石段かけ登り大人になれないような予感 おみ足で、探る新鮮な立ち位置
なまあ詩人の

なは、縄張りしらず
まは、マイペース
あは、明るい挨拶あはあはあは
しずかに咲いてる朝の散歩の

すみれの花
仕上がった作品を手にとり
出来栄えを確認する
(……駄作だ)
地面に叩きつける
が 割れない
金槌で叩いてみる
が やはり割れない
もしやと思い豆腐の角にぶつけてみる
が そういう問題 ....
{画像=140531162934.jpg}



時間は無いと考えている?

でも時間はいっぱいあるのだ

日頃の所作の大半は無駄な時間潰しで
大事なものは何も無いのだ
マネキンが ....
乗り物酔いの耳にバスガイドの唄 裏から表までの30メートルに世界があった


国道1号線を命かけて 一目散に横切るのだ


安楽の幅2メートルは ユートピアへの出入り口


たった20センチメートル背中の側をかすめ ....
この世とあの世を隔てる川
その川の向こうには案内所があって
そこには一台のはかりが置かれている

川を渡ってきた人は誰もが素裸で口もきけないから 
一人ずつ網羅に手をひかれてそのはかりにのる ....
ほんにおおきに すまんかったね
お茶が入りましたけ どうぞここにすわらんね

建具の調整を終えたボクにオババは座布団を勧めた
どうぞ
差し出されたのは先程まで仏壇にお供えしていたおはぎである ....
あなたが 土産にと 
持って帰った りんご餅

弁当箱に 忍ばせて
お隣さんは かき餅サン

3連休が 終わる頃
明日の弁当 作りましょうと

包みを開いて 気が付いた
あ ....
沸騰させた水が
マグカップの中で
常温を目指している

まだ
ひりつく
くちびるに
おそらくとても
優しく
同化していくことだろう

情熱だとか
とがりだとか
叫びだとか
 ....
豆飯やナンシー関のゴム版画 京都の疲れで睡魔と戦いながらキプロス戦を家で見た
本田は何かどうなんだろうか
遅い
長友はキレがあったな
嫁さんと試合結果をかけようとしたらお互い3-0で日本だったのでやめた

夜、
嫁 ....
土を穿つ夜の影
かたちにかたちを閉ざす影
底の見えない
水のような影


径をふちどる暗い静脈
聞こえないものを包みながら
風から風を奪いながら
ゆらゆらとゆらゆ ....
白い建物 白い迷路
扉も天井もない部屋で
頻繁に行われる白い取引



誰も出口を
知りたがらない
日本の法律は「ざる」ですねとある国の方に言われる
その国の方は続けてこう言う
我が国ではやってならないことは法律上明確です
日本のように曖昧ではありません

確かに日本の法律は事実「ざる」だ ....
包丁を、ざっくり押しこんで
西瓜を割る。

無数の黒い種達は
それぞれの姿勢で
つややかに埋まっている。

――どうせぺっぺと吐き棄てられて
  土から芽を出すのでもなかろうに

 ....
細長く林檎の皮剥いて食べない 愛犬とおそろいにしたパナマ帽 それで、
雪が降ると。
山口の人は、はしゃぐ。
福井の人は、溜息をつく。
福島の人は、目を細めて。なにか、思い出すように。

―3月10日。昼過ぎにホテルのロビーで新聞を読んだが。いっこう ....
ソルジェニーツィンって知ってるか?
俺の弟子だった奴だよ
お金払って悪口いわれている 車窓から見える
取り残された小さな雨雲
遙か上空には羊雲
下から覗き込みながら
西へ西へと私の視点が移動すると
小さな雨雲は立体的に体を見せながら恥じらう
そして雨を降らす間もなく
すぐ ....
塔を建てようというのが誰の発案であるのか不明である。
しかし、建設が始まると人々は、何の疑念もなく塔の建設に熱中した。
全ては塔の建設のため。そこには身分も貧富の差もなかった。
 はじめに塔を建 ....
ボブ・ディランの生まれ変わりが3人いてまだボブ・ディラン本人は生きている よそへいくための服は
襟のレエスがまぶしくて
びろうどのスカートが重くて
ぴったりしずぎてきゅうくつで
母さんが
帰宅するやいなや
着替えさせてくれるとき
ほっとして
わたしは
すこ ....
{画像=140526015311.jpg}



サラリーマンとして
骨を埋めるところを探していた
降り積もった雪の中から
首を出す古木のように
少しの隙間を残して
雪に埋まり
冷 ....
 
あたいは泣かない

全身全霊をもって感情を押し殺す

空が泣くまで、ぜったい泣いてやらない



 
コーヒーカップを持ち上げただけで走る衝撃
要はこんな時にも陰で働いていたのか?

くしゃみでもしようものなら
まるで電気ショック
要は体中に回線を這わせて
あらゆる身体活動を統率していたの ....
億年の
静かな回廊に光が満ちる

瞬間を孕んだ風が吹き渡る緑野
なにか山巓を降りてくるものを待つ

待つあいだにも自分の意志とか
わからないものに軽く触っている

風化した海図では
 ....
天国は本当にありますか
目の見えぬ老婆はヘルパーの若い男に尋ねる
男は笑顔で適当に相槌をうつ

地獄は本当にありますか
末期ガンの老人絞り出す様な声はドクターに届く
ドクターは聞こえな ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
石段かけ登り大人になれないような予感- 北大路京 ...自由詩514-6-2
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乗り物酔いの耳にバスガイドの唄- 北大路京 ...自由詩1114-5-31
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ノート(51Y.5・27)- 木立 悟自由詩214-5-28
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西瓜の種- 服部 剛自由詩714-5-28
細長く林檎の皮剥いて食べない- 北大路京 ...自由詩5+14-5-28
愛犬とおそろいにしたパナマ帽- 北大路京 ...俳句214-5-28
しおくみざか- れつら自由詩6*14-5-28
写真を見てひとことvol.39- 花形新次携帯写真+ ...214-5-27
お金払って悪口いわれている- 北大路京 ...自由詩614-5-27
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塔の寓話- ……とあ ...散文(批評 ...7*14-5-26
ボブ・ディランの生まれ変わりが3人いてまだボブ・ディラン本人 ...- 北大路京 ...自由詩11*14-5-26
よそいき- そらの珊 ...自由詩22*14-5-26
雪に埋れた古木のように- beebee自由詩21*14-5-26
泣かない- 殿上 童自由詩15*14-5-25
私の要- 夏美かを ...自由詩32*14-5-25
億年の- 梅昆布茶自由詩16*14-5-25
_弥勒はまだか- アンドリ ...自由詩314-5-25

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