しゃぼん玉をつくる作法をだれもが
忘れてしまった時代
みずうみにうかぶ
背泳者と油分の分離されない光景が幾日もつづいていて
土手から飽きもせず眺めている人に
私は丁寧に包装した小石を ....
 
 
川沿いを歩くと
ピクニックによく似ていた
共通の友達がいてよかった、
と話す

命のものと
そうでないものに
毎日は囲まれて
離れていくものにもきっと
誰かが名前をつけて ....
ロディアのノートに火をつけて、
火をつけて、
火をつけて、
火がつかない夜は
僕の小指を噛んで食んで一緒に濁流に行こう


「百億個の太陽を君と一緒に抱きしめた。」
「百億個の太陽 ....
埃っぽい倉庫街の一角
赤煉瓦造りの古風な倉庫
その中で熱心に壁の穴を覗く者
それは老人だった
グレーの草臥れたジャケットを着た
老人だった
櫛の通っていない白髪の
老人だった

老人 ....
若手漫画家の登竜門としてCOM並びにガロはぼくらの教科書だった。

その女流の中でも異彩を放っていたのがこのやまだ紫氏と岡田史子氏だったと記憶する。

やまだ紫さんはもともと詩人だった ....
駅前の連絡通路では南米のバンドが花祭りを歌いながら民族楽器

ケーナとかを売っている

大宮は今日もサンセットFMNAC5でグルーブする街並みは

ソフマップのあるアルシェビルから発信され ....
 
混沌とした水が透けるとき

言葉を釣り上げる喜びといったら


あぁ、まだ詩をやめられそうにないよ



 
 
 
吐き出した言葉が
気泡になって
無人のブランコを揺らす
 
目を瞑ると
魚たちが
瞼を触りにやってくる
 
部品を捨てながら
自転車は走る
ただ一つの
点になるために ....
体力なくて三途の川渡れないでいる 日替わらないランチ 花曇集中力が続かない 口溶けしないチョコレートが

不思議だ


口から 5ミリ四方の

サイコロ状を

舌で押し出すように手のひらに

転がしてみる


やはりチョコレート色のチョコ ....
小さな ゼニゴケが 人気なのだと 言う
ゼニガタでは ございません ことよ

天婦羅の 美味しいお店が 
有るんだってサ

ちょっと お高いから
お高く止まった バイトの姉ちゃんが

 ....
  傘が二つ並ぶ
  遠く電車の走っていく
  鐘の鳴るように何度も息を吐く
  夜を追跡する まぶたを閉じる
  ライオンが花の匂いを嗅ぐ食べる
  美術館で尾形光琳の下絵に出合う ....
寝ない子がくまちゃんを寝かしつけている 夜の空気を攪拌しているといつの間にか故郷
の畦道を歩いている。圧倒的な闇と降りしき
る星空が僕を包んでいる。この故郷は何処だ
。東京で生まれ埼玉で育ったけれどこんな闇
もこんな星空も知らない。 ....
近所の定食屋がなくなっていた
火曜日に定休日で水曜日につぶれていた

またひとつ思い出のストックを増やして
カウンター席からの、
大きめなテレビがあった風景をかりかりと刻み始める

いつ ....
大器超晩成

生活超窮乏

人生有為転変

太極拳でもやるか

幾星霜艱難辛苦

大言壮語後の祭り

秩父の夜祭は冬だ

行田の火祭りはこれから

北本の菜の花祭 ....
貴方は 誰ですか

きのこですか
かのこですか

傘の お化けが 返事する
からん からん

氷なのか 鼻緒の途切れた
ミイちゃんの 下駄なのか

もっと 可愛らしい 言い方 ....
ゆうきくんと
ゆうちゃん

だから

もし将来結婚して
子どもが生まれたら

「ゆう」のつく名前をつけてあげたいな

男の子ならゆうきくんの「悠」
女の子ならゆうちゃ ....
さくらなんて嫌いだ

あんな群れてるやつら嫌いだ

たとえ一人になったって

さくらみたいなことはしない


一人のさみしさを

狼みたいに乗り越えてやる

つぎはぎだらけの ....
――再び発つ、と書いて「再発」という―― 

    * 

「人間はふたたび起きあがるようにできているのさ」 
いつも眼帯をしてる{ルビ達磨=だるま}診療所のヤブ医者は 
片っぽうの目で ....
春の日の午後
かわいた洗濯もの
藍いろのセーターを抱きしめたとき
はっとした。

