「花見、くる?」日取りが決まってから、もう一度きかれるだろう。 そのときに「行きたいけど、人が多いのが苦手で、どうしようか迷っている」と、正直に言おうか、迷っている。 「そんなのあなたが勝手に決めれば .... 奇跡が起こる瞬間を描いて

苦しい毎日を過ごしていたのに

一番の奇跡は

母と娘たちが引き起こしていた。

数年と言われていた父の寿命は

2倍の10年目を数えた後

一つの ....
大きな一呼吸

(ピーッ・ピーッ)と鳴る心拍数

閉じたままの瞳

左回りの一針が

小さな不安を呼び起こす。

(高い鼻・長いまつげ・尖ったあご)

顔立ちが美しいと

 ....
桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。

今年も桜の木の下で
散りゆく花弁ひらひらと

桜並木の真ん中を
足早にすぎる風一陣

見上げる花は真っ盛り
目も眩むばかりの ....
 
つぼみの中で育まれ

花びらが連れてくる

それが春、出会いの春



 
想像する明日
ひいさまのおはじきがいつまでたってもあたらない明日か
やっと来る
おひさま

昨日言われたひどいこと
まだ生きてられる
強いんじゃないが
ただ
まだ
ぷつんと切れて  ....
起きてから息をした

水面をくぐる鳥たちに似合う
きれいな羽を編んでいる最中だった 

きっと君はもう随分前に
仕上げてしまって
春の水音の中へ
飛び立っていったのだと思う

あた ....
 
あなたがわたしの中から消えてくれない

きっと、愛の言葉より 後悔が多かったから

きっと、愛の言葉より 口づけが多かったから



 
私の父は、明という字に彦と書いて「明彦(あきひこ)。」という名前だった。
小学生の頃国語の授業にて、名前の由来の話になった。
当時クラスには、「彦」という名前を持つ男の子が2・3人いた。

昔 ....
星になったお父さん。
緑色に染まった大腿骨
熱が残る銀の台。

星になったお父さん。
布団の上に置かれた守り刀
それを手に取り
喉元へ突き立てる。

白く覆われた空が
泣くのを見ら ....
顔を上げると、あなたは笑っていて

私を見つめる瞳は、逸らされることも無く

固定されている。

「ただいま/行ってきます。」といっても

自分の声だけが響いて

あなたはただ
 ....
 
夢のあなたは当時のままで

あたふたするわたしも当時のままで

目が覚めると、ごめんと言えなかったことだけが当時のまま



 
長く 永く
とろみをつけて

伸ばした粘土を
年月かけて

こねくり廻す
引き延ばす

唯一の 結論

決断も出て いないのに
良くも こんなに 伸びたものだと
茶化 ....
今朝
起きてから
また寝た

見せびらかす為に

夢の中ではいつも
踊っている

写真集で見たことのある
風景がさざめきあって重なっていく

のぼっていく日の光りの中で
僕は ....
余白のたっぷりある
読み物は心が和む

白い部分は
単なる余りではなく

空想だったり
誰かの想いだったり
空(そら)だったり

色んなものを
入れ替えられるから

あくせく ....
漢字の書き取りをしながら息子が大粒のなみだをぽろぽろとこぼしている
耳という字を書いていた
どうしたんだ?と聞いたが俺には言わないらしい
その後スマブラをしたんだけど俺の勝ちがちょっと続いたら
 ....
空を翔る 白い翼
不死鳥の如く 聳える
青い空 高い浪だけに
この建物は 桃色に 彩られた

ネーミングが微妙よねって
君が 茶化す
未だ 茶柱も 立っていない内から
冗談は  ....
詩作をするときのお供、今回は音です。

詩作のお供にBGMを流す方もいらっしゃると思います。
わたしはというとダメです。聴いてしまって集中できません。

そこで今回ご紹介するのは「Noisl ....
むしゃくしゃくしゅん
気持ちのスイッチパチンと
切り替えられたらいいのにな
どうでもいいことが
どうにもよくないからよくないね

