友達と一緒に山登り
近所にある登りやすい山

山登りに慣れてくると
高い山に挑戦したくなる
精神的にも強くなる

山それぞれに輝く個性がある

次はどの山に登ろうか
旅行雑誌を捲り ....
口下手で悩んでいた、僕は 
ある日突然、目の前にいる人が 
?の文字を秘めている 
黒い人影に視えてきた 

その人の瞳の奥にある  
不思議を求め 
些細な一つの質問で 
もしも、口 ....
名曲喫茶ライオンの店内は  
五十年前のコンサートが流れ 
ブラームスの魂が 
地鳴りを立てた、後の{ルビ静寂=しじま}に―― 

(ごほ…ごほ…) 

無名の人の、{ルビ堪=こら}え切 ....
土星ではハンサムな顔ですよ れんちゃんは犬なのに
お手もできない

ある日
このぼくにできることを数えてみた
あれと、
これと、
それに、
三日数えても尽きなかった
それで
ふと、気づいて
そうだ
ぼくに ....
空を見上げる
街に並ぶビルディングの上から
きいろい四角い看板たちが
見下ろしてくる
見上げている僕は憂鬱で

あの中に
住むことを考えてみる


  □


今日も地上の人 ....
自分の意思で出ていくのだから
淋しさなんて
感じない

懐かしさなんて
かみしめている余裕はない

感傷に浸るかわりに
明日の夢を必死に数える

幸せになるため
一歩前へ進むため ....
弘法の池の隅にある 
小さい洞窟の中に 
水に身を浸し、両手を合わせる 
弘法大師が立っていた 

揺らめく水面に映る 
弘法大師は目鼻の無い顔で 
鏡の世界から
こちらを視ていた 
 ....
ヘビ花火空に打ち上げ龍となりゴロゴロと啼きピカピカ光る スマホ持ち「若い人らの仲間入り」同級生に自慢する父 お洒落な 満月なんて要らない
雨が降りそうだし ブルームーンなんて お洒落な言葉は要らない 
青い満月をみたら 幸せになれるなんていう 言葉は要らない
要らない言葉は 小鳥にしか読めないほ ....
しぶきをかけぬける
ふくらはぎの
まあるい
着水点

夏の鼓膜に
そっと
折りかさなる
六月の
ふやけた骨格を
並べかえる

君は
雨だれに
擬態したまま
あじさいの葉脈 ....
海の真ん中で言葉を捨てる また死んだ人のせいにしてしまった ねぇ?
なあに?

ゆめ を みたの
どんな?

とても キラキラした


ねぇ
なぁに?

ゆめ を みたいね
キラキラした


七色の風 吹く夜は
永く  ....
「水の中の六月」

錆びた鉄の味のする手摺を伝って
空っぽの水槽を満たそうとする早朝
浸水された浴槽の縁を滑らないよう歩く
生まれた時から水に溢れていた




「駆け落ち」

 ....
中庭の芝生の上に
プリーツスカートを
花のように拡げ
背筋を伸ばし、
聖書の言葉を引用する彼女は
修道女みたいで
美しく聡明なその先輩を
私は崇拝していた
(彼女は廃部が既に決定し ....
こどもとさんぽしてると
へんなところでそだってるよ
とおしえてくれる

おとなにみえないものが
みえるんだね

きになって
しかたがないんだね

おとなにみえないもの
それはみえないのではなく ....
妻の誕生日に
新車を買って帰ることにした
プレゼント用ですか
と聞かれたので
綺麗に包装してもらった

走り出して
一つ目の信号にも行かないうちに
タイヤの辺りから
包装 ....
壁にピンナップされた僕らの写真を見ている 時々締め付けられるように過去が蘇るのだが
時間の不可逆性は 僕の味方ではないようだ