ぼくの、鼻腔のおく、ちくちくとはじける火花
目のおく、熱がひろがる。
あなたの肩の、匂いがしたものだから ....
キラキラの 贈り物
素敵な輝きを 見せたいから
包むコト キラッタ

キラッとカガヤイタ ゴールドスター
蒼い星なんて 観たことないんだもの
飲み干せなくってよ
呑みこんで 見せてよ
 ....
 みずのうえを あるかないか

 あるかないか さくらのはなびら

 あるかないか おがわに あめんぼ

 あるかないか かわぞこに 波紋をゆらす


 ゆらさないか あかん ....
 
今夜もまた誰かの悲しみが裂けてしまった
梟の眼が光る孤独の森
冬の尖った爪が人の夢を引っ掻く

日が昇れば
何も聞こえなかったように
白い雪の舞い
光が冬の仮面となり舞踏会

 ....
中学時代休み時間に
座布団を手に巻いてボクシングの真似事をして遊んでいた

遊びとはいえけっこう幼い意地をかけて遊んでいたが
伊藤くんにはどうやっても勝てなかった

陸上部で細身で動体視力 ....
物語を
知っているだろうか



おしゃべりなオオカミは言う
優しいでも強いでもなく
ボクはいいオオカミになりたい
その口元には
羊の肉片がついている

夕方に起きだして
い ....
約束の上
汚い復興、羊の数をかぞえて。

積み重ねた崩れ落ちた
滲んだくらいのダイヤモンド

なかんづく相対死するほどの
黒い洋傘と英霊は時雨になった

憧れてた世界は現実的に生きて ....
ボタンがとれたシャツやズボンがある
もう何年もそのままほったらかし
衣替えの季節になると
そういえばといって結局ほったらかし

ただ今日はなんだかムズムズして
針に糸を通す
ボタンをつけ ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フェルミのみた泡は- mizu K自由詩513-4-8
毎日は- たもつ自由詩613-4-8
- 榊 慧自由詩413-4-8
壁の穴- ……とあ ...自由詩11*13-4-8
トリビュートやまだ紫____性悪猫- 梅昆布茶散文(批評 ...913-4-8
大宮サンセット- 梅昆布茶自由詩713-4-7
やめられそうにないよ- 殿上 童自由詩26*13-4-7
夕暮れは- たもつ自由詩1213-4-7
体力なくて三途の川渡れないでいる- 北大路京 ...自由詩8*13-4-7
日替わらないランチ- 北大路京 ...自由詩413-4-7
花曇集中力が続かない- 北大路京 ...俳句213-4-7
ミカン色のミカンなら- 芦沢 恵自由詩17*13-4-7
キュウリの輪切り- 藤鈴呼自由詩2*13-4-6
同じ事をなかなか二度とうまく出来ない- ヨルノテ ...自由詩513-4-6
寝ない子がくまちゃんを寝かしつけている- 北大路京 ...自由詩1813-4-6
(夜の空気を攪拌していると)- kauz ...自由詩4*13-4-5
猫の徒手空拳- カマキリ自由詩213-4-5
Oh!_感詩- 梅昆布茶自由詩713-4-5
きのこかかのこ- 藤鈴呼自由詩4*13-4-5
悠優亭- ジュリエ ...自由詩1*13-4-5
ぶっ倒れるまで- 吉岡ペペ ...自由詩813-4-4
達磨診療所_- 服部 剛自由詩8*13-4-4
藍いろのセーター- 凍湖(と ...自由詩413-4-4
キラッとのぴっと- 藤鈴呼自由詩1*13-4-4
あるかないか- るるりら自由詩21*13-4-3
冬の爪痕- 乱太郎自由詩23*13-4-3
ボクサー- 梅昆布茶自由詩1113-4-3
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法- 村上 和自由詩313-4-2
雪降る音は遠い- 榊 慧自由詩313-4-2
ボタンをつける- 灰泥軽茶自由詩15*13-4-2

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