5
trans-night- こもん自由詩408-4-4
男なら- 新守山ダ ...自由詩708-4-4
動画_♪海の家- A-29自由詩4*08-4-4
キャベツのしくみ- 小川 葉自由詩908-4-4
陽光- 乱太郎自由詩26*08-4-3
魚眼- 佐野権太自由詩12*08-4-3
桜/to_the_sea- プテラノ ...自由詩108-4-3
「こんな日はくまちゃんに会いたいのに。」- rabbitfighte ...自由詩10*08-4-3
玉子色に光る街/風景学の本を借りて- kauz ...自由詩4*08-4-3
スプリング・ロール- ピッピ自由詩108-4-2

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