むしゃくしゃくしゅん
花粉の前触れか
誰かが噂している ....
対向車を運転する老婦人が
お辞儀をして直進していった

交差点で
右折待ちのわたしに
丁寧にお辞儀をしてくださった

法律上
直進が優先されるのだから
お辞儀など必要ない
 ....
雪囲いの頃 見定めた町は
軽く 幻想的だ

いつもは 主役を重ねられない 竹藪が
尚 一層と 積もる頃

願いも 降り注ぐ
想い たけなわ
竹と縄を 手繰り寄せたら 叶うかな
 ....
どしゃぶりの雨の中
透けたシャツの後ろ姿のまま
途方に暮れた君が、突ったっている

僕は時空を越えて未来から訪れた
透明人間の旅人だから
声をかけることすらできないけれど
誰よりも親しめ ....
遠い旅路に目を凝らせば
吹雪の風によろめきながらも
なんとか歩いている奴の姿が
幻のようにぼやけて、見える。

(ああ、あれは幼い頃のよちよちの、
思春期の頃のぼろぼろの、年老いた
日々 ....
空から雫が降ってくる
そんな日がすきだ
同じものがからだのなかにある

こわれた玩具の痛みをしらない街に棲む
風に翻って反転する記憶の陰翳を編む

この電話も壊れてるんだ
だから意味を ....
コンパスは嫌いだ
三角定規も嫌いだ
三〇センチの定規も嫌いだ

でも
雲形定規はどう使うの?
何故四角定規はないの?

何かを描くために必要なものか?
とくと教えて欲しい


 ....
昨日から降り続いた雪は根雪となった
近くの川は冷たく骸のように流れている
どこかで枯れた木の枝が
石と石の間で水流にもまれ
とどまっている
流木の体の中までしみこんだ水気が
さらに流木を冷 ....
あたしはすごく疲れてしまって
家までたどり着けるのかひそかに心配で
空気はきんきんに冷えていて
闇を泳ぐようにふらふら歩けば
月が煌々と夜空を照らしているんだった
なのに街灯の明かりの下で ....
春になったら握り飯をもって山に行こう
ほつほつと出狂う山菜たちの
メロディーを聴きに
ポケットの中には手帳と鉛筆をねじ込んで
いただきに立てば、ほら
風が眠りから覚めて
息吹を開始する
 ....
黒人も白人も同じジャケット 中指がスマートフォンの画面こすっても音なんかでない
たぶんそれが重星だったらチキチキって音がする
近づきすぎたらキチキチキチってのに取って変わるから
ラーメンがのびる前にそこの箸取ってよお願い
 ....
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
乾杯の音頭- nemaru自由詩1*15-3-30
軌跡の後。- 梓ゆい自由詩315-3-30
脈。- 梓ゆい自由詩215-3-30
桜並木の下で- ……とあ ...自由詩6*15-3-30
- 殿上 童自由詩9*15-3-30
ひいさま- nemaru自由詩2*15-3-29
すぷりんぐ- またたび ...自由詩3*15-3-28
消えてくれない- 殿上 童自由詩13*15-3-23
名前一つの尊敬。- 梓ゆい散文(批評 ...115-3-16
星になったお父さん。- 梓ゆい自由詩415-3-16
笑顔。- 梓ゆい自由詩215-3-16
目が覚めると- 殿上 童自由詩19*15-3-16
カタクリの抵抗- 藤鈴呼自由詩4*15-2-25
そりゅーしょん- またたび ...自由詩115-2-25
余白- 森の猫自由詩13*15-2-23
死にたいと言うな_助けてといえ- 馬野ミキ自由詩27+15-2-18
ルート8_日本海から山までの軌跡- 藤鈴呼自由詩2*15-2-18
詩作をするときのお供3- 殿上 童おすすめリ ...5*15-2-18
気持ちのスイッチ- 灰泥軽茶自由詩615-2-17
優先- 千波 一 ...自由詩615-2-17
ぷるるんソング- 藤鈴呼自由詩3*15-2-14
透明人間の声援(エール)__- 服部 剛自由詩714-12-24
笛の音__- 服部 剛自由詩314-12-23
モノローグ- 梅昆布茶自由詩1114-12-16
出会い- ……とあ ...自由詩11*14-12-6
流木- 山人自由詩6*14-12-6
冬が来た- Lucy自由詩16*14-12-5
詩人四態- 山人自由詩5+*14-12-4
黒人も白人も同じジャケット- 北大路京 ...俳句114-12-4
重星のこすれる音/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*14-12-3

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