一人静かに時を消費することにも慣れてしまった もちろん本意ではない ....
厚い雲は過ぎ去り
青い空が広がっている
それでも私は見えざる恐怖に
震えている
いつ訪れるか分からない暗い日に
死の一文字に飲み込まれそうになりながら
毛布にくるまり目をつむる
どこかに ....
心臓がダメになったら
代わりに
原子炉を埋め込んで
それを動力源にして
パワーアップ!
なんてのもイカスよね
口から放射能を
吐いたりしてさ
大東亜共栄圏目指して
大陸に送り込んでや ....
トラウマを数えていたら時間切れ マドンナの縦笛の穴今年竹 紙飛行機雨の中飛んでいる ぷらすちっくの小さな筒型の編み機には
五つの突起がついていて
人造絹糸を星のかたちに結わえたら
それが
りりあんの始まり

食べ散らかした夏蜜柑の皮
白黴の生えた白パン
蟻の住処は大洪 ....
わたしは ホスト
あなたの ホスト

優先座席を 設けておりますから
別の座席には 座らないで 下さいな

いつもの 時刻
リザーブされた 感情

打ち返す 会話の波
さざなみカク ....
  蜘蛛の足が
  多すぎるからと言って
  面白半分に引きちぎる子供

  休みの日が
  長すぎるからと言って
  魚を釣り上げたあと
  血まみれの口から
  針を引き抜く釣り人 ....
この声は誰にも届かないと この手は誰にも触れないと 極力理解することで自分を守ろうとした だが声は増幅して多数の人々へと届き 手にはいつの間にか無数の糸が絡まり 僕はそれを十分感じていたが それでもこ .... 自販機に嫌われたコインばかり集める
あおばさんのおすすめリスト(15345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
山登り- 夏川ゆう自由詩213-6-22
質問箱- 服部 剛自由詩613-6-21
ブラームスの海_- 服部 剛自由詩413-6-21
土星ではハンサムな顔ですよ- 北大路京 ...自由詩513-6-21
ぼくにできること- たま自由詩25*13-6-21
四角い空- 渡邉建志自由詩213-6-20
長年住み慣れた町を出ていく- Lucy自由詩11*13-6-20
弘法の池_- 服部 剛自由詩113-6-20
ヘビ花火空に打ち上げ龍となりゴロゴロと啼きピカピカ光る- 北大路京 ...短歌313-6-20
スマホ持ち「若い人らの仲間入り」同級生に自慢する父- 北大路京 ...短歌313-6-20
_お洒落な_言葉なんて要らない- るるりら自由詩12*13-6-20
海の六月- 佐東自由詩8*13-6-20
海の真ん中で言葉を捨てる- 北大路京 ...自由詩5+13-6-19
また死んだ人のせいにしてしまった- 北大路京 ...自由詩613-6-19
夢のオーロラ物語- 藤鈴呼自由詩3*13-6-19
六月の朝に寄せて- 佐東自由詩11*13-6-19
わたしが子羊だった時(詩人サークル「群青」6月の課題「慈」よ ...- Lucy自由詩21*13-6-18
へんなところでそだってる- 小川 葉携帯写真+ ...713-6-18
新車- たもつ自由詩1013-6-18
たった一人のこの部屋で- 梅昆布茶自由詩1913-6-18
暑い放射能- within自由詩4*13-6-18
原子力じいさん- 花形新次自由詩213-6-18
トラウマを数えていたら時間切れ- 北大路京 ...川柳513-6-18
マドンナの縦笛の穴今年竹- 北大路京 ...俳句213-6-18
紙飛行機雨の中飛んでいる- 北大路京 ...自由詩513-6-18
りりあん- そらの珊 ...自由詩21*13-6-18
わたしは_ホスト- 藤鈴呼自由詩2*13-6-18
生きろなんて、言えない- まーつん自由詩22*13-6-17
twitter- 葉leaf自由詩513-6-17
自販機に嫌われたコインばかり集める- 北大路京 ...自由詩813-6-17